歯ブラシの交換時期はどのくらい目安?清潔な歯磨きのために

歯ブラシ 2019.11.14

毎日の歯磨きで使用している歯ブラシは、歯の健康を維持するためには欠かせないデンタルアイテムです。

そんな毎日使う歯ブラシは、一体どれくらいの頻度で交換していますか。

中には長らく交換していない方もいるでしょうが、交換時期を越えた歯ブラシは、本来の機能が損なわれていることを知っておく必要があります。

この記事では、歯の健康に重要な歯ブラシの交換目安について詳しくお話ししていきましょう。

歯ブラシの交換頻度は?目安はどのくらい?

毎日歯磨きをしていると、歯ブラシの交換目安について疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

定期的に交換する方、毛先の広がりを目安にする方、そもそも気にせずにずっと同じ歯ブラシを使っている方など様々でしょう。

では実際、みなさんがどのくらいの頻度で歯ブラシの交換をしているのでしょうか。

よく見られるのは、使い続ける歯ブラシの衛生面を考慮し、1か月に一度の頻度で定期的に交換しているケースです。

また、歯ブラシの毛先が広がり始める2か月に一度の頻度で交換している方も多く見られます。

確かに、毛先の変化が目で見て分かるので、歯ブラシの交換を忘れずにすることができますね。

ただ、中には毛先がすぐに広がるため、一週間以内に交換しているという方もいるようですが、あまりにも早く使い物にならなくなってしまう場合は磨き方に問題があると言えるでしょう。

さらに、毛先の広がりを気にせず使い続けている方も見られますが、言うまでもなく歯ブラシの機能性として問題が出てきます。

歯ブラシの交換目安はいつ?交換しないとどうなる?

では、実際に推奨される歯ブラシの交換頻度はいつが目安になるのでしょうか。

結論から言うと、1~1.5か月が推奨される交換頻度です。

と言うのも、歯ブラシをこれ以上長く使い続けてしまうと、歯ブラシとしての機能・衛生の問題から様々なトラブルにつながっていくからです。

具体的なデメリットは、以下の3つが挙げられます。

①歯垢を効果的に落とすための弾力性が損なわれ、歯磨きの意味を成さない

②状態が悪くなった毛先が歯や歯茎を傷つけ、さらなる口腔トラブルに

③毛先の細菌が増殖するため、口腔環境の悪化に関わる

勿体ないからとついつい長く使ってしまいがちな歯ブラシですが、このようなデメリットから、1.5か月を超えた歯ブラシの使用は望ましくないでしょう。

また、例え推奨される交換時期までまだ日があっても、その前に毛先に変化が見られれば交換する必要が出てきますし、同時に日頃の歯磨きのやり方を見直す必要があります。

歯ブラシを交換時期までしっかり使うために!力加減に注意

前項のお話で、歯ブラシの理想の交換目安は1~1.5か月であることが分かりました。

では、歯ブラシを交換時期までめいっぱい使うためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

それは、歯磨きをする際の力加減です。

前述したように、例えば一週間以内で毛先が広がってしまう方は、歯磨きの力加減を疑う必要があります。

歯磨きの力加減が強い方は、ゴシゴシと毛先を押し付けて磨く方が多く、力が強いゆえに歯茎からしばしば出血します。

これは、歯ブラシを無駄に交換させる原因になるだけでなく、歯や歯茎を傷つける要因になりかねず、毎日ゴシゴシと歯を磨くことで、歯のエナメル質が摩耗され、歯が過敏になるケースも見られます。

歯ブラシの状態が悪ければ悪いほど、歯の表面は傷つきやすくなるでしょう。

また、毛先を歯面に押し付けるように擦っているため、歯垢を効果的に落とすことができず、磨き残しも多くなります。

したがって、歯ブラシの毛先が早いうちに開いてしまう方は、日頃の磨き方を見直すことが望ましいでしょう。

歯ブラシの毛先が早く広がる!歯ブラシの持ち方と力加減の目安

使っている歯ブラシが理想の交換時期まで持たない場合、磨き方として具体的に見直したいのは「歯ブラシの持ち方」です。

歯磨きをする力は、長年の癖で無意識のうちに強くなってしまうものですが、多くの方が手を「グー」にする「パームグリップ」という持ち方で握っています。

小さな子供がクレヨンで力強い落書きをするように、「グー」で歯ブラシを持ってしまうと、圧の強い力が分散されることなく歯ブラシから歯や歯茎にかかります。

無意識とは言え、体の中で最も硬い組織であるエナメル質を摩耗するくらいですから、相当な力です。

そこで、推奨される歯ブラシの持ち方は、鉛筆を持つような「ペングリップ」方式です。

親指、人差し指、中指の3本指で持つことで、余計な力が入らなくなり、軽快な歯磨きがしやすくなります。

また、目視でチェックできる力加減の目安は、歯面に当てた際、毛先が倒れているか否かです。

毛先が倒れている、もしくは広がる場合は、力が強すぎる証拠です。

したがって、歯ブラシはペングリップで持ち、毛先を歯面に当てる程度の力で磨くことができれば、理想の交換時期までしっかり使うことができるでしょう。

保管方法にも注目!清潔な歯磨きを心がけるために

これまでに、歯ブラシの交換目安や交換時期までしっかり使うための方法についてお話ししてきました。

これに加え、日々使っていく歯ブラシの衛生面を考えたとき、保管方法についても知っておいてほしいことがあります。

歯磨きを終えた後、みなさんはどのように歯ブラシを保管しているでしょうか。

家庭の場合、1つのスタンドに複数の歯ブラシをまとめて入れているケースがよく見られます。

しかし、複数の歯ブラシをまとめて保管してしまうと、互いの毛先が触れ合うことで菌が移り、虫歯の感染経路をつくってしまう場合があります。

これは、衛生的にも決して良いとは言えませんし、家庭内で虫歯になるリスクが上がる原因にもなりかねません。

そのため、使用した歯ブラシは、それぞれ独立したスタンドに1本1本保管することが衛生的に望ましいでしょう。

また、スタンドは必ず乾燥しやすい場所に設置し、毛先の雑菌を増殖させない環境をつくることが大切です。

このような歯ブラシの保管は、清潔な歯磨きをするうえで、交換目安以前の問題として行ってほしい習慣と言えます。

歯ブラシの保管を除菌器で清潔に

歯ブラシを交換目安時期までに清潔に管理するためには、「紫外線除菌器」を使って収納することもおすすめです。

紫外線除菌器とは、名前の通り紫外線で毛先の雑菌を除去する管理器具です。

一般的な家庭用におすすめなのは、洗面台周りの壁に設置するシンプルな「据え置きタイプ」で、歯ブラシをホルダーに引っ掛けてぶら下げ、毛先部分は紫外線で除菌する形状になっています。

複数本の毛先が接触することもなく、それぞれ仕切られた空間に引っ掛けて保存できるため、収納にも困ることはありません。

また、多くの除菌器には乾燥機能もついており、菌の繁殖をより抑えることができる点も推奨される理由です。

さらに、据え置きタイプは壁に設置するため、散らかりやすい洗面台周りもスッキリさせることができます。

歯ブラシの衛生面について気になる方は、ぜひネット通販でチェックしてみてください。

交換時期を見直してみよう

歯ブラシの交換目安は、歯ブラシの機能・衛生面から考慮して、1~1.5か月であることが分かりました。

それ以上長く使っている場合は、交換時期を見直してみることが望ましいでしょう。

また、毛先がすぐに広がってしまう場合は、磨き方を改善し、歯や歯茎に負担をかけない歯磨きを習慣づけましょう。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事