歯磨きの時間が長いと問題あり!時間を決めて丁寧な歯磨きを
口臭 2019.10.20あなたの歯磨きの時間は長い?短い?起きやすい問題とは
あなたの歯磨きの時間はどれくらいですか?
小さなころから「歯をしっかり磨きなさい」と言われて育った方は多いと思いますが、時間についてはどれくらいが良いかハッキリと知らないことが多いのではないでしょうか。
歯磨きの時間で一般的なのは3分程度とのことですので、3分を一つの目安と考えても良いかもしれません。
そのため、3分よりも短い人は歯を全体に磨けていない可能性があるでしょう。
反対に3分以上の方は、丁寧に磨いていることで時間がかかっているのであれば問題ないかもしれませんが、あまりに長すぎる時間の場合、問題が出てきてしまう可能性があります。
それは、歯の磨きすぎによって歯を傷めてしまうことです。
歯は硬いため、磨きすぎによって歯を傷めるとは考えづらいことではありますが、毎日の歯磨きですので磨きすぎると歯を傷めてしまうことに繋がります。
せっかく健康な歯を、磨きすぎによって弱らせてしまうのは避けなければなりません。
そのためにも、3分という目安の時間で磨き上げる習慣をつけることは大切でしょう。
また、歯磨きの時間が長いと歯茎も傷めてしまう恐れがありますので注意が必要です。
歯磨きの時間が長い!どうして長くなってしまうのか?
人によって歯磨きの時間が長くなってしまう場合がありますが、その原因の一つに「ながら磨き」が挙げられます。
テレビを見ながらなど、歯磨きと並行して他のことをしてしまうのです。
しかし、ながら磨きは本来なら3分程度で終わる歯磨きを、他のことと並行して行うことによって時間が長いだけになり、集中していない歯磨きになってしまうことが考えられます。
歯を磨いているのに気持ちが歯以外のことに向いていれば、歯が綺麗に磨けないのは当然のことだと言えるでしょう。
歯磨きの時間が長いのに虫歯になりやすいような方は特に、ながら磨きになっていないか今一度確認してみましょう。
もし、ながら磨き以外で歯磨き時間が長くなってしまうのであれば、丁寧に磨いて虫歯などを予防したい気持ちが強すぎることによるのかもしれません。
しかし、いくら丁寧に磨いているからと言って、磨きすぎてはやはり歯や歯茎を傷めてしまうことに繋がります。
3分という時間の目安の中で歯磨きを終えることが歯のためには良いでしょう。
歯磨きの時間が短い!どういう問題が起きる?
歯磨きの時間が短い方は1分以内という場合も多いようですが、時間が短いとどういう問題が起きるのか考える必要があります。
基本的な歯磨きの時間が3分程度ということを考えると、1分以内の歯磨きでは磨き残しができている可能性があるでしょう。
朝昼夜と3回歯磨きをしていたとしても、1回にかける時間が短くてはいつも磨き残しができているかもしれません。
また、手早く磨いていることから、本来なら丁寧に磨きたい歯と歯の隙間や奥歯など、磨きにくい箇所に歯ブラシが当たっていないこともありそうです。
歯磨きの時間が長い場合のような歯磨きのし過ぎによる歯や歯茎の傷みはないものの、これでは虫歯になりやすい歯磨きだと言えるでしょう。
1本1本丁寧に磨く時間が最低でも3分必要だとすれば、短い時間で歯磨きを済ましているような方は磨く時間を変更する必要があるでしょう。
歯磨きの時間が長い方と同様にまずは3分という時間を目安とし、1本1本確実に磨くようにすることから始めてください。
そうして、磨き残しによる虫歯などのトラブルを防いでいきましょう。
歯磨きの時間が長い短いよりも気にしてほしい!丁寧な歯磨きの実践を
歯磨きの時間が長すぎても短すぎても問題はありますが、どちらも3分という目安の時間を設けて歯をブラッシングしていくことが大切です。
ただ、歯磨きの時間が長い短いということも気になりますが、それと共に気にしたいのは丁寧な歯磨きの実践です。
歯磨きの時間を守っただけではしっかり歯が磨けているとは限らないからです。
歯磨きを1本1本磨くという意識を持っていないことには、3分という時間が設けられていても意味がないものになってしまいます。
特に短い時間で歯磨きしてきた方は、今までの時間よりも歯磨き時間が長くなっていることから、丁寧に磨くことを忘れてしまいがちです。
時計の時間だけを確認しながらの歯磨きでは、歯磨きの時間が延びただけでいつもと同じところが磨けていないこともあるでしょう。
慣れないうちは、鏡に歯を移しながら1本1本磨けているか確認する丁寧な歯磨きを心がけてください。
知っておこう!適切な歯磨きのポイント
歯磨きの時間が長い方の中には、丁寧に歯を磨くことで時間がかかっていた場合もあるかもしれませんが、こちらでは適切な歯磨きのポイントをご紹介します。
◯歯ブラシの持ち方はペングリップにする
歯ブラシを握りしめるように持つと、磨く力が入り過ぎてしまう可能性があります。
力の強弱がしやすいペンや鉛筆を持つような持ち方であるペングリップにすると良いでしょう。
◯歯は優しく磨く
歯の磨きすぎには注意が必要でしたが、歯を強く磨きすぎることでも歯や歯茎は傷む恐れがあります。
歯を磨く際は、優しく磨くよう意識しましょう。
◯1本の歯につき約10~20回磨く
1本の歯で磨く回数が決まっていると、的確に磨き上げることができるはずです。
20回磨いたら、次の歯に移るようにしましょう。
◯歯ブラシで磨く範囲は1~2本の歯にする
歯ブラシを大きく動かすと、歯と歯の隙間などに磨き残しができる可能性が高いです。
小刻みに動かして歯を磨いていきましょう。
歯磨きには歯間ブラシやデンタルフロスの併用を
歯磨きの時間が長い場合でも、歯と歯の間までは磨けないことが多いです。
歯ブラシの毛先では、歯と歯の間をしっかり磨くことは難しいからです。
歯と歯の隙間が大きい場合には、歯間ブラシを使うと良いでしょう。
歯ブラシでは上手に磨けない箇所を綺麗にすることができるはずです。
歯間ブラシには7種類のサイズがあり、ブラシの材質は金属性かゴム製に分けられます。
また、持ち手にも3種類のタイプがあります。
自分に合った歯間ブラシを使って、丁寧に磨き上げてください。
また、歯と歯の隙間が小さい場合には、デンタルフロスを使います。
デンタルフロスは糸巻タイプとホルダータイプに分けられ、ホルダータイプはさらにF字タイプとY字タイプに分けられます。
初心者であればホルダータイプが使いやすくておすすめです。
F字はタイプは前歯に、Y字は奥歯に使いやすい特徴があります。
奥歯をしっかり磨きたいのであれば、Y字を選んでください。
歯磨きの時間が長いと歯や歯茎を傷める可能性がある!
歯磨きの時間は、一般的には3分が良いとされています。
歯磨きの時間が長い方は、ながら磨きになっている可能性があり、歯や歯茎を傷めていることもあります。
また、歯磨きの時間が短い方は、磨き残しが心配です。
3分より長かったり短かった方は、今後歯磨き時間を3分に合わせて仕上げてみましょう。
その際、歯間ブラシやデンタルフロスの併用をおすすめします。