口臭の原因がわからない!?原因を突き止めて早めの対策を!

口臭 2018.09.10

口臭には種類があることをご存知ですか?

その種類によって、原因や予防、対策が違ってきます。

口臭の原因がわからないとお困りの方は、まずは口臭の種類を知ることから始めましょう。

原因と適した対策が明確になるはずです。

また、口臭は必ずしも病的なものとは限りませんが、場合によっては重大な病気が潜んでいる場合もあります。

口臭の種類と原因、そして対策をご紹介します。

口臭の原因がわからない!?まずは口臭の種類を知ろう!

「もしかしたら自分の口は臭いかも?」「口臭がするんじゃないか?」と口の臭いが気になっている方は多いと思います。

しかし、気になりながらも自分の口臭は意外とわからないもので、判断することは難しいのが現実です。

口臭の原因にはいろいろあり、口臭があるからと言って病気とは限りませんが、場合によっては、糖尿病やガンなどの深刻な病気が隠れていることもあります。

また、ストレスを多く抱えたり、食生活が乱れていたりすると、口臭がきつくなることがあります。

このことから、口臭は健康状態が知れるバロメーターの一つとも言えます。

口臭の原因を突き止めるために、正しい知識を得て、早めの対策を取りましょう。

まずは、口臭の種類からご説明させていただきます。

口臭には、大きく分けて3種類あります。

?生理的口臭…臭いの程度の差はあるが、健康な方も含め、ほとんどの人にあるもの

?食品由来の口臭…臭いが強い食品や嗜好品を口にしたときに発生するもの

?病的口臭(内臓・口腔内)…治療が必要な疾患が原因となっているもの

次に、それぞれの種類の口臭について、さらに詳しく知っていきましょう。

 

生理的口臭とは!?誰にでもある口臭ってどんなもの!?

原因がわからない口臭の対策をするために、先ほどご紹介した3種類の口臭についてさらに掘り下げてみましょう。

まずは、「生理的口臭」についてです。

「生理的口臭」は、健康な人も含め、誰にでもある口臭です。

起きた直後や、空腹時、緊張した時は、特に口臭は強くなります。

「生理的口臭」の主な原因は、唾液の分泌が減って、原因となる細菌が増殖するためです。

唾液には、洗浄と殺菌の作用があり、細菌の繁殖を抑えてくれる役割があります。

しかし、唾液の量が少なくなると、口の中の細菌が増殖し、口臭が発生します。

対策としては、歯磨きをすること、食事をとること、水分補給をすることです。

それによって、唾液量が増えれば、臭いはかなり少なくなります。

また、飲み会などの次の日は注意が必要です。

アルコールは分解されるのに大量の水を必要とするため、体内の水分量が極端に減り、唾液の量も少なくなってしまいます。

対策をするならば、お酒を飲みながらも、こまめに水分補給をすることです。

これによって、アルコールの代謝をスムーズにさせてくれます。

このように、「生理的口臭」は、病的なものではなく、生活習慣の改善で臭いを減少させることができるものなのです。

 

食品由来の口臭を招く食べ物はなに!?

続いて、「食品由来の口臭」についてご紹介します。

「食品由来の口臭」は、ある食べ物や嗜好品を口にすることで発生する臭いで、こちらも誰にでもあり得るものです。

ネギ、にんにく、らっきょう、にら、玉ねぎなどが「食品由来の口臭」を招く代表的な食べ物です。

食品に含まれる「アリシン」という物質が臭いの原因となります。

この「アリシン」が体内で吸収され、血液中に取り込まれると、肺を巡り、呼気から出てきます。

その他、酒やたばこなどの嗜好品も、「食品由来の口臭」に含まれます。

一時的な口臭なので、時間が経てば臭いも少なくなってきますが、臭いが体内に残っている間は、口だけではなく、体からも臭いを放っているので気をつけてください。

口臭の原因となるような食品を食べた翌朝は、シャワーを浴びて、体から出た臭いを洗い流すのも効果的です。

また、口臭ケアアイテムとして、ブレスケアを取り入れるのも良いでしょう。

ブレスケアは、ガムとは違い、胃の中から臭いの元をケアしてくれ、口の中もリフレッシュさせてくれます。

こちらは、原因がわからない口臭よりも、食べた物が原因になるので、対策を取りやすい口臭ですね。

 

わからないじゃ済まされない!?原因は重大な病気のサインかも!?

