重曹での歯磨きは毎日しないで!おすすめの頻度は1~2日おき

虫歯予防 2019.11.15

重曹による歯磨きを実践している人の中で、毎日使っている方はいないでしょうか。

重曹は天然成分でできていることから、安心して使っている方も多いでしょうが、毎日使うのには適していません。

重曹によって歯の汚れを取るつもりが、かえって歯のトラブルになっているということもあるのです。

重曹による歯磨きの仕方を、こちらで確認していきましょう。

用途は多岐にわたる!重曹にはどのような用途が?

歯磨きに使える重曹ですが、重曹の使い道は多岐にわたります。

家庭では、掃除に使われることが多いのではないでしょうか。

アルカリ性である重曹は、酸性の汚れを中和させて落とす効果が期待されています。

酸性の汚れとしては、油汚れが挙げられます。

油汚れは落とすのがなかなか難しい場合も多いため、身近な重曹で落とすことができれば便利ですよね。

他には、生ゴミなどの酸性の臭いも中和すると言われています。

研磨作用がある重曹は、汚れをクレンザーのように落とす役割もしてくれます。

キッチンやお風呂掃除など活躍の場は広いです。

また、洗濯機に入れて、洗濯物の汚れをより綺麗にする効果もあるようです。

洗濯物についた皮脂汚れを落とし、消臭にも効果が期待できるでしょう。

あとは、重曹を入浴剤として使用する方もいます。

酸性の皮脂の汚れをアルカリ性の重曹が取り除くと言われています。

野菜のあくとりや膨らし粉としての使用も有名ですよね。

このように重曹は毎日の身近にありますが、歯磨きに使うこともできます。

重曹を歯磨きに使う!期待される効果は?

重曹は掃除の際に汚れ落としなどで使われていますが、歯の汚れ落としにも使われています。

こちらでは、重曹を歯磨きに使った場合に期待される効果をご紹介します。

◯重曹の研磨作用による歯の汚れ落とし

重曹には研磨作用があり、それが歯についた汚れなどを落とす効果が期待できます。

歯の表面についてしまった汚れを、重曹がついた歯ブラシで落としていきます。

◯歯が白く見える

重曹には汚れを落とす効果が期待できますが、歯を白くする効果はありません。

特に着色汚れなどが取れると、歯が白くなったと錯覚してしまうことがあります。

重曹は、あくまでも汚れを落とすのみであることを覚えておきましょう。

◯成分に安心感がある

市販の歯磨き粉には、発泡剤や香味料・保存剤などが入っているものが多いのですが、重曹で作った歯磨き粉にはこのような成分が入っていないため、使用しても安心感があるでしょう。

このように、重曹を使った歯磨きは安全で歯にも効果的な気がしますが、毎日使うことは避けたほうが良いです。

その理由については、次項でお伝えします。

重曹による歯磨き!毎日の使用がNGな理由

重曹による歯磨きを毎日するのは避けてもらいたい理由を、こちらでお話ししていきます。

◯歯を削ってしまうことがある

重曹の研磨作用が強く働きすぎてしまうと、歯が削れてしまう可能性があります。

歯は象牙質でできており、とても硬いことで知られていますが、毎日のブラッシングと重曹などでの研磨が続くと削れてしまう恐れがあるのです。

重曹による歯磨きで歯が白くなったと実感したような人は、もっと白くしようとして強く磨いてしまうことがあるかもしれません。

また、長い時間磨くのが習慣となっている人も要注意です。

これらの人は、重曹の研磨作用によって、歯を傷めている可能性があります。

しかも、歯を磨く際に当たる歯ブラシによって、歯茎も傷めてしまっている可能性があるでしょう。

せっかく余分な成分が入っていない重曹ですが、毎日の使用では歯を削ってしまう恐れがあることは忘れずにいてください。

毎日の使用はNGの重曹歯磨き!頻度はどれくらい?

