歯ブラシと電動歯ブラシどっちがいい?二つの違いを徹底比較
電動歯ブラシ 2020.01.21どっちがしっかり磨ける!?歯ブラシと電動歯ブラシを比較!
歯ブラシにも電動歯ブラシにもいえることですが、どっちでもしっかりと磨けていれば問題ありません。
しかし、歯ブラシにも電動歯ブラシにもそれぞれメリットとデメリットがあり、違いがありますので比較してみましょう。
◇歯ブラシのメリット
・コストが安い
・細かなところまで磨くことができる
・ブラシの硬さや柄の形などを選ぶことができる
◆歯ブラシのデメリット
・しっかり磨くには時間がかかる
・磨き方によって効果に差が出る
◇電動歯ブラシのメリット
・短時間でしっかり磨ける
・テクニックが必要なく全体にムラがなく磨ける
・歯の間の汚れを磨きやすい
◆電動歯ブラシのデメリット
・コストが高い
・重たい
・ブラシの硬さや形があまり選べない
つまり、どっちも一長一短ということです。
歯ブラシと電動歯ブラシ・どっちが合っているかを見極めるポイント
前項で比較したように、歯ブラシにも電動歯ブラシにもメリットもあればデメリットもあります。
それらをチェックし、自分にはどっちが合っているかを検討しましょう。
もしも迷ったら、普通の歯ブラシで歯磨きし、舌で歯を触ってみてください。
つるつるとする感触であれば、普通の歯ブラシでも問題なく磨けていると思われます。
しかし、ぬめぬめとするような感触であれば、しっかりと磨けていない可能性があります。
そうすると、電動歯ブラシの方がしっかりと磨けるかもしれません。
ただし、歯並びが気になる方は、細かなところまで磨くことができる普通の歯ブラシの方が使いやすいでしょう。
普通の歯ブラシを選ぶ際は、柄の太さやブラシの大きさ、形など、自分に合っているものを選ぶようにしましょう。
歯ブラシの選び方と磨き方のポイント
普通の歯ブラシは種類が多く、どれを選んだらいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、歯ブラシの選び方について考えていきましょう。
●ブラシの硬さ
ブラシの硬さは、歯茎の状態で選ぶことをおすすめします。
歯茎が健康な方は普通の硬さ、そうじゃない方はやわらかめを選ぶようにしましょう。
中には硬めの歯ブラシもありますが、どっちかというと歯も歯茎も健康で、場所によって力加減を変えながら磨くことができる方でないとおすすめできません。
●ブラシの大きさ
一般的には、上の前歯2本ほどの大きさを目安にするといいといわれています。
奥歯までしっかりと磨くためには、ブラシが小さめのものがおすすめです。
続いて、歯ブラシの使い方についてお話ししていきます。
歯ブラシは、えんぴつを持つように握ります。
奥歯から順に、歯ブラシを小さく動かしながら1本ずつ磨いていきます。
奥歯の裏側は磨き残しが多い部分ですから、より丁寧に磨きましょう。
歯の表面は、歯ブラシを垂直に当てましょう。
前歯の裏側は歯ブラシを立てながら、ブラシの角部分を使って磨いていきます。
次項では、電動歯ブラシの種類をご説明していきます。
電動歯ブラシの種類
電動歯ブラシは大きく分けて3種類あります。
それぞれブラシの振動の仕方に違いがありますので、参考にしてみてください。
●高速運動電動歯ブラシ
ブラシが振動したり回転することによって歯垢を落とします。
毎分3,000~7,000回ほどの振動なので、手を動かしながら磨くのが理想的です。
●音波ブラシ
毎分3~4万回の音波振動で歯垢を落とします。
手を動かす必要はない電動歯ブラシです。
●超音波ブラシ
超音波を発生させる電動歯ブラシで、毎分100~150万回振動します。
振動がとても細かいので、手を動かしながら磨くのがおすすめです。
ただし、ペースメーカーを使用されている方は誤作動を起こしてしまう可能性も考えられるので、事前にしっかりと確認するようにしましょう。
電動歯ブラシは普通の歯ブラシよりも、ブラシの硬さなどの種類がどうしても少ないです。
さきほども申し上げましたようにどっちも一長一短ですが、短時間でしっかりと磨きたいならば電動歯ブラシがおすすめです。
電動歯ブラシの使い方のコツ
電動歯ブラシは使い方に少々コツがあります。
やみくもに歯に当てているだけでは、しっかりと歯垢が取り切れていないということがあるかもしれません。
そこで、電動歯ブラシの使い方についてご紹介いