歯磨き後に口を何回ゆすぐ?回数は少なめで良いってホント?

歯磨き 2019.12.24
「歯磨きの後、口をゆすぐ回数は少なめで良い」ということを、どこかで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 数々のメディアで取り上げられていますが、「本当にそうなの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。 歯磨き粉の味や舌触りが残る感じがして、慣れないと気持ちが悪いですよね。 うがいには口の中の菌を洗い流してくれる効果もあるでしょう。 そこで、歯磨き後に必要以上に口をゆすがないほうが良い理由と、うがいのタイミングなどをお伝えします。

歯磨き後に口をゆすぐ回数は?なぜ少なめが良いの?

歯磨き粉を使った歯磨きの後に、その味を口の中から消そうと思うと、多めの水で3回くらいは口をゆすぐことになると思います。

その後に、喉を洗うガラガラうがいをする方もいるかもしれません。

しかし、近年フッ素の効果に注目されていて、歯磨き粉のフッ素をできるだけ口内に残す歯磨き法がおすすめされています。

虫歯は、食事によってつくられた酸が歯を溶かすこと(脱灰)から始まりますが、適切なケアをしていれば再石灰化が起こり、正常な状態に戻ってくれます。

フッ素は、その再石灰化を助ける成分と言われています。

もし歯磨き後に口を入念にゆすいでしまうと、フッ素まできれいに洗い流されてしまい、歯磨き粉によって得られる効果が半減してしまうようです。

そのため、「少量の水で1~2回程度の回数ゆすぐ」という方法が主流になりつつあります。

口をゆすぐ回数が少なすぎる?歯磨き粉を飲み込んでも大丈夫?