ここからは、口臭の中でもちょっとやっかいなケースが多い「病的口臭」についてご紹介します。

こちらはその名の通り、病気の症状として発生する口臭です。

「病的口臭」について、更に「内臓」と「口腔内」に分けて見てみましょう。

ここでは、「内臓」が原因のものをご紹介します。

「内臓」が原因で口臭が発生するのは、「胃炎」「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「胃がん」など、主に胃腸の調子が悪かったり、病気にかかっていたりするときによくあるケースです。

卵が腐ったような悪臭がするのが特徴です。

頻繁に胃が痛くなる方、便秘や下痢を起こしやすい方、脂っぽい食事が多い方、ストレスを抱えている方は要注意です。

胃や腸の調子が悪いと消化不良により食べ物が体内で発酵します。

そこから発生したガスが、血液を巡り肺に行き、強い口臭となって出てきます。

この場合の口臭は、体内の問題が原因なので、改善されるのには時間がかかります。

まずは、消化に良いものを食べ、胃や腸の調子を整えるようにしましょう。

原因となっている病気を治療することで、口臭も改善されます。

こちらの場合、口臭の原因が「わからないじゃ済まされない」大きな病気が隠れているかもしれないので、早めにかかりつけ医を受診してください。

 

口腔内の病的口臭は治療が大事!放置すると口臭がどんどん悪化!

ここでは、「口腔内」が原因の「病的口臭」についてご紹介します。

こちらも、前述と同じ、病気が原因で発生する口臭です。

代表的なものを3つ挙げます。

 

①歯石・歯垢…歯石や歯垢が口の中に溜まり続けると、口内環境が悪化し、細菌が増殖して口臭がひどくなる

②虫歯…虫歯で歯に穴が開いたり、欠けたりした部分に、食べカスが詰まり、それが腐って臭いの原因となる

③歯周病…細菌感染によって起こる炎症性疾患で腐った卵や硫黄のような臭いを発する

 

これらに関して、何も対処をしないと口臭はどんどん悪化してきます。

「歯が痛い」「しみる」「歯茎が腫れている」「歯磨きの時に出血する」「口の中がなんとなく臭う」などの症状がある場合には、早めにかかりつけの歯医者を受診してください。

「口腔内」の「病的口臭」は自分で対処することは不可能ですので、必ず治療を受けるようにしましょう。

また、このようなトラブルを起こさないためには、歯磨きの徹底、歯の定期健診を受けること、専用の歯磨き粉を使っての予防などが大切です。

ここまで、口臭の主な原因を挙げてきましたが、それでも原因がわからない場合にチェックしていただきたいことを次でご紹介します。

 

それでも原因がわからない場合は舌のチェック!

「舌苔」って何のことだかご存知ですか?

舌苔とは、舌の表面にある苔のようなもので、実はこれが口臭の原因になることもあるのです。

舌の色が通常のピンク色ではなく、白っぽく苔の生えたような状態のことはありませんか?

口の中の細菌が下の溝に入り、その細菌が溜まると、舌苔として白っぽく見えるのです。

特に治療の必要はありませんが、そのような場合には、舌ブラシで磨くことをおすすめします。

その場合、歯ブラシではなく、必ず専用の舌ブラシを使いましょう。

ポイントは「優しく丁寧に」です。

1日1回起床時のみ舌磨きをしましょう。

洗いすぎると、舌を傷つけてしまい、新たな口臭の原因をつくってしまいますので、気を付けてください。

このように、舌苔による口臭は、必ずしも病的なものではなく、生理的な口臭の範囲であることも多いです。

口臭の原因がわからないときは、舌の状態もチェックしてみてくださいね。

 

口臭には種類があった!原因を知って早めの対策を!

口臭にはさまざまな原因がある中で、代表的なものをご紹介させていただきました。

朝起きた直後の口臭は誰にでもあるもので、対策をすれば予防できます。

一方、病的口臭の場合は、医療機関の受診が必要です。

また、人の口臭は気になるものの、自分の口臭はわかりづらいものです。

周りの方に不快な思いをさせないように、また、病気のサインを見逃さないように、生活を見直し、普段から口臭ケアを積極的に取り入れてみてください。

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