フッ素入り歯磨き粉の選び方とおすすめ商品をご紹介!

歯磨き粉 2020.05.26
近年注目されているオーラルケアの代表格といえば、歯磨きですよね。 そんな歯磨きをする際は、ほとんどの人が歯磨き粉を使用することと思います。 この歯磨き粉ですが、普段どのように選んでいますか? 虫歯予防のために歯磨きをしようと考えているのであれば、フッ素入り歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。 この記事でフッ素入り歯磨き粉の選び方と、おすすめ商品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

毎日の歯磨きで実は重要な歯磨き粉!

歯の健康のために、毎日オーラルケアを行う人は多いかと思います。

代表的なオーラルケアといえば、歯磨きが挙げられますね。

歯磨きをする際は、歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨きはじめると思いますが、みなさんは歯磨き粉を購入するとき、どのようなポイントを意識して選んでいますか?

価格で選ぶ人もいるでしょうし、フレーバーで選ぶ人もいるかと思います。

「ただ何となく…」で選んでいる人もいるのではないでしょうか。

しかし、もし虫歯予防のためにも歯磨きをするのであれば、歯磨き粉選びはとても重要です。

どのようなポイントを意識すれば良いかというと、歯磨き粉に含まれている「成分」に注目してみてください。

どんな成分が歯磨き粉に含まれているかで、口腔内への効果は違ってきます。

虫歯予防に効果的といわれている成分は「フッ素」というものです。

後ほど、フッ素入り歯磨き粉のおすすめをご紹介しますが、もう少しこのフッ素についてお話をしていきます。

なぜフッ素が虫歯予防に効果的なの?

虫歯予防になぜフッ素が効果的といわれているかというと、フッ素の作用が関係しています。

フッ素には、大きく2つの作用があります。

●酸の生成を抑える

歯についたプラーク(歯垢)に含まれている細菌は、食べかすの糖質から酸をつくり出します。

酸がつくり出されると、歯のエナメル質を溶かし(「脱灰」といいます)、虫歯への発展させてしまう恐れがあります。

できれば酸の生成は抑えたいですよね。

このときフッ素があれば、酸がつくり出されるのを抑制してくれますから、結果的に虫歯予防につながります。

●再石灰化を促進させる

再石灰化とは、脱灰による歯のダメージを修復し、健康の歯に戻す現象のことをいいます。

これは、唾液に含まれるリン酸カルシウムの働きによって起こります。

フッ素は、リン酸カルシウムの反応性を高める作用もあるので、再石灰化を促すことに役立っているのです。

この2つの作用により、歯が虫歯になるのを予防し、虫歯になりにくい歯にも導いてくれます。

フッ素がいかに虫歯予防に役立っているかがおわかりいただけたのではないでしょうか。

今、歯磨き粉選びに悩んでいるのであれば、虫歯予防のためにもフッ素入り歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。

次の項では、フッ素入り歯磨き粉の選び方についてお話ししていきます。

フッ素入り歯磨き粉の選び方!フッ素濃度のおすすめは?

近年市販されている歯磨き粉のほとんどがフッ素入りといわれていますので、いざ購入するとき、どれを選べば良いか悩んでしまうかもしれません。

そこで、ここではフッ素入り歯磨き粉を選ぶときのポイントをお伝えしていきましょう。

▼フッ素濃度

フッ素入りといっても、商品によって濃度にばらつきがあります。

どのくらいの濃度が良いかというと、大人であればフッ素濃度が950ppm以上のものを選ぶことをおすすめします。

950ppm以上あると、より虫歯予防への効果が高くなるといわれていますので、参考にしてください。

ただし、子供がいるご家庭では注意が必要です。

というのは、6歳未満の子供が、1000ppm以上の高濃度のフッ素入り歯磨き粉を習慣的に使用すると、フッ素症のリスクが高まる可能性があります。

そのため、子供にフッ素入り歯磨き粉を使用させたい場合は、1000ppm以下のものを選ぶようにすると良いでしょう。

商品によってはフッ素ではなく、「フッ化リン酸ナトリウム」「フッ化第一スズ」「フッ化ナトリウム」と書かれている場合もありますので、覚えておいてくださいね。

歯磨き粉を選ぶときは「研磨剤」「発泡剤」にも注目!

