難しい前歯の裏側の磨き方を徹底解説!歯の裏まできれいに!

お口のトラブル 2019.04.21

近年、歯の健康や美しさに気を配っている人が増えてきています。

自分では、時間をかけて丁寧磨けているつもりでも、意外と磨けていないのが前歯の裏側。

前歯の裏側は自分では見えにくく、また磨きにくい場所です。

この記事では、どうすればきれいに磨けるのか、磨き方を解説いたします。

前歯の裏側が汚れている原因

毎日しっかりと歯を磨いていますか?

毎日丁寧に歯を磨いていても、意外に磨ききれていないのが歯の裏側。

特に前歯の裏側は、いつもの歯ブラシでは磨きにくいですよね。

鏡で見ても前歯の裏側まで見えないので、いい加減に磨きがちです。

しかし本当は、前歯の裏側こそ一番汚れている、といっても過言ではないのです。

というのも、前歯の形は真っすぐではなく、少しカーブしているからです。

個人差はありますが、特に前歯の中心から左右3本は裏側からみると、歯の中ほどが凹の字のようになっています。

ここに食べ物のカスはもちろん、コーヒーやお茶の着色汚れ(ステイン)や、たばこのヤニが着いてしまうと、落とすのが難しくなります。

ただでさえ落とすのが難しいのに、これらの汚れに唾液中の成分であるカルシウムが結びつくと、歯垢は歯の裏側にこびりついてしまいます。

このこびりついた歯垢がどんどん溜まっていくと、歯石に変わります。

歯石になってしまうと、歯ブラシで磨いただけでは落ちません。

そしてこれらの汚れは、歯の美しさを損なうだけでなく、口臭や歯肉炎の原因にもなるのです。

そのため、そうなる前に、前歯の裏側の磨き方を覚える必要があるのです。

普通の歯ブラシでの前歯の裏側の磨き方は?

普通の歯ブラシで前歯の裏側を磨くには、いつもの磨き方では上手く磨くことができません。

まず歯ブラシは、鉛筆を持つように握ります。

鉛筆を持つように握ることによって、歯ブラシを持つ手に余計な力が入りにくくなります。

それと同時に、歯ブラシを細かく動かすこともできるようになります。

そして、歯ブラシのヘッド部分が縦になるように、歯の裏側に当てます。

上手く磨くポイントは、歯ブラシの「かかと」部分を使って磨くことです。

「かかと」とは、歯ブラシを縦にしたときの、ブラシの下の部分をいいます。

歯ブラシのかかとを使って、前歯の裏側や、歯と歯茎の間などを、かきだすように磨きます。

また歯ブラシを立てて、ブラシの平らな面を使い、歯の裏全体を磨きます。

このときは、歯ブラシを細かく動かして磨きましょう。

いずれの場合も、歯の1本1本を磨くようにします。

前歯の裏側に使いたい「ワンタフトブラシ」

先述した通り、歯ブラシを立てて磨く磨き方もありますが、いつもの歯磨きと比べると、馴れていない分どうしても磨きにくいと思います。

また、歯の裏側の歯と歯茎の境目には歯垢がたまりやすいのですが、普通の歯ブラシでその部分の汚れを落とすには、限界があります。

そんなときには、専用の歯ブラシを使うと、きれいに磨くことができます。

前歯の裏側を磨くのに「ワンタフトブラシ」は最適です。

ワンタフトブラシは、普通の歯ブラシと違い、ブラシの部分が細い毛束になっています。

その細い毛束は、鉛筆の先のように、中心が山型にカットされています。

そのため、歯の表面のように広い部分を磨くのには適していませんが、細かい部分をピンポイントで磨くのに、非常に適しています。

それに加えて、通常の歯ブラシの柄は真っすぐのものが多いですが、ワンタフトブラシは、柄が【くの字】のように角度がついています。

歯ブラシの柄に角度がついていると、狙った場所に当たりやすく、磨きやすいです。

前歯の裏側をワンタフトブラシで磨く磨き方は?

