歯茎の皮がむける!考えられる原因と対処法には何がある?

お口のトラブル 2019.09.01

口腔のトラブルと言えば口内炎や虫歯がありますが、歯茎の皮がむけてしまった経験のある方はいませんか?

放置しておけば治るものから、治療しなければ治らないものまで、症状と原因はさまざまです。

この記事では、歯茎の皮がむける原因として考えられるものと、その対処法をご説明していきます。

歯茎の皮がむける原因は何?

歯茎の皮がむける原因は様々考えられます。

まずは、日常生活で起こり得る原因についてご説明していきます。

女性の場合に多いのは、ホルモンバランスの異常です。

女性は、ホルモンのバランスや体調の変化によって、口腔内に歯周病が発症しやすくなります。

そのため、妊娠時や疲れが溜まって免疫力が低下している時などは、歯茎の皮がむけてしまうことがあるのです。

男性でもホルモンの影響によって皮がむける人がいますが、一般的に女性の方が多いといわれています。

その理由として、女性は男性よりも唾液の量が少なく、口腔内が酸性に傾くのを抑える働きが男性よりも弱いということがあげられます。

そのため、女性の口腔内の環境はその時の状況によって変化しやすいのです。

また、次に考えられるのは火傷や、刺激物を食べたことによる粘膜の損傷です。

多少の痛みが発生しますが、口腔内の粘膜は再生が早いので、火傷などの物理的な損傷は比較的早く治癒します。

特に対処しなくても自然に治っていきますが、火傷した部分を冷やすことも有効です。

歯茎の皮がむける病気がある!?

次に歯茎の皮がむける原因として考えられる病気をご紹介していきます。

・口腔扁平苔癬

あまり聞かない名前ですが、「こうくうへんぺいたいせん」と呼びます。

口腔内の粘膜に発生する、角化異常を伴う慢性炎症性疾患です。

口腔内の粘膜が白い網状の形状になったり、紅斑や潰瘍、びらんなどを形成することもあります。

まれではありますが水疱も発生します。

発症する部位としては、頬粘膜や歯肉、口唇、口底、口蓋、舌など口腔内全体ですが、好発部位は頬粘膜と歯肉です。

頬粘膜の両側など、多部位に発生することが多いです。

症状としては、口腔内の違和感や痛みが発生します。

しかし意外にも、全く症状がない場合もあるようです。

原因が現在の医学でははっきりとわかっていないので、治療法もまだ確立していません。

更に、一度治っても再発する可能性が高い難治性の病気なのです。

その為、口腔扁平苔癬の対策としては、予防と症状を悪化させないことが大事です。

具体的には、口腔内の衛生環境をしっかり管理することが基本となります。

まだまだある!歯茎の皮がむける病気!?

歯茎の皮がむける病気として考えられる病気はまだあります。

・口腔白板症

口腔内の粘膜表面に白色の病変を形成します。

白色病変だけでなく、紅斑やびらん、潰瘍なども形成することがあります。

口腔扁平苔癬と違って、自覚症状は現れないことが多いです。

その為、歯医者の診察で偶然発見される、ということも少なくありません。

口腔白板症も、残念ながら現在の医学では原因がはっきりとわかっていません。

しかし40代以降の男性に好発することがわかっています。

その理由として、男性が女性よりも喫煙をすることが多いということが考えられています。

よって、口内環境が大いに影響すると思われます。

口腔白板症は時間が経つほど癌化する可能性があり、更に口腔扁平苔癬と同様に再発する可能性が高いので、治療は外科的切除が一般的です。

口腔扁平苔癬と口腔白板症は一見見た目が似ているので鑑別が難しいと言われています。

鑑別の方法として、病理組織検査があります。

口腔白板症は癌化する可能性があるので、組織を調べれば鑑別できます。

歯茎の皮がむける病気は更にある!

歯茎の皮がむける病気で最も可能性が高いのは、歯肉炎です。

皮がむけることが特徴なので、歯肉炎の中でも「慢性剥離性歯肉炎」と呼ばれます。

歯茎の表面の皮が剥がれ落ち、その下の組織がむき出しになってしまいます。

歯茎だけでなく、頬粘膜など、口腔内全体にも発症することがあります。

初期のうちは痛みがなく無症状のことが多いですが、症状が進行していくと痛みが発生していきます。

重症化してしまうと、歯茎がただれてしまい、少しの刺激でも出血します。

ここまで進行していると激しい痛みを伴います。

慢性剥離性歯肉炎はこれらの症状が良くなったり悪化したりを繰り返し、完治することが難しい病気です。

その名の通り、慢性的に繰り返していくのです。

一般的な歯肉炎は、歯垢が蓄積されることにより歯茎に細菌が感染し炎症が起きることで発症しますが、慢性剥離性歯肉炎の場合ははっきりとした原因がわかっていません。

そのため治療法も確立していません。

しかし、生理不順や閉経後の女性に多いことから、ホルモンが関係しているともいわれています。

歯茎がはがれた!慢性剥離性歯肉炎になってしまったら?

口腔内が痛んだり、歯茎の皮がむけるといった症状が出てきた場合、慢性剥離性歯肉炎を疑いましょう。

その場合はどうしたら良いのでしょうか?

自己判断で対処せず、まずは病院に行って検査を受けましょう。

慢性的に症状を繰り返している場合、それは十分な診断材料になります。

また、病理組織検査を行うのも有効です。

治療は症状を進行させない為の対症療法が基本です。

歯垢をしっかりと除去し、口腔内の環境を清潔に保ちます。

痛みなどの症状がひどい場合は炎症を抑える為のステロイド剤等を使用することが多いです。

少しの刺激でも歯茎の皮がむけて出血しやすくなっているため、歯ブラシはブラシが柔らかい物を使用し、丁寧に優しく磨くようにしましょう。

しかしこれらの薬物療法は症状の軽快には有効ですが、病変そのものを治療する効果はありません。

また、一度発症してしまうと治ったように見えてもまた再発してしまう可能性が高いです。

その為、完治を目指すのなら、外科的切除術が有効とされています。

歯茎の皮がむけるようなことにならないために

歯茎の皮がむける病気を3つご紹介しました。

これらの病気は原因がはっきりとはわかっていませんが、ホルモンや自己免疫が関係しているという説もあります。

その為、日頃から健康管理をし、疲れを溜め込まないようにしていれば免疫力が低下することを防ぐことができるので、発症を予防できます。

喫煙を止めたり、睡眠をしっかりととるなど、生活習慣を見直すのも有効です。

すべての口腔内のトラブルにいえることは、口腔内を清潔に保つようにしなければいけないということです。

歯垢を蓄積しないように歯磨きはしっかり行いましょう。

歯を磨く際は、歯ブラシの毛先が歯に軽く触れる程度の強さで、数mmずつ移動させながら丁寧に磨いていきます。

普段の歯磨きでは充分に磨ききれていないこともあるので、歯間ブラシなどの補助的な道具も使用すると良いでしょう。

また、定期的に歯医者に検診に行くこともオススメします。

そこで口腔内のケアをすることで発症を未然に防ぐことができますし、万が一発症したとしても早期に発見でき、対処できます。

歯茎の皮がむけることは予防できる!

歯茎の皮がむける原因は様々あります。

普段からしっかりと歯を磨き、口腔内を清潔に保つことで、それらの発症は未然に予防することができます。

また、生活習慣も大いに影響するので、見直すことも必要です。

いつまでもご飯を美味しく食べられるように、歯茎の健康をこれからもっと意識していきましょう。

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