バスタオルの臭いが消えた?!本当に熱湯だけで消えるの?

2019.07.10

臭いのついたバスタオルはいつもの洗濯では消えない場合があります。

家庭に重曹、クエン酸、衣類用漂白剤がない場合は、熱湯を使用してみましょう。

熱湯には臭いの原因となる雑菌を殺菌する効果が期待でき、臭いを消すことができます。

熱湯を使用するメリット、デメリットほか、注意点などについて解説します。

バスタオルの臭いを熱湯で消す方法

バスタオルを使うとき、ふと臭いが気になるときがありませんか。

生乾きのような、雑巾のような、なんだかイヤな臭いがして、使わずに洗濯機に入れてしまったことはありませんか。

毎日洗濯機で、洗濯用洗剤を使用して洗濯しているのにも関わらず、なぜか、臭いが気になるバスタオルがあります。

安かろう悪かろうではありませんが、安いバスタオルだから臭いがするのか、また、素材が悪いから臭いやすくなるのか。

こんな考えが頭をぐるぐると回ります。

イヤな臭いを手軽に消したいときは、熱湯につけこんでみましょう。

臭いを発している雑菌の繁殖を抑えるには、熱湯で死滅させる方法が効果的です。

熱湯は電気ポットのお湯を使っても、また、お鍋で沸かしたお湯でも問題ありません。

注意することは、お湯の温度です。

雑菌の繁殖を抑えられる温度は、50℃以上。

バケツなどにお湯をたっぷりと入れて、バスタオルを浸しましょう。

浸す時間は臭いが薄い場合は10~15分、きつい場合は20~30分。

バスタオルを取り出す際、やけどには十分にご注意ください。

バスタオルの臭いを熱湯で消す!デメリットはあるの?

こんなレビューを発見しました。

「バスタオルを熱湯につけこむことで臭いが消えたけど、バスタオルの生地がいたみ、吸水性が落ちたような気がするのですが、吸水性を戻すことはできないのですか?」

衣類の汚れを落ちやすくするためにぬるま湯で洗濯している人も少なくありませんが、ぬるま湯でも繊維がいたみ、ごわつくようになる場合があります。

そのごわつきを軽減するために柔軟剤を合わせて使用されていると思いますが、それではごわつきは解消されますが、吸水性は戻りません。

どのようにすれば、吸水性を戻すことができるのでしょうか。

方法は、適量以上の柔軟剤を使用しないことです。

柔軟剤は陽イオン系の界面活性剤が主成分となった製品が多く、静電気の発生を抑える作用のある成分が配合されています。

この成分のおかげで生地がコーティングされてふんわりと仕上がるのですが、実は、この作用が吸水性を落とす最大の原因です。

柔軟剤に適量が記載されていると思いますが、使用する際はその適量を守りましょう。

使い過ぎないことで、吸水性が低下していくことを食い止めることができます。

加齢臭の臭いは熱湯消毒で消える?

年齢を重ねていくと、気になってくるのが加齢臭です。

誰かに指摘され恥をかく前に対策を行っておこうと、下着や洋服、シャンプーなどに注意を払い、清潔な状態を心がけている男性も少なくありません。

ただ、加齢臭は下着、洋服だけでなく、お風呂上がりの身体を拭いたバスタオルにもその臭いがつく場合があり、「家族のバスタオルで、臭いのはパパのバスタオルだけ」なんて言葉を、可愛い我が子から浴びせられているお父さんもいるのではないでしょうか。