重曹による歯磨きを毎日することが駄目だとすると、どれくらいの頻度ですれば良いか知っておく必要があるでしょう。

重曹による歯磨きの頻度は、1~2日おきがおすすめです。

日にちを空けることによって、重曹によって歯が削れてしまうことを防ぎます。

ただ、重曹での毎日の歯磨きが歯を削ってしまう恐れがあるのはもちろんですが、他にも心配なことがあります。

それは、塩分摂取量が増えてしまう可能性があることです。

重曹は成分が塩と同じですので、なめるとしょっぱく感じます。

そして、重曹を歯磨きで使うということは、しょっぱい重曹を口の中に吸収し過ぎてしまうことがあるのです。

これは、塩分の摂取量が増えてしまうことを意味します。

そのため、歯磨き中やうがいの際には、重曹を飲み込まないように注意する必要が出てくるでしょう。

また、アルカリ性の重曹は酸性に傾いた口の中を中性にする効果が期待されていますが、重曹の割合が多すぎると、口の中での刺激が強すぎて傷ついてしまう可能性もあります。

口内環境をよく確認しながら使用していきましょう。

重曹で作るマウスウォッシュ!毎日の使用はOK

重曹を歯磨きに使う場合、毎日の使用は避けなければなりませんが、重曹で作ったマウスウォッシュなら毎日の使用が可能です。

重曹を歯磨きで使うと歯を削ってしまう恐れがありますが、マウスウォッシュとしての使用ならうがいをするだけですので、歯を削る不安はありません。

また、多少の塩分を感じる程度ですので、普通の人なら塩分の取り過ぎを心配することもないでしょう。

重曹によるマウスウォッシュの作り方は、重曹3gに対し水500mlを混ぜるだけです。

口に含ませるものですので、食用の重曹を選ぶと良いでしょう。

使用は、食後や歯磨きの前後、寝る前や朝一がおすすめです。

歯磨き前の使用なら歯の汚れが取れやすくなり、歯磨き後の使用なら酸性に傾いた口の中を中性に戻す作用が働くでしょう。

使い方は簡単で、口に入れて30秒程度ブクブクして吐き出すだけです。

ガラガラうがいよりも、歯によく当たるようにうがいするのがコツです。

重曹で作る歯磨き粉!作り方や使い方をご紹介

最後に、重曹で作る歯磨き粉をご紹介します。

毎日の使用はできませんが、歯の汚れ落としに効果が見込めるでしょう。

【重曹で作る歯磨き粉の作り方】

①大さじ1の重曹に水を数滴入れる

②よくかき混ぜてペースト状にする

これだけの作業で出来上がりです。

【重曹歯磨き粉の使い方】

歯ブラシにつけるか、歯に直接つけて磨いてください。

この時、重曹の研磨作用が強く出過ぎないよう、優しく磨くことが大切です。

強く磨きすぎたり、長い時間歯を磨いたりすることは歯を削ってしまう恐れがありますので、そのような磨き方は避けましょう。

歯ブラシは基本的に歯に対して垂直に当て、歯と歯の隙間は斜め45度で当てると綺麗に磨くことができます。

1本の歯に対して10~20回を目安とし、それ以上は磨かないよう注意してください。

磨きにくい箇所は、他のグッズを使うこともおすすめです。

歯と歯の小さな隙間にはデンタルフロスを、大きな隙間には歯間ブラシ、磨きにくい歯と歯の間はタフトブラシを使っても良いでしょう。

重曹による歯磨きは毎日行わない!

重曹による歯磨きは、歯の汚れを取る効果や、余分な成分が入っていない安心感が得られます。

しかし、重曹の研磨作用は歯を削ってしまう恐れがあるため、毎日の使用は避けてください。

頻度は、1~2日おきがおすすめです。

また、重曹は塩分の過剰摂取の心配がありますので、使用時に飲み込まないよう注意しましょう。

重曹によるマウスウォッシュや歯磨き粉の作り方や使い方もご紹介しましたので、実践してみてください。

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