口腔ケアはスポンジブラシを使おう!使い捨てる理由とは?

お口のトラブル 2018.11.18

高齢者や、要介護者の人にとって口腔ケアはとても大切なことです。

口腔内の状態が悪くなると、咀嚼に問題が生じるだけでなく、栄養摂取にも大きな影響をもたらしてしまう可能性も少なくありません。

そこで今回は、口腔ケアに使う使い捨てのスポンジブラシについて、また、使用する際のポイントなども併せてお伝えしていきます。

口腔ケア用のスポンジブラシって何?

まず最初に口腔ケアに使用される「スポンジブラシ」は、どんなものなのかお話しします。

スポンジブラシの形状は、名前の通り、歯ブラシのブラシの部分がスポンジのようになったもので、基本的に使い捨てで使用されています。

また、製品によっても形状が異なります。

例えば、持ち手の部分がなく、直接指に付けて使用するというタイプなどがあります。

歯ブラシのように、ブラシで歯の汚れを掻き出して使用するのではなく、水でふやかしたりして口腔内の汚れをぬぐって取るように使います。

高齢者の口腔内の粘膜は若年者に比べ、乾燥してこわばっている傾向にあるとされており、普通の歯ブラシを使用すると、刺激が強く口腔内が傷付いてしまうケースもあるといいます。

ここまでのお話ですと、スポンジブラシは高齢者にのみ使用するというように捉えられますが、若年者でも体の不自由な人など幅広く使用されています。

使い捨てられる?!スポンジブラシの使い方

スポンジブラシは、介護施設・障がい者施設などでも多く使用されています。

他の人と使いまわすようなことはなく、1人に対して使い捨てられるので、衛生面から見ても安心ですね。

ここでは、持ち手の付いているタイプのスポンジブラシを使った口腔ケアの方法をお伝えしていきます。

1、スポンジを湿らせる

ぽたぽたと水が垂れてくるようであれば、誤飲を防ぐためにもティッシュやナプキンなどに、ある程度吸収させましょう。

2、スポンジブラシで、口腔内をゆっくりとしたペースで当てていく

口腔内が乾いていることがあるので、ふやかすようなイメージでおこないましょう。

3、口腔内が柔らかくなったら、汚れをふき取るようにする

スポンジはできるだけ奥から手前に、上から下へと使用しましょう。

4、舌や歯の裏の汚れもぬぐっていく

この方法を繰り返して、口腔内全ての汚れをぬぐい取ります。

また、2つのコップに水を入れて近くに置いておくようにしましょう。

コップを2つ用意する理由としては、「スポンジを湿らせる」「汚れたスポンジブラシを洗う」この2つでわけるためです。

使い捨てのスポンジの歯ブラシは洗えば再利用できる?

口腔ケアをおこなった後、「スポンジブラシを再利用しても大丈夫か」と気になる人もいるかもしれませんが、基本的にスポンジブラシは使い捨てです。

その理由は、スポンジの小さな穴の中に入り込んでしまった汚れや細菌を、すすいで洗い流すことはなかなか難しいからです。

しかも、口腔内にいる細菌は食べかすや汚れなどをエサとしているため、繁殖しやすい環境にあるといいます。

そのため、たくさん細菌が繁殖したスポンジブラシを捨てずに再利用してしまえば、掃除とはまったく逆の結果につながってしまうでしょう。

また、1本のスポンジブラシを他の人と共有して使用するのもよくありません。

必ず、スポンジブラシは使い分けるようにし、使用したスポンジブラシは必ず捨てるようにしましょう。

高齢者の口腔ケアをおこなう時のポイント

スポンジブラシの使い方や、使い捨てることの重要さがわかったところで、高齢者に口腔ケアをする際のポイントをいくつかお伝えしていきます。

●自力でできることはやってもらおう

介護でもいえることですが、高齢者の自立を促すためにサポートは最小限にし、できないところを手助けするようにしましょう。

そもそも、「歯を磨く」という動作自体が、手を動かすことからリハビリにもなるとされています。

持ち手の太い歯ブラシは、高齢者でも持ちやすいといわれているので、そういったものを選んでみるのもよいでしょう。

●できるだけ短い時間でおこなおう

乾燥している口腔内は、そうでない口腔内に比べて、口の中の違和感を覚えやすい傾向にあるといわれています。

そのため、できるだけ短時間で口腔ケアをすることが大切といえます。

●姿勢に気を付けよう

口腔ケアをしていると、唾液の分泌量が多くなります。

もしも顎が上がったような姿勢で口腔ケアをしていると、スポンジブラシに含まれている水や、分泌した唾液が肺に入ってしまい、むせてしまう可能性もあります。

顎をしっかり引いた姿勢か、寝たままであれば顔を横に向けた姿勢でおこなうとよいでしょう。

●口腔内のチェックをしよう

ケアをすることも大切なことですが、口腔内の状態をチェックすることも必要なことです。

歯の嚙み合わせをはじめとし、虫歯があるかどうか、歯茎や舌の状態のチェックを心がけることで、口腔内のトラブルの早期発見に繋がります。

スポンジブラシと保湿剤を一緒に使って念入りな口腔ケアを!

これまでのお話から、スポンジブラシは口腔内の掃除をするのに便利なものとお分かりいただけたでしょう。

また、掃除以外にも、スポンジブラシは口腔内の保湿剤を塗る際にも使われています。

保湿剤は乾燥している口腔内にうるおいを与えるもので、ドライマウスの改善にも役立てられているとされています。

また、口腔内が乾燥すると、唾液によって流されるはずの細菌が唾液の減少から流されることなく繁殖し、口臭や虫歯の原因にもなることがあります。

そのため、保湿剤とスポンジブラシは、高齢者のオーラルケアに取り入れていくとよいといえます。

保湿剤の使い方としては、手の甲などに保湿剤を1円玉程度の大きさ出します。

スポンジブラシに保湿剤をなじませるように付け、口腔内に塗るというものです。

保湿剤を使用するタイミングとしては、口腔ケアの前・口腔ケア後・就寝前などがよいでしょう。

最後に、オススメの使い捨てのスポンジブラシをご紹介をさせて頂きます。

オススメの使い捨てのスポンジブラシ

スポンジブラシが高齢者などの口腔内のケアに役立てられるということは、分かっていただけたところで、使い捨てのスポンジブラシはどのようなものがあるのか、オススメの商品をいくつかご紹介していきます。

●和光堂:オーラルプラス 口腔ケアスポンジ

持ち手の部分が紙ではなく、プラスチックでできているので、水分を含んでへたってしまうこともありません。

●松吉医科機器:ハミングッド

持ち手の部分はアイスの棒のような形状で、木でできています。

スポンジの表面が波状になっているので、汚れをぬぐいやすくなっています。

●カワモト:マウスピュア口腔ケアスポンジ

柄の長さが15cmととても長いので、ケア中でも噛まれることなく奥まで汚れをぬぐえます。

持ち手の材質が、紙のものとプラスチックのものの2種類あります。

高齢者や要介護者に気持ちよい口腔ケアをしよう

今回は、スポンジブラシについてお話ししました。

口腔内の粘膜は、歯よりも優しい力加減でケアをしなければなりません。

そんな時に役立つのがスポンジブラシでしょう。

口腔ケアの拒否に繋がることがないように、無理しておこなうことはしないようにし、高齢者のペースに合わせケアしていけたらよいですね。

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