電動歯ブラシにもカビが生える?!その取り方や対処法とは?

口臭 2018.12.19

洗面所やお風呂、台所など、常に湿気の多い水回りにはカビが生えやすいものです。

そのような場所に置いてある電動歯ブラシにも、きちんと手入れをしていないとカビが生えてきてしまいます。

ここでは、電動歯ブラシにカビが生えてしまった場合のカビの取り方や、今後カビが生えないようにするための予防法などをご紹介していきます。

電動歯ブラシを常に清潔に保ちたいという方は、ぜひ参考になさってください。

電動歯ブラシにはどんなカビが生えるのか?

電動歯ブラシも毎日使用しているうちに、いつの間にかカビが生えることがあります。

それでは、電動歯ブラシのどの部分にどのようなカビが生えるのでしょうか。

●ブラシの根元

電動歯ブラシだけではなく手磨き用の歯ブラシの場合も同様ですが、歯磨きをすると、食べかすなどのゴミがブラシの根元についてしまうこともあります。

そのゴミに気づかずにそのままにしてしまうと、徐々に黒くなっていき、ブラシの根元にこびりついてしまいます。

食べかすなどのゴミには細菌がついてきますので、とても不衛生な歯ブラシとなってしまいます。

●本体(グリップ)

本体のグリップがゴム製になっている製品は、滑り止めとなり、使う分には握りやすくて歯磨きをしやすいものです。

しかし、ゴム部分にはカビがつきやすいので、いつの間にか黒い点々としたカビが生えていることがあります。

表面についたばかりのカビは取れやすいのですが、ゴムの中まで入ってしまうと、落とすことが難しくなります。

これまでお話ししたようなカビが生えたままのブラシを使い続けていると、歯磨きをしているのに、虫歯や歯周病になりやすくなってしまう恐れがあります。

さらに広がると、口臭や口内炎などを引き起こす可能性もありますので、カビは甘く見てはいけないものです。

それでは、もし電動歯ブラシにカビが生えてしまった場合、どのような取り方をすれば良いのでしょうか。

そのカビの取り方を次章からご紹介していきます。

電動歯ブラシのグリップにカビが生えた!その取り方

まずは、電動歯ブラシのゴムでできているグリップ部分に生えてしまったカビの取り方をご紹介します。

【用意する物】

・粉末のキッチンハイター…小さじ1
・重曹…小さじ1
・熱湯(40℃くらい)…小さじ1/2
・ゴム手袋
・キッチンペーパー

【カビの取り方】

1.粉末のキッチンハイター、重曹、熱湯を混ぜてペースト状にする。

※キッチンハイターには、液体と粉末のものがありますが、液体のものは塩素系で臭いがきついので、酸素系の粉末のキッチンハイターを使用することをおすすめします。

2.ペーストにしたものをカビの生えている部分に塗り、キッチンペーパーで包む。

3.2時間くらいそのままにしておく。

4.キッチンペーパーをはずし、水でよく洗い流す(水が本体に入らないように)。

このような取り方で電動歯ブラシのグリップに生えてしまったカビを取ることができますが、ゴムの中まで入ってしまったカビはなかなか取りにくくなりますので、早めの対処が必要です。

電動歯ブラシのブラシにカビが生えた!その取り方

次に、電動歯ブラシのブラシに、カビとまではいかなくても水苔がついてしまった場合の取り方をご紹介します。

【用意する物】

・クエン酸(食用または医薬品用)…小さじ1
・水…200ml
・コップ

【水苔の取り方】

1.コップに水200mlを入れ、クエン酸を入れて溶かす。

2.クエン酸を入れた水にブラシをつけて一晩つけ置きをする。

3.つけておいたブラシを取り出し流水でよく洗い流す。

※クエン酸には、食用・医薬品用・掃除用と種類がありますが、電動歯ブラシのブラシ掃除に使用する場合は、不純物が配合されていない、食用または医薬品用のクエン酸を使用しましょう。

