自己流ダイエットで口臭や、体臭発生!汗とカロリーの関係
汗 2019.06.22汗なしカロリーオフダイエット、匂いの警告「口臭や体臭の関係」
朝食やお昼の食事を抜いた空腹時、体臭として「甘酸っぱい匂い」を感じたことありませんか?
これは身体が出すSOSで、「食事を抜く」だけのダイエットをしている事と関係があるとされています。
「栄養失調です!」と身体の危険を匂いで警告し、栄養摂取するよう注意喚起していると考えられているのです。
そして、ダイエットのため食事を抜く場合、ごはんやパン、肉等を摂らずカロリーオフするケースが多くなります。
すると、身体を維持するために必要な炭水化物やタンパク質が不足し、身体に蓄えていた中性脂肪を「脂肪酸」に燃焼させエネルギーを作ろうとします。
これが、汗や皮脂に混じり排出されると「油っぽい・アンモニア・甘酸っぱい」匂いの体臭として認識されるようになります。
このように無理なダイエットを続けると、エネルギーの元となる脂肪を使い切ってしまいます。
その後、栄養不足を補うため「筋肉」を身体の維持に使い始めると、筋肉が減り基礎代謝量が減少、体重の減量もストップします。
これは、エネルギー不足を身体が「これ以上やせられない」と感知し、基礎代謝量を抑えるよう自衛作用が働くからです。
汗をかかなくても痩せる?基礎代謝とカロリー消費量の関係
食事制限だけのダイエットは「口臭・体臭」の発生や、体重が落ちなくなるなどの影響がでます。
では、ダイエットのためサウナで汗をかくとしましょう。
実は、カロリー消費量は微小です。
体質が汗かきな人や、気温が高い夏の季節に人一倍汗をかいたとしても、サウナ同様カロリー消費は微量です。
「汗=カロリー消費」と思いこみがちですが、関係はしないとされています。
ダイエットでは運動と食事制限をバランスよく取り入れる必要があるのです。
筋肉を減らさず、効率よく脂肪だけ減らせるようにします。
人は日々、生命を維持するため必要最小の代謝をしています。
その代謝には「活動代謝・食事誘発性熱産生・基礎代謝」の3種類あります。
その中で、1日に消費されるエネルギーの約70%を消費する「基礎代謝」は、「何もせず座っているだけ」でも消費されます。
そして、脂肪と筋肉の基礎代謝量を比較すると、筋肉は脂肪の約2.5倍あります。
ですから、カロリー消費(ダイエット)には筋肉量を増やすことが近道になります。
しかし、筋肉量を増やすことは、そう簡単ではありません。
そこで、筋肉を動かすためのエネルギーが身体に蓄積される仕組みや、エネルギーの消費方法についてご紹介します。
カロリー消費は有酸素運動で汗をかく!
ダイエットの際、運動し汗をたっぷりとかくと、カロリーを消費しダイエット効果によい影響があります。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動によって、脂肪を燃焼させるからです。
運動とダイエットには深い関係があります。
まず、食事で摂取した「グリコーゲン(糖質)」は肝臓、骨格筋に蓄積され、残りは中性脂肪となります。
このグリコーゲンを二酸化炭素と水に分解し、生成された「アデノシン三リン酸(ATP)」がエネルギー源となります。
肝臓、骨格筋に蓄積されたグリコーゲンを使い切ったら、体脂肪をグリコーゲンに分解、生成する方法にチェンジします。
体脂肪分解には大量の酸素を使用しますが、酸素さえあればエネルギーの生成を繰り返すのです。
一度、脂肪の燃焼が始まり燃焼しやすい状態になると、貯蔵された体脂肪と酸素が存在するとエネルギーを継続的に生成します。
運動がダイエットと関係するのは、このような脂肪燃焼によるものなのです。
汗をかき、カロリー消費・三大栄養素摂取とダイエットの関係
生命維持のため摂取する必要な栄養素は三大栄養素といわれています。
「糖質」「脂質」「タンパク質」の3つで、生命活動に欠かせないカロリーがあります。
