市販の歯磨き粉の選び方!おすすめは人によって異なる?!
歯磨き粉 2020.04.02市販の歯磨き粉の選び方
ドラッグストアなどで市販されている歯磨き粉の種類は実に多く、どれを購入していいか迷うことがありますよね。
実は、歯磨き粉によって含まれている成分が異なり、もしかしたら自分には合っていないかもしれないのです。
「安いから」「パッケージがいいから」などの理由で、単純に歯磨き粉を選んでしまうことはおすすめできません。
これから、歯磨き粉の選び方やおすすめの商品をご紹介していきますが、まずは歯磨き粉の種類について大まかにご説明いたします。
歯磨き粉は、「医薬部外品」と「化粧品」の二つに大きく分けられます。
医薬部外品の歯磨き粉は、成分等が審査されて厚生労働大臣の承認を受けたものです。
化粧品に分類される歯磨き粉は承認等がなく、製造・販売元の企業が自己の責任の下で効果等を保証しています。
つまり、虫歯の予防等を謳うことのできる歯磨き粉は、医薬部外品のもののみといえます。
口内環境の向上に関する効果や効能を歯磨き粉に期待する場合は、医薬部外品であることを確認するようにしましょう。
化粧品に分類される市販の歯磨き粉のメリットは?
それでは、化粧品とされる市販の歯磨き粉にはメリットはないのでしょうか。
化粧品とされる歯磨き粉には、薬用成分が配合されていないことが多々あります。
しかし、研磨剤や発泡剤が含まれていることが多いので、歯の表面に付着している汚れを落とす効果は期待できます。
また、ホワイトニングや口内の爽快感を得ることができると謳っているものもあります。
さらに、化粧品とされる歯磨き粉は一般的に医薬部外品の歯磨き粉より安価であることが多いです。
つまり、虫歯予防ではなくホワイトニング効果や爽快感を主に得たい方にとっては、メリットがありおすすめといえるのです。
ただし、前述したように、化粧品とされる歯磨き粉には薬用成分が配合されていないことが多いので、虫歯の予防等には期待できないことを念頭においておきましょう。
口内環境の改善におすすめなのは医薬部外品の歯磨き粉?!
口内環境の改善を求めるならば、やはり医薬部外品の歯磨き粉がおすすめです。
医薬部外品の歯磨き粉は厚生労働省から許可を得て市販されていますので、安全性が高いのもポイントです。
厚生労働省のお墨付きがあるならば、断然、医薬部外品の歯磨き粉を選んだ方がいいと思われるかもしれません。
しかし、医薬部外品の歯磨き粉にもデメリットはあります。
その歯磨き粉に含まれている成分が高すぎて、かえって口内トラブルを抱えてしまう原因になることがあるからです。
こればかりは個人ごとで異なりますので、いきなり成分の強い歯磨きは使用せず、様子を見ながらいろいろと試してみるのがいいでしょう。
歯磨き粉のパッケージには、含まれている成分について記載があります。
パッケージになければ、歯磨き粉メーカーの公式サイト等で確認することができるでしょう。
外国製の歯磨き粉は注意が必要!
海外旅行に行った際など、外国製の歯磨き粉を購入してくる方が増えています。
また、昨今ではインターネットで外国製の歯磨き粉を購入している方も多いようです。
日本国内で市販されている歯磨き粉は、法律で成分の割合等が決められています。
しかし、外国製のものはその法律範囲外のため、日本国内で市販されている歯磨き粉と成分が大きく異なることがあるのです。
欧米人と比較すると、日本人は歯の質が弱いといわれています。
そのため、配合成分が高濃度の外国製の歯磨き粉を使用することで、歯や歯茎を傷つけてしまうことがあるのです。
歯や歯茎を傷つけてしまうと、歯茎が痩せてしまう原因になることがあるといわれています。
歯茎が痩せてしまうと、歯根が露わになって、しみやすい歯の過敏につながるかもしれないのです。
このようなことから、どこで作られた歯磨き粉なのかを確認して選ぶことをおすすめします。
おすすめの市販歯磨き粉
それではここから、おすすめの市販歯磨き粉をご紹介していきます。
どれが合うかは人によって異なりますので、よく成分を確認してから購入するようにしましょう。
●ライオン株式会社:クリニカアドバンテージ ハミガキ
・参考価格:300円(税込)
フッ素が高濃度で含まれているので、歯のエナメル質の再石灰化を促進したり、虫歯の発生や進行を防ぐ効果が期待できます。
また、殺菌成分も配合されているので、口臭予防にも期待できる商品です。
●グラクソ・スミスクライン:薬用シュミテクト コンプリートワンEX
・参考価格:656円(税込)
こちらも、フッ素濃度が1,450ppmと高濃度の歯磨き粉です。
虫歯や口臭予防の効果や、歯石沈着予防の効果が期待できる商品です。
どちらも医薬部外品の、ドラッグストア等で購入できる歯磨き粉です。
●第一三共:クリーンデンタル L トータルケア
・参考価格:1,446円(税込)
合計10種類の薬用成分が配合されている歯磨き粉で、虫歯の予防や歯石の付着を防ぐ効果が期待できます。
歯質強化のため、フッ素濃度が1,400ppmと高配合されています。
大人が使用する分にはいいですが、フッ素濃度が高い歯磨き粉は6歳未満の子供への使用は避けるようにしてください。
ホワイトニング効果に期待大のおすすめ歯磨き粉
市販されている歯磨き粉には、ホワイトニング効果に期待できるものがたくさんあります。
そこで、ほんの一部ですがおすすめの商品をご紹介していきます。
●サンギ:アパガードプレミオ 50g
・参考価格:913円(税込)
研磨成分をかぎりなく小さくした「薬用ハイドロキシアパタイト」が配合されているので、歯のホワイトニング効果があるといわれています。
また、虫歯の原因となる歯垢を除去し、汚れが付着しにくくなるよう歯を滑らかにする効果が期待できます。
●ライオン株式会社:システマハグキプラスWハミガキ
・参考価格:733円(税込)
マイルドクレンジング処方(きめ細かな泡が着色汚れを浮かせて除去する)で、歯のホワイトニング効果が期待できます。
それだけではなく、フッ素が1,450ppmと高濃度なので、歯の再石灰化を促進して虫歯の発生を抑制する効果もあるといわれています。
ドラッグストアなどでは手に入りにくいですが、歯科医院やインターネットで購入できるおすすめの歯磨き粉もあります。
●GC:ルシェロ 歯みがきペースト ホワイト
・参考価格:1,980円(税込)
弱アルカリ性ペーストが歯の汚れを落としやすくし、歯に優しい成分であるLime粒子と薬用成分のポリエチレングリコール(PEG)400が着色汚れを除去する効果が期待できます。
自分に合っている歯磨き粉を選ぼう
毎日の歯磨きに欠かせない歯磨き粉ですが、含まれている成分によって効果に差があります。
市販品の歯磨き粉は、医薬部外品と化粧品に分類されていますが、それぞれのメリットデメリットを踏まえて選ぶことをおすすめします。
また、外国製の歯磨き粉は日本人用に作られているものより成分が高濃度であることが多々あります。
自分に合っているかを見極め、歯磨き粉を選ぶようにしましょう。