指サック歯ブラシで赤ちゃんの歯磨き!注意したいことは?

歯ブラシ 2019.12.23
指サックのような形状の歯ブラシで赤ちゃんの歯を磨くときには、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか。 歯磨き嫌いにしないためには、親が子供の歯に関心を持って、根気強く慣れさせていくことが必要です。 指サックタイプの歯ブラシのメリットとデメリット、注意点などをお伝えします。

赤ちゃんから歯磨きの習慣を!指サックタイプの歯ブラシのメリット

乳歯が生えはじめたころから、赤ちゃんの口のまわりや口の中をさわって、口にさわられる感覚に慣れさせておくといいと言われています。

濡れたガーゼを指に巻いて優しく歯ぐきをなでたり、歯磨きシートなどで乳歯を拭いてあげる方も多いでしょう。

1歳くらいになったら、歯磨きの練習をはじめたいですね。

このころに指サックタイプの歯ブラシを選ぶと、指でさわられることに慣れている赤ちゃんは、スムーズに歯磨きさせてくれることがあります。

シリコン製で、「指サック式歯ブラシ」「指歯ブラシ」とも呼ばれていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

●のどを突いてしまう心配をしなくていい

細長い歯ブラシを使うと、赤ちゃんが予期せぬ動きをした際に、のどをついてしまうおそれがあります。

赤ちゃん用の歯ブラシにはストッパーがついていて、安全性に配慮している商品が多いですが、その中でも安心して使いやすいのが指サックタイプの歯ブラシです。

●マッサージもできる

歯ぐきのマッサージもできます。

歯ぐきに触れられることにも慣れさせておくと、念入りに仕上げ磨きできるようになるかもしれません。

●フニャフニャした感じが気に入る赤ちゃんも

ヘッドが小さくて硬い歯ブラシを嫌がる赤ちゃんでも、やわらかくて丸っこい指サックタイプなら磨かせてくれることもあるようです。

指サックタイプの歯ブラシのデメリットとは?オススメ商品

指サックタイプの歯ブラシには、デメリットもあります。

●指を噛まれるかもしれない

赤ちゃんは、口の中を触られる感覚を嫌がって噛むこともあります。

まだ歯が生えそろっていないとしても、指を噛まれると痛いです。

●使える時期は短い

指サックタイプだと毛が短いものが多いため、乳歯が生えそろうまでには、グリップのある歯ブラシに切り替える必要があるでしょう。

奥歯の溝が深くなり、歯と歯の隙間も狭くなれば、毛先が長い歯ブラシのほうが効果的です。

幼稚園や小学校で、指サックタイプの歯ブラシを使うことはまずありませんので、早いタイミングで歯ブラシの種類を切り替えることになるでしょう。

それでは、赤ちゃんに使える指サックタイプ歯ブラシをご紹介します。

〈エジソン:KJC エジソンママ (EDISONmama) シリコン指歯ブラシ〉

透明なシリコンでできていて、指サックの先端には高密度の毛先があります。

毛先といっても、細かくて短い突起があるという感じです。

この商品は、奥を磨くポイントブラシと、マッサージ感覚で使えるワイドブラシの2種類が入っています。

対象年齢は5ヵ月以上で、電子レンジ消毒・煮沸消毒・薬液消毒・紫外線消毒に対応しています。

指サックの奥まで指を入れなくても磨けるようです。

また、「無臭」というのもポイントです。

赤ちゃんのために歯ブラシは清潔に保とう

上記でご紹介した商品の他にも指サックタイプの歯ブラシはあります。

持ち運びに便利なケース付き、着脱しやすいように空気穴があるタイプなど、使いやすい工夫が見られる歯ブラシもあるようです。

こうした指サックタイプの歯ブラシを使うときに注意したいのは、歯ブラシを清潔に保つことです。

使ったら必ず水洗いし、容器に入れて保管するよりも、出して乾燥させておくほうがオススメです。

コップスタンドなどに差しておくといいかもしれません。

赤ちゃんの口の中に触れる外側の部分は、特に清潔に保ちましょう。

使用後はそのつど、きれいなハンカチやガーゼなどで拭いておいてもいいでしょう。