ワンタフトブラシでの前歯の裏側の磨き方は、基本、くるくる小さな円を描くようにして磨きます。

ワンタフトブラシは小さな毛束が山型にカットされているので、凸凹になっている歯でもピンポイントでブラシの先が当たり、歯を磨くことができます。

また、磨きにくい場所でもブラシの先に力が加わりやすいので、少ない力でも確実に狙った場所を磨くことができます。

前歯の裏側は、普通の汚れに加えてコーヒーやワインによるステイン汚れが着きやすく、落としにくい場所です。

しかしワンタフトブラシで1本1本丁寧にくるくると磨くことで、歯の汚れを落としてくれるのです。

磨きにくい前歯の裏側の歯と歯茎の境目は、上の歯ならば『M』、下の歯ならば『U』の字にブラシの先で歯と歯茎の境目を磨くと、歯垢を落としやすいでしょう。

ワンタフトブラシを使った他の歯の磨き方

先にご紹介した「ワンタフトブラシ」は、前歯の裏側が磨きやすいのはもちろんですが、磨きにくい他の歯を磨くのにも便利ですので、あわせてご紹介します。

・一番奥の歯の奥

上下とも一番奥の歯は歯ブラシが届きにくいので、磨き残しが多く見られる歯です。

食べたものをすりつぶす役割を担う奥の歯が、一番虫歯になりやすいのはそのためです。

ワンタフトブラシなら歯ブラシのヘッドが小さく、また毛束が細く山形をしているので、普通の歯ブラシでは届きにくかった奥歯の奥も磨くことができます。

・重なりあっている歯と歯の間

歯並びが悪いことから重なっている歯と歯の間には、どうしても汚れがたまりやすくなります。

このような場合は、歯と歯の間にブラシの先を差し込むような磨き方をします。

また、重なるまではしていなくても、隣の歯ときれいに並んでいない前後にずれている歯も、凹んだ部分に汚れがたまりやすくなります。

このように、日頃から汚れのたまりやすい場所に気を付けて、ワンタフトブラシでピンポイントに磨くと良いでしょう。

いつもの歯磨きの最後に、ワンタフトブラシでの仕上げ磨きをプラスしてみてくださいね。

前歯の裏側など、汚れのある場所に気づくには?

いくら自分では丁寧に磨いているつもりでも、磨き残しはあるものです。

これは、人それぞれに磨き方のクセがあるためです。

これまで前歯の裏側など、汚れのつきやすい場所や歯ブラシでの磨き方を解説してきましたが、どうしても磨きにくい場所はあるものです。

そこでまずは、自分の歯のどこに汚れが着いているのかを知ることが大切です。

口腔内のセルフチェックにおすすめのアイテムは「歯垢染色液」と「ホームケアミラー」です。

歯科でしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、「歯垢染色液」は歯を磨いた後に、濃いピンク色の薬を歯に塗ってうがいをすると、磨き残しの部分がピンク色に染まる、というものです。

この液を使うことにより、磨けていない部分が一目でわかるので、磨きにくい場所や自分の磨き方のクセがわかります。

また「ホームケアミラー」は、長い柄の先に小さなミラーがついているので、洗面台の鏡では確認しにくい前歯の裏側までチェックすることができます。

ほんの少しの手間ひまを加えてみよう

普通の歯ブラシで、前歯の裏側をきれいに磨くのは難しいことです。

いつもの歯ブラシに、磨きにくい場所をピンポイントで磨くことができる「ワンタフトブラシ」を1本加えることにより、歯の隅々まできれいに磨くことができます。

また、歯垢染色液やホームケアミラーを使い、時々セルフチェックをすることで磨き残しをなくすことができます。

いつもの歯磨きに、ほんの少し手間ひまかけてきれいな白い歯をキープしましょう。

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