加齢臭のついたバスタオルは、熱湯につけこむことで臭いを消すことができます。

毎日熱湯につけこむ時間がないときは、まとめて熱湯消毒を行いましょう。

綺麗に掃除したバスタブに50℃以上のお湯を出し、つけこめるだけのお湯を入れます。

その後、消毒したいバスタオルを20~30分ほど浸すだけです。

加齢臭の場合、皮脂からの油分がバスタオルに多く付着しているかもしれませんので、浸す時間は「少し長めに」が基本です。

そして、いつものように洗濯します。

柔軟剤を使用する場合は、臭いゼロを謳った防臭効果の高いものをおすすめします。

猫のオシッコがバスタオルに?!臭いの消し方

家で飼っている猫がバスタオルにオシッコをして、洗濯しても消えずバスタオルを廃棄した。

こんな経験はありませんか。

猫を飼っている人はよくご存知だと思いますが、猫はタオル地のものが大好きです。

冬は毛布の上で、夏はバスタオルやタオルが置いてある場所をお気に入りの場所とします。

嗅覚が優れた猫たちは自分の臭いがついたものは自分のものだと思いこみ、度々、その場所を占領するという行動に出ます。

オシッコがついたバスタオルなら、尚更です。

猫がオシッコをしてしまったバスタオルは廃棄するしか方法はないのでしょうか。

買ったばかりのバスタオルであれば、「せっかく買ったのに…」と廃棄にためらいますよね。

そんなときは、熱湯でオシッコの臭いを消しましょう。

ただ、熱湯をかけて、つけこむだけでは臭いは消えません。

バスタオルの入るバケツに少々熱めのお湯をたっぷりと入れ、ビニール手袋を装着した手で揉み洗いを行います。

そのお湯を捨て、再びバケツにお湯を入れ、もう一度揉み洗いを行います。

一度、バケツからバスタオルを取り出し、バケツを洗います。

綺麗になったバケツにもう一度お湯を入れ、少量の漂白剤を加えて混ぜ、バスタオルを30~60分間浸しておきます。

洗濯機に入れて、いつものように洗濯すれば完了です。

この状態では、まだほかの衣類と一緒には洗わないように注意してください。

一度干して、臭いが無くなったことを確認してからにしましょう。

洗濯するとピンクに?!バスタオルの謎

なぜか、バスタオルを洗濯するたび、白いバスタオルが薄いピンク色に、薄い青色のバスタオルが薄い紫色に、と色が変化する場合があります。

なぜ、洗濯機で洗っているのにピンク色に染まってくるのでしょうか。

実は、このピンク色の正体は赤カビです。

カビといえば、真っ先に黒カビを思い浮かべますが、カビには赤カビと呼ばれるカビもあります。

お風呂場のパッキンや浴槽でピンク色のカビを見たことはありませんか。

それが、赤カビです。

赤カビがついたからといって、急いで廃棄することはありません。

黒カビ同様、熱湯と洗剤で、臭いとピンク色のカビをスッキリと落とすことができます。

洗濯方法は、まず50℃以上の熱湯をバケツに入れて、漂白剤を少量溶かします。

そのバケツにバスタオルを入れて1~2時間、つけ置きした後は、いつものように洗濯します。

ちなみに、漂白剤を選ぶ際は、赤カビの状態に合わせて選ぶことが基本です。

汚れがひどい場合は効果の高い塩素系を、気になる程度であれば、酵素系でも落とすことができます。

よりスッキリと落とせるのは塩素系になりますが、効果が高いということはバスタオルへのダメージが大きくなりますので、まずは酵素系で試してみることをおすすめします。

赤カビの原因は?予防する方法はあるの?

赤カビが発生するもっとも大きな原因は、水気です。

お風呂場や窓のパッキンに赤カビが発生しやすいのは、常時、水気があるからです。

お風呂場の赤カビはお風呂用洗剤で掃除すれば落とすことができますが、バスタオルに発生した赤カビは、いつもの洗濯にひと手間かけなければ落とせません。

赤カビを予防するには、原因となる水気から遠ざけることです。

お風呂上がりにバスタオルで身体、髪の水気を拭いた後、どうしていますか。

使用済のバスタオルはほとんどの人が、洗濯機に入れておくのではないでしょうか。

翌朝すぐ回せるようにと洗濯機に濡れたままのバスタオルなどを一晩入れておくのは、雑菌を繁殖させる環境をつくることになりかねません。

夜に洗濯する人は回した後、一晩入れずに風通しのよい場所に干しておきましょう。

部屋干しが難しい場合はすすぎの前の段階、いわゆる洗いが終わった後の洗濯物が水につかったままの状態で停止しておきましょう。

翌朝、再度、スイッチを入れ、すすぎから脱水までを行います。

面倒ですが、これで雑菌の繁殖を防ぐことができ、臭い、赤カビに悩むこともありません。

ちなみに、お風呂場に発生した赤カビを予防するにはお風呂用洗剤で掃除した後、熱湯をお風呂場全体にかけておくことで防ぐことができます。

バスタオルの臭い対策には熱湯がおすすめ

お風呂上がりに身体を拭くバスタオルは、身体についた水気、皮脂、汗などを拭くため、臭い、カビの原因となる雑菌が繁殖しやすくなります。

雑菌の繁殖を抑えるには、漂白剤、クエン酸、重曹などがありますが、もっとも手軽に殺菌できるのが熱湯です。

まずは50℃以上のお湯につけこみ、バスタオルの臭いをスッキリさせてみましょう。

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