上記のように、水苔がついてしまった場合の取り方はありますが、カビが生えるくらいまでになってしまった場合は、替えブラシを交換した方が良いでしょう。

電動歯ブラシの替えブラシの交換時期の目安というのは、メーカーによっても違いますが、大体2ヵ月程度が良いとされています。

ブラシにカビが生えてしまう前に、2ヵ月くらい経過したものは取り替えることをおすすめします。

電動歯ブラシのブラシの汚れを取る!NGな取り方

電動歯ブラシのブラシについてしまった水苔やカビなどを取る際に、NGとされている取り方も知っておいた方が良いでしょう。

次に挙げることは、誤って行なわないようにしてください。

●熱湯消毒・煮沸する

電動歯ブラシのブラシについてしまった水苔を取ろうとして、熱湯をかけたり、熱湯の中に入れてしまうと、ブラシやプラスチック部分が溶けて変形してしまう恐れがあります。

そのため、ブラシには熱湯を使用して汚れを取ることはしないようにしましょう。

●ハイターを使用する

ハイターは汚れを落とすには強力で便利なものです。

しかし、ブラシの汚れを落とすことはできますが、ブラシにハイターがこびりついてしまい、ハイターを落としきることは難しくなります。

そのように、ハイターが残ったままのブラシを使用することは、体の健康上良いことではありませんので、ブラシの汚れを落とす場合には、ハイターを使用することはおすすめできません。

電動歯ブラシにカビが生えないようにする予防法

これまで、電動歯ブラシにカビが生えてしまった場合に、そのカビを取るための取り方をご紹介してきましたが、そもそも、カビの取り方を覚える前に、カビが生えないように予防をすることが大切です。

そこで、電動歯ブラシにカビが生えないようにするための予防法をご紹介します。

●湿気や水気の多い所に置かない

歯磨きに使用した電動歯ブラシは、本体セットと充電器全てですが、お風呂場や台所など、湿気や水気の多い所に置かないようにしましょう。

水がついたままで湿気の多い所に置いておくと、カビが生える恐れがあります。

●ブラシを外して保管する

ブラシや本体を乾燥させるためにも、歯磨きで使用後は、ブラシを取り外して風通しの良い場所に保管するようにしましょう。

●外出先でもよく拭き取ってからしまう

職場などの外出先でも電動歯ブラシを使用する場合は、水気がついたままポーチなどにしまうと、カビが生える可能性があります。

外出先であっても、乾燥させることを意識して、使用後は水気をよく拭き取ってからしまいましょう。

知っておこう!電動歯ブラシの効果的な使用方法

電動歯ブラシにカビが生えてしまった場合のカビの取り方や、カビが生えないようにする予防法はおわかりいただけたでしょうか。

最後に、意外と知らない人も多いかもしれませんので、電動歯ブラシの効果的な使用方法についてご紹介します。

今後の歯磨きの参考になさってください。

●歯にやさしくあてる

手磨き用の歯ブラシで磨く際も同様ですが、電動歯ブラシで歯磨きをする場合も、強い力を入れることは避けましょう。

電動でブラッシングしてくれるものですので、歯に軽くあてるだけで十分です。

強くあててしまうと、歯や歯ぐきを傷つけてしまう恐れがありますので、やさしく触れる感じであてると良いでしょう。

●歯と歯ぐきの境や歯周ポケット部はブラシを45度にしてあてる

歯と歯ぐきの境にある歯周ポケットには、歯垢がたまりやすいうえに磨き残しが多くなる箇所とされています。

磨き残しが多いと、虫歯や歯周病になりやすくなりますので、その部分にはブラシを45度に傾けながら汚れをかき出すように磨きましょう。

●歯磨き粉は研磨剤無配合のものを

電動歯ブラシを使用する場合も、歯磨き粉はつけて磨いた方が良いとされています。

しかし、研磨剤が含まれているものを使用すると、振動で磨くうえに研磨剤によって磨かれることになるので、歯が削れてしまう恐れがあります。

そのため、研磨剤が含まれていない歯磨き粉を使用することをおすすめします。

電動歯ブラシを使用する場合には、歯磨き粉が飛び散ることを防ぐためにも、ジェルタイプや液体タイプの歯磨き剤を使用すると良いでしょう。

これらのことを意識していけば、手磨き用の歯ブラシで磨くのとは違う、電動歯ブラシを使用することによる効果を得ることができるでしょう。

カビが生える前に日頃から正しいお手入れを!

これまで、電動歯ブラシにカビが生えてしまった場合のカビの取り方をご紹介してきました。

万が一カビが生えてしまった場合は、ある程度の状態のものは取る方法もありますが、ひどいものは取ることが難しくなります。

電動歯ブラシは初期費用のかかる日用品ですので、清潔な状態で長く使い続けるためにも、日頃から丁寧なお手入れをすることが重要です。

カビが生えないようにするための予防法を、今日からぜひ行なってみてください。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事