口腔内の乾燥とはもうお別れ!?ジェルで簡単保湿!

お口のトラブル 2019.07.30

口腔内が乾燥すると口臭や出血など、嫌なことが多いですよね。

その原因はストレスかもしれません。

今回の記事では、口腔内の乾燥の原因から保湿ジェルなどの物理的に乾燥を防ぐ方法、乾燥の原因解消法までご説明します。

口腔内が乾燥する原因

口腔内が乾燥する原因は、唾液の分泌量の減少や口呼吸によって口腔内の水分が奪われているためです。

その中でも唾液の分泌量減少の原因は、高齢化によるものや過度のストレス、シェーグレン症候群といった病気などが挙げられます。

シェーグレン症候群とは、唾液腺や涙腺などの分泌腺が委縮し、ドライアイやドライマウスを引き起こす免疫疾患です。

唾液の分泌量減少やシェーグレン症候群の原因としてもストレスが挙げられるので、生活習慣を見直してストレスをため込まないようにすることが重要になります。

ストレスを解消しても口腔内の乾燥が続くという方は、保湿ジェルを使う方法もあります。

では、なぜ人間はストレスを感じてしまうのか、また効率的なストレス解消法あるのか、後半で解説していきます。

次項では口腔内の乾燥を手っ取り早く解消するための保湿ジェルについてご説明します。

ジェルで口腔内を保湿

近年、口腔乾燥症の潜在的患者数は800万人以上と言われております。

ドライマウスになると、次のような症状を引き起こします。

・口腔内のべたつき

・舌の痛み、ひび割れ

・口臭

・水分の少ない食べ物を食べることができない

・食べ物を飲み込みにくい

・虫歯、歯周病になりやすくなる

唾液には抗菌効果があるので、分泌量が少なくなってしまうと口腔内だけでなく体内にウイルスが侵入しやすくなってしまい、体調を崩しやすくなる可能性が高いです。

重度の口腔乾燥症患者の場合、問題なく日常生活を送れるようになるまで唾液の分泌量を回復させることは困難なため、これらの症状を改善するには唾液の役割を果たすものが必要になってきます。

これまでの対処法としては、ガム、キャンディーによって唾液の分泌量を増やす、少量の飲水やサリベートと呼ばれる人口唾液によって口腔内の乾燥を防ぐというようなことをしていましたが、効果的ではありませんでした。