くり返しになりますが、フッ素入りの歯磨き粉を使って歯を磨いたら、少しの水で1~2回ゆすぐだけにしておくことが虫歯予防として効果的だとされています。

できれば、小さじ2杯程度の水で、ゆすぐ回数は1回だけにしておいたほうが良いようです。

とはいえ、「もっと口をゆすいでサッパリしたい…」と思うこともあるでしょう。

歯磨き粉を飲み込んでいるような気がして気持ちが悪いかもしれませんし、歯以外の健康のために、うがいをしたい場合もあると思います。

「飲み込んで大丈夫?」という疑問については、「少量なら問題ない」というのが答えです。

歯磨き粉の成分には基本的に、人体に害のあるものは含まれていません。

歯磨き中にも、少量の歯磨き粉を飲み込んでしまうことがありますので、体に毒になるものが含まれていないのは当然のことです。

フッ素は大量に摂取すると良くないことが分かっていますが、歯磨きで使われる量くらいなら問題ないと言われています。

うがいの効果とタイミング!歯磨き後よりもおすすめなのは

次に、「歯以外の体の健康のためにうがいをしたい」ということについて考えます。

うがいには、喉や舌などの歯以外の部分を清潔にして、感染を防ぐ目的もあります。

忙しくて、歯磨きのときだけ、口をゆすぐ際にうがいのことを思い出す方もいるでしょう。

ガラガラうがいには、下記の効果があると言われています。

・喉にうるおいを与える
・喉についた菌を洗い流す
・ホコリなどを洗い流す
・たんを取り除く
・血行を良くする
・口臭をやわらげる
・爽快感が得られる

うがいをすることを習慣にするのは、とても良いことです。

しかし、歯磨き後にするよりも適したタイミングがあると考えられます。

うがいは外出先から帰宅したときや、人混みから抜け出した後、喉や口の中に違和感を感じるときなどに行うと良いでしょう。

掃除の後に行うのもおすすめです。

菌やホコリなどは長時間、喉についたままにしないほうが良いからです。

歯磨きは、起床後や寝る前に行う方が多いと思いますが、うがいはそれよりも早いタイミングで行うことをおすすめします。

〈効果的なうがいのポイント〉

・ブクブクうがいで口をゆすいだ後にガラガラうがいをする
・1回15秒、回数は3回
・「あー」と声を出しながらガラガラうがいをする

ゆすぐ回数が0回!?スウェーデン式歯磨き法

ここまでで、歯磨き後に口をゆすぐ回数は1回、多くても2回で、水は少なめにするという方法をご紹介してきました。

実は、フッ素入り歯磨き粉を使用したら、歯磨き後には吐き出すだけで口をゆすがない方法もあります。

スウェーデン式歯磨き法(イエテボリテクニック)です。

スウェーデンは歯に対する国民の意識が高い国で、予防先進国と言われています。

そのスウェーデンでは、高濃度フッ素配合の歯磨き粉をたっぷり使用し、口を一度もゆすがない磨き方が推奨されています。

この歯磨き法では、歯磨き後には最低でも30分間は飲食しないことで、フッ素を長く口の中にとどまらせます。

日本でも、スウェーデン式歯磨き法を指導している歯科があり、世界的に受け入れられている方法なのです。

「歯磨き後に少量の水で1回」という方法に慣れることができれば、口をゆすがない磨き方もできるでしょう。

ただし日本では、6歳以下の子供には低濃度フッ素配合の歯磨き粉しか使えないことになっていますし、スウェーデン式歯磨き法の対象年齢は12歳以上です。

洗口液も歯磨き後には使わないほうが良い?

歯磨き後に、洗口液で口をゆすぐ習慣がある方もいると思いますが、歯磨き粉のフッ素の効果に頼った歯磨き法を選ぶなら、洗口液を使うタイミングも変えたほうが良いでしょう。

せっかく、水で口をゆすぐ回数を減らしたのに、洗口液で洗い流してしまっては意味がありません。

しかしながら、洗口液にもさまざまな嬉しい効果があるので、別のタイミングで使ってみてはいかがでしょうか。

例えば、ランチや間食の後などにしっかり歯磨きをする時間がなければ、洗口液で洗い流してスッキリ感を得ることができます。

洗口液には、「イオン系」と「非イオン系」があるのをご存知でしょうか。

イオン系の洗口液は、歯の表面につくことで長い抗菌効果が期待できますし、非イオン系は比較的効果の持続時間は短いものの、浸透しやすいというメリットがあります。

寝る前に使用するならイオン系、歯磨きと歯磨きの間に使用するなら非イオン系がおすすめです。

また、アルコールが含まれている洗口液と、ノンアルコールの洗口液も使用感が異なります。

自分にとってベストな洗口液は、歯科に相談して決めると良いでしょう。

ゆすぐ回数・その他の歯磨き法も自分に合った方法を選ぼう

「歯磨き後に口をゆすぐ回数は、歯磨き粉の味が残るほど少なめで良い」と知ったときに、驚いた方も多いのではないでしょうか。

歯だけでなく、健康についての常識は常に変化しています。

「新常識」と言われても、「自分には無理かも…」と思うこともあるかもしれません。

口をあまりゆすがないということに強い違和感を感じ、それで歯磨きが嫌になってしまうようであれば、しっかりとゆすいでもかまわないでしょう。

ブラッシングでプラークが落とせていれば、虫歯のリスクは低くなります。

最後に、歯磨きについて近年おすすめされていることをお伝えしますが、「絶対にその通りにしなければいけない」ということではありませんので、参考程度にお考えください。

●歯ブラシを濡らさずに歯磨きする

歯ブラシを濡らすと歯磨き粉が泡立ちすぎてしまい、磨いた気になって短時間で終わらせてしまうことがあるようです。

●食事直後に歯磨きしない

食後は、口の中が酸性になっていて、歯のエナメル質がダメージを受けやすいというのが理由です。

●やさしく磨く

力を入れてゴシゴシ磨くのは、歯ぐきに良くないと言われています。

かための歯ブラシも、歯間に入りにくく磨き残しにつながりやすいようです。

歯や歯ぐきに強い刺激を与える磨き方は良くないということですね。

キレイに磨ける磨き方を継続しよう

歯磨きにはさまざまなコツがありますが、「ゆすぐ回数は1回」というのは実践しやすいですね。

もし自分には合わないと思ったら、「できるだけ少なめにする」でも良いでしょう。

歯磨き粉だけではなく、ブラッシングが大切です。

鏡を使ってすみずみまで念入りに磨き、デンタルフロスなども使用して、そのうえでフッ素の力に頼ると良いですね。

自分に適した磨き方を見つけたら、それを習慣にしつつ、定期的に歯科に通って歯のチェックをしてください。

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