ミドル脂臭がある女性は必見!シャンプーの選び方や使い方!
口臭 2019.10.16ミドル脂臭は女性にも!中年なら臭っている可能性が
ミドル脂臭は男性特有の臭いだと思っている方も多いですが、実は女性も男性と同じように臭います。
もし、自分の臭いに気づいている女性がいるのであれば、早急に対策する必要があるでしょう。
ただ、このようにミドル脂臭に自ら気づいた場合は早く対策ができますが、中には自分の臭いに気づかないような方もいます。
むしろ、このような方のほうが多いかもしれません。
というのも、自分の臭いはいつも体にまとわりついているため鼻が慣れてしまい、臭いと感じなくなっている可能性があるからです。
どちらにしても、中年の女性なら自分が臭っているかもしれない、ということを頭に入れておくことが必要でしょう。
ミドル脂臭は30~40代の男女に感じられる臭いで、古くなった油のような臭いが特徴です。
そして、後頭部・頭頂部・うなじから臭うことが多く、少しの臭いでも他人には強く感じられるため、臭いを発している場合は気をつけなければなりません。
ミドル脂臭は頭部から発生しているため、シャンプーによる対策がまずは有効だと言えるでしょう。
ミドル脂臭はどうやって発生するの?
男性女性問わず、ミドル脂臭は発生します。
そのミドル脂臭がどうやって発生するのか、こちらで解説していきます。
ミドル脂臭は「ジアセチル」という原因物質によって臭いを発生します。
ジアチセルは、常在細菌が汗に含まれる「乳酸」を代謝分解することによってできます。
また、常在細菌が「皮脂」を代謝分解することで「中鎖脂肪酸」ができますが、この中鎖脂肪酸とジアチセルが混ざり合うと強い臭いを発生させ、ミドル脂臭となります。
ミドル脂臭はいわゆるミドル世代に起きやすい臭いですが、ミドル世代は仕事やプライベートで疲れが溜まっていることが多く、そのことで乳酸が増えやすい世代だと言えます。
乳酸が増えてしまうことはジアチセルも増えやすいということに繋がりますので、疲れを溜めすぎないよう心掛ける必要があります。
また、頭部から発生しやすいミドル脂臭は、疲れと共にシャンプーでしっかり洗い流すことが大切でしょう。
女性のミドル脂臭!女性ホルモンの減少で発生しやすくなる
ミドル脂臭の他に加齢臭という言葉がありますが、どちらの臭いも女性よりも男性が臭う印象が強いように思います。
そう思ってしまう原因として、男性のほうが女性よりも皮脂の分泌が元々多いことが挙げられます。
皮脂が多いと発生する中鎖脂肪酸は、ジアチセルと混ざり合うことによってミドル脂臭になりますので、皮脂が多い男性のほうが女性よりも臭いやすいということがあるのです。
また、女性ホルモンには、汗や皮脂を抑制する働きがあります。
汗や皮脂はどちらもミドル脂臭に大きく関係しており、女性ホルモンが豊富にあるうちはミドル脂臭とは無縁かもしれません。
ところが、40代前後になると女性ホルモンがだんだん減少し、男性ホルモンの割合がだんだん増加していきます。
そうなると、男性のように汗や皮脂が多くなり、ミドル脂臭にもなりやすくなります。
臭いがすることは他人事と思っていたような女性も、中年以降はシャンプーの仕方などにも注意しなければなりません。
女性のミドル脂臭を感じたら!知っておきたいシャンプーの選び方
女性でミドル脂臭を感じたら、どのようなシャンプーを選べばいいか悩んでしまうかもしれません。
そのような方のために、こちらではシャンプーの選び方をご紹介します。
シャンプーは実にさまざまな種類があり、普通に選ぶだけでも悩んでしまうことが多いですよね。
ミドル脂臭の方に選んでほしいシャンプーは、汗や皮脂を洗い流し、ジアチセルを発生させる常在細菌のブドウ球菌を殺菌してくれるようなタイプのものです。
ただ、皮脂をしっかり落とそうと思って洗浄力の強すぎるシャンプーを選んでしまうことは避けてください。
洗浄力の強いシャンプーで皮脂を落としすぎると、頭皮が乾燥してしまったり、乾燥した皮脂を補おうとして過剰に皮脂が分泌しすぎたりしてしまうことがあるからです。
基本的には頭皮を優しく洗い上げるアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
市販ではミドル脂臭対策用のシャンプーも売られていますので、こちらを選ぶこともできます。
女性でもミドル世代になったら、今までのシャンプーの見直しが必要かもしれません。
女性のミドル脂臭を軽減!シャンプーの使い方を知ろう
女性のミドル脂臭を軽減させたいのであれば、シャンプーの選び方だけでなく使い方も知っておくことが大切です。
ミドル脂臭の女性のために、適当なシャンプーの使い方をご紹介します。
①シャンプーの前に髪の毛を予洗いする
②シャンプーを適量手に取り、泡立ててから髪の毛につける
③後頭部から洗い始め、側頭部・前頭部・頭頂部と洗う
④しっかり時間をかけて洗い流す
⑤トリートメントをつける
シャンプーの前に髪の毛を濡らしますが、その際シャワーだけで髪の毛をよく洗い流すことが大切です。
あらかじめ髪の毛の汚れなどを洗い流しておくことによって毛穴が開き、シャンプーをする下準備ができあがります。
シャンプーをつける時は泡立ててから使いますが、これはシャンプーが部分的に多くつきすぎるのを防ぎます。
洗い始めは臭いがしやすい後頭部からにし、だんだん前のほうに向かって洗い上げましょう。
シャンプーで洗ったら、洗い残しを避けるために時間をかけて洗い流してください。
最後にトリートメントで仕上げましょう。
シャンプー前後も大切!ブラッシングとドライヤーの仕方
ミドル脂臭の女性がシャンプーの効果的な使い方を覚えたら、シャンプー前後の注意事項も確認しておきましょう。
【シャンプー前の注意事項】
◯お風呂に入る前にブラッシングする
お風呂に入る前のブラッシングは、髪の毛のフケやゴミなどを取り、髪の毛を整えて洗いやすくする効果があります。
◯湯船につかる
湯船につかることで、体だけでなく頭皮も温まり、毛穴を開くことができます。
【シャンプー後の注意事項】
◯タオルドライをしっかりする
タオルドライで、髪の毛の余分な水分をしっかり取っておきましょう。
このことによってドライヤーのかけ過ぎを防ぐことができるはずです。
なお、髪の毛は摩擦に弱いので、ゴシゴシこするようなことは避け、タオルに水分を含ませるような拭き方を心がけましょう。
◯ドライヤーはタオルドライ後すぐ
髪の毛は濡れたままだと雑菌が発生しやすくなり、ミドル脂臭がひどくなることも考えられます。
タオルドライが終わったら、すぐにドライヤーで乾燥させることをおすすめします。
女性のミドル脂臭にはシャンプーの選び方や使い方が大切
ミドル脂臭はジアチセルの発生で起き、30~40代の男女にみられます。
古い油のような臭いが特徴で、ジアチセルが皮脂で分解された中鎖脂肪酸と合わさることで強い臭いが発生します。
女性ホルモンによって抑えられていた汗や皮脂は、40代以降になると女性ホルモンの減少により増えていきます。
そのため、女性でも中年になるとミドル脂臭が発生しやすくなるのです。
適切なシャンプーの選び方や使い方で、ミドル脂臭を軽減させていきましょう。