そして、質の良いダイエットのため、運動で汗をかいた後、三大栄養素といわれる「糖質」「脂質」「タンパク質」をバランスよく摂取する事が大切です。
筋肉を減らさず、脂肪を最大限燃焼させるためです。
それでは、どのようなバランスで栄養素を摂れば良いのでしょうか。
耳馴染みの「高タンパク質」「低糖質」「低脂質」が筋肉をなるべく減らさない、ダイエットに重要なキーワードになります。
まず、「タンパク質」はたくさん摂取することが必須になります。
「糖質」や「脂質」は摂取量を抑える必要がありますが、長期なダイエットであれば、少々の糖質摂取は影響ありません。
ただ、短期的で過剰なダイエットは筋肉を喪失させますので注意が必要です。
そして、一部の食べ物もダイエット効果に関係があります。
それは、野菜・海藻類・キノコ類です。
タンパク質を筋肉に速やかに供給してくれたり、含まれる食物繊維により糖質の吸収をゆるやかに抑えてくれます。
ダイエットにうってつけ!スイミングで効率よくカロリー消費
ダイエットにあたり、効率よくカロリー消費量を多くできる運動は何でしょうか。
それは水泳です。
概ね、スイミングクラブ等の室内プールの水温は29~31℃の設定で、体温より若干低めの設定です。
水温から想像すると汗をかけず、体が冷えそうに感じます。
実はこの水温で身体を動かすことにより、身体の体温を高める機能の活性化につながるのです。
そして、前章でお伝えしたようにダイエットには基礎消費量に優れた筋肉が必要です。
水泳選手を一目見れば、逆三角形型の整った肉体美を目にします。
水泳での速さは筋肉と関係しますが、全身をくまなく使うことでこれまで使わなかった筋肉を鍛えることにもなります。
そもそも泳げない、という人は水中ウォーキングから始めても良いでしょう。
水の中では浮力が働くため、地上でのウォーキングで膝にかかるほどの負担はありません。
不摂生がたたれば体力、筋力ともに想像以上に落ちているものです。
水泳や水中ウォーキングは運動不足の中高年男性や、年齢と共に顕著に筋肉量が落ち基礎代謝量が下がる女性に特にお勧めの有酸素運動と言えます。
汗を流す運動をする暇がない…なら日常生活で基礎代謝を上げる!
前章のようにスイミングで汗を流す等、日々適度な運動ができるといいですが、なかなか時間をとれない方もいらっしゃいます。
そこで、日々の生活の中で基礎代謝をアップさせる生活習慣を実施しましょう。
最後のこの項では、健康で体型維持が保てるようなストレッチや食事の摂り方をご紹介します。
まず、起床時の簡単なストレッチは基礎代謝のアップに関係します。
体側を伸ばしたり、前屈、足あげ等、ベットや布団で簡単にできるストレッチから始めてみましょう。
朝から活動的に動くことで、凝り固まった筋肉をほぐし、血の巡りを良くさせ代謝アップを図れます。
次に食事の取り方ですが、3食はしっかり摂りましょう。
かつ、よく噛んでゆっくり食事を楽しむことも代謝アップになります。
咀嚼の目安は30回です。
そして食事の目的はカロリー摂取だけではありません。
消化器官などの内臓を動かすことで食事を消化吸収し、基礎代謝カロリーを消化するのです。
また、身体を温める「唐辛子・生姜」や、代謝を上げるとされる「豆腐・アボカド・アーモンド」等の食材がありますので、意識して摂取するようにしましょう。
運動とバランスの整った食事で最適ダイエットに
食事制限だけのダイエットは、「ダイエット臭」と言われる口臭や体臭に影響が出る等、思わぬ弊害を生じさせかねません。
また、必要以上のカロリーカットは筋肉まで減らし、健康に害を及ぼしかねません。
適したダイエット法であれば、健康でしなやかな身体へとシェイプアップにつながります。
適度な運動を取り入れ良い汗をかき、適切な栄養素をバランスよく摂取しながら無理のないダイエットを続けましょう。