そこで開発されたのが保湿ジェルです。

今までのものとは異なりジェル状のため、保湿効果が持続しやすくなりました。

保湿ジェルの効果

2003年から2004年にかけて、36歳から78歳の唾液分泌量が低下している男女を対象に保湿ジェルにどれだけの効果があるのか、実験が行われました。

唾液分泌量の判断基準はガムテスト及び、サクソンテストです。

ガムテストでは、ガムを噛んでいる時に分泌される唾液を10分間採取し、10mL以下で唾液分泌量が低下しているとみなしています。

サクソンテストではガーゼを2分間噛み続け、噛む前と噛んだ後のガーゼの重量を計り2g以下の差ですと、唾液分泌量が低下しているとみなしています。

保湿ジェルは2週間の期間、毎食後と就寝前の4回、口腔内全体に適量をなじませます。

項目は以下のようになっております。

●自覚症状

・口腔乾燥感

・唾液粘稠感

・飲水切望感

・味覚異常

・食物摂取困難

●他覚症状

・口腔内乾燥

・口腔内発赤

・舌乳頭萎縮

・口腔内潰瘍亀裂

・口角炎

・歯や口腔内の汚染

自覚症状の項目に関しては、口腔内乾燥感や飲水切望感、味覚異常、食物摂取困難の改善が見受けられました。

保湿ジェルを使用しているため、唾液粘稠感のようなベタつきに対しては効果が薄いようです。

他覚症状の項目に関しては、口腔内乾燥や口腔内潰瘍亀裂、口角炎の改善が見受けられました。

保湿ジェルには唾液ほどの抗菌効果がありませんので、口腔内発赤、歯や口腔内の汚染に対しては効果が薄いようです。

口腔内の保湿グッズ

口腔内の保湿グッズにはジェル以外にも、スプレ-タイプやウォッシュタイプがあります。

それぞれのタイプによってメリットも異なりますので、用途によって使い分けましょう。

●スプレータイプ

持ち運びに便利で、口腔内の乾燥が気になった時にお手軽に使用できます。

夜に口腔内が乾燥するけど、水分を補給するとトイレに行きたくなってしまうという時にも活躍します。

●マウスウォッシュタイプ

口腔内を洗浄しながら水分を補給できるタイプで、うがいタイプや歯磨き粉タイプが存在します。

歯磨きとの併用で生活習慣に取り入れやすいです。

こららの使い分け方としては、日中に外出する時はスプレータイプを持ち歩いて、就寝前にはジェルタイプでしっかり保湿するといった具合です。

いかに生活習慣に取り入れて無理なく持続できるかが重要になります。

最初はお手軽なスプレータイプから始めるという手段もあります。

保湿ジェル以外の対策

口腔内の乾燥は60歳前後の比較的高年齢の方に多い症状です。

そこまで年齢を重ねていないのに口腔内が乾燥するという方は、ストレスが原因かもしれません。

そこで、保湿ジェルなどの道具を使わずに根本の原因を解消する方法をご説明します。

●ストレスについて

そもそも、ストレスとはなぜ存在するのでしょうか。

ストレスが溜まると、口腔内の悪影響はもちろんのこと、体全体に悪影響が及びます。

そんな体に害しかないストレスがどうしてかかるのか不思議に思ったことはありませんか?

その理由は、人間がまだ狩りをしていた大昔にあります。

例えば、お腹が空いたらコンビニやスーパーで食べ物が売っているわけではないので、マンモスなど、食べられる動物を狩るしかありません。

人間の何倍もの大きさの動物を仕留めるにはとても大きなエネルギーが必要になります。

しくじればマンモスに踏みつぶされて絶命するかもしれません。

気づいたら近くまでライオンが迫っているかもしれません。

そんな時に、のんびり過ごしていたなら間違いなく狩られますよね。

そういった自分の命の危機に迫った時にストレスが生まれます。

この状態が続いたら危険だと脳が全身に伝えるというわけです。

このストレスは大きなエネルギーになります。

そのため、逃げるか撃退するかといった選択肢が生まれます。

ストレスなく、のんびりゴロゴロするといった選択肢はありません。

このような理由があるため、ストレスは人間が生きるために必要不可欠というわけです。

ストレスを解消するには運動

ストレスは瞬発的に強いエネルギーを出力するために必要ですが、そのエネルギーを使わないままだと体に害が及びます。

現代では外敵から襲われるということは極めて少ないです。

テロや犯罪に巻き込まれた時ぐらいでしょう。

ストレスの原因と言えば、主に人間関係かと思います。

上司に怒られたり、嫌いな同僚と仕事をしなければいけなかったり…。

体を動かす仕事なら、ストレスという強いエネルギーを発散することができるかもしれませんが、デスクワークが多い仕事という方もいます。

そこで、ストレスを発散する方法として運動を取り入れる必要があります。

無理してジムでバリバリに筋肉を追い込む必要まではありませんが、散歩やランニング程度の運動を毎日続けるだけでもストレスの溜まり具合は変わります。

保湿ジェルなどを使うことで口腔内の乾燥を防ぐ以外にも、ストレス管理に気を付けましょう。

口腔内の乾燥を改善するには

口腔内の乾燥を改善する方法は大きく分けて2種類あります。

保湿ジェルなどで物理的に潤いを与える方法と、口腔内の乾燥の原因の一つであるストレスを解消する方法です。

あなたの症状に効果的な方法を選んで、口腔内乾燥を改善しましょう。

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