フッ素入り歯磨き粉を選ぶときは、フッ素濃度のほかにもポイントがあります。

▼研磨剤

多くの歯磨き粉にはフッ素と同じく、研磨剤も含まれています。

研磨剤は歯の表面を白く輝かせることもできますが、歯のエナメル質を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。

エナメル質を傷つけてしまうと、虫歯リスクも高めてしまいますから、できれば研磨剤を含んでない歯磨き粉、もしくは低研磨タイプの歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。

▼発泡剤

発泡剤も、市販されている歯磨き粉の多くに含まれています。

発泡剤を含んでいることで、歯磨き粉の成分を口全体に広げることができますが、磨き残しが起こりやすいデメリットもあります。

口全体に歯磨き粉が行き渡ったことで、磨いていない部分も磨いた気になってしまうのです。

歯にプラークなどを残したまま歯磨きを終えてしまえば、それが虫歯へとつなげてしまいますから、発泡剤も含んでいないもの、もしくは低発泡のものを選ぶようにしてください。

フッ素入り歯磨き粉のおすすめをご紹介!

それではここから、フッ素入り歯磨き粉のおすすめをご紹介していきましょう。

【ライオン歯科材:チェックアップ スタンダード】

フッ素濃度が1450ppmもある高濃度フッ素入り歯磨き粉です。

高濃度フッ素ではありますが、低刺激・低香料・低研磨なので、歯のエナメル質を傷つけずに歯磨きができることでしょう。

また、フッ素のほか、カチオン化セルロースが含まれているのもポイントです。

これはフッ素を歯の表面により引きつけやすくしてくれる作用があるので、歯磨きによる虫歯予防効果をさらに高めてくれますよ。

【花王::クリアクリーン プレミアム】

こちらも1450ppmの高濃度フッ素入りの歯磨き粉です。

フッ素のほか、キシリトール、G2カルシウムが含まれていることで、歯にフッ素をつきやすくしてくれます。

この歯磨き粉を使って歯を磨くことで、歯のエナメル質の修復力も高めてくれますから、虫歯にもなりにくい歯に導いてくれるでしょう。

ジェルタイプのフッ素入り歯磨き粉のおすすめはこちら!

引き続き、おすすめのフッ素入り歯磨き粉のおすすめをご紹介しますが、ここでご紹介するのはジェルタイプの歯磨き粉です。

ジェルタイプの歯磨き粉は、研磨剤が含まれていないことが多いので、歯のエナメル質を傷つけずに歯磨きをすることができるでしょう。

フッ素入り歯磨き粉とも相性が良いので、一度試してみると良いでしょう。

【ウエルテック:コンクール ジェルコートF 90g】

研磨剤・発泡剤が無配合の歯磨き粉なので、歯を傷つけず、磨き残しもしにくく歯磨きすることができるでしょう。

950ppmのフッ素濃度なので、子供がいるご家庭でもみんな使用することができますよ。

歯科医もおすすめする歯磨き粉で、虫歯予防のほか歯周トラブル、口臭予防にも効果的といわれています。

【TO BE WHITE:薬用 ホワイトニング 歯磨き粉 100g】

美白効果に期待できる歯磨き粉ですが、モノフルオロリン酸ナトリウム・フッ化ナトリウムのWフッ素成分により、歯の再石灰化を促進させ歯質をより強くしてくれます。

歯質が強くなれば虫歯予防にも効果が期待できるので、こちらもぜひ試してみてください。

虫歯を予防するために!フッ素入り歯磨き粉で歯を磨こう

歯磨きには歯磨き粉が欠かせませんが、今まで特に意識せずに選んでいた人も多いかと思います。

しかし、もし虫歯予防のための歯磨きをしたいと考えているのであれば、歯磨き粉のフッ素という成分に注目して選んでみてください。

フッ素の2つの作用が、虫歯になりにくい歯へと導いてくれることでしょう。

この記事でおすすめのフッ素入り歯磨き粉のご紹介もしましたので、ぜひ参考にしていただき、虫歯予防のための歯磨きに役立ててみてください。

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