梅雨時や蒸し暑い季節には、こまめに消毒してください。

一般的に、歯ブラシを交換するタイミングは一ヶ月程度が望ましいと言われています。

指サックタイプの歯ブラシは比較的毛先が広がりにくいと思われますが、雑菌が繁殖することを考えて定期的に交換するようにしましょう。

また、赤ちゃんが間違えて飲み込んでしまうおそれがありますので、保管場所には注意してください。

大人用の指サックタイプ歯ブラシもある

実は、赤ちゃん用だけでなく大人用の指サックタイプ歯ブラシもあります。

例えばディープクリーンの「指で使う歯ブラシ」。

指で歯ぐきをマッサージすることもできて、歯ぐきが弱ってきたときに優しく磨ける商品です。

歯ぐきの感触を確かめながら磨けるので、何か変化があれば、すぐに気が付くことができるかもしれません。

他にも、折りたたんで携帯できる指サックタイプ歯ブラシも販売されています。

シリコン製ならやわらかく、とてもコンパクトに収納できますね。

舌磨きにも使えるタイプもあります。

ただし、歯の間などを磨くためには毛先が細長いタイプのほうがオススメです。

上記の指サックタイプ歯ブラシで磨いてもいいのですが、グリップとネックのある歯ブラシやデンタルフロスで、歯のケアをすることも大切です。

補助的な歯ブラシとして使うことをオススメします。

赤ちゃんの歯を守る歯ブラシを選ぼう

指サックタイプの歯ブラシ以外にも、少し変わったデザインの赤ちゃん用歯ブラシがあります。

赤ちゃんが自分で握って口の中に入れやすい、リング型の歯ブラシをご存知でしょうか。

ガラガラの持ち手がリング型になっていることも多いと思いますが、輪っかの持ち手は赤ちゃんにとって持ちやすいです。

グリップが長くないため、のどを突く心配もいりません。

また、指サックのような形ではないもので、歯がためのように使えるシリコン製歯ブラシもありますね。

カミカミするうちに汚れも少し落ちてくれます。

他には、「イオン歯ブラシ」というものもあります。

歯磨き粉を使用しなくても、イオンの力で汚れを分解する効果が期待できる歯ブラシです。

どのような歯ブラシを選ぶにせよ、下記の点に注意するようにしてください。

・やわらかい毛

毛が硬いものは、デリケートな赤ちゃんの歯ブラシとして適していません。

外出先で、硬い大人用の歯ブラシしかなければ、それで磨くよりは濡れたガーゼで拭き取るほうがいいでしょう。

「痛い」という記憶が残ると、歯磨きが苦手になるおそれがあります。

・密集した毛

毛が細かく密集した歯ブラシのほうが汚れを落とす力が高いです。

乳歯の成長に合わせて、歯垢を落としやすい歯ブラシにしていきましょう。

子供と歯ブラシを選ぼう!一人磨きと仕上げ磨き用の歯ブラシはチェンジ

赤ちゃんが成長し、指サックタイプの歯ブラシから卒業したいと思ったら、歯ブラシを子供と一緒に選んでみてください。

子供用の歯ブラシにはキャラクターがプリントされているものが多く、好きなキャラクターの歯ブラシを選ぶと、子供のモチベーションアップにつながるかもしれません。

特殊なデザインで磨きにくいものはオススメできませんが、子供に「自分で選んだ歯ブラシ」と、愛着を持ってもらうといいでしょう。

また、子供が自分で磨くための歯ブラシと、仕上げ磨き用の歯ブラシは変えたほうがいいです。

子供が握りやすいようにグリップが短くてぷっくらとしている歯ブラシは、大人にとっては使いにくいですよね。

仕上げ磨き用には、細かい部分まで磨けるような歯ブラシを選んでください。

小学校低学年くらいまでは、仕上げ磨きが続くかと思いますので、幼いころから丁寧な仕上げ磨きに慣れさせるようにしましょう。

子供のために歯ブラシを選ぼう

指サック歯ブラシを気に入る赤ちゃんもいますので、歯磨きに慣れさせるために使ってみてはいかがでしょうか。

成長とともに、適した歯ブラシに変えていく必要がありますが、やわらかくて刺激の低い指サック歯ブラシからはじめてもいいでしょう。

子供が嫌がらず、効果的に汚れを落とせる歯ブラシを選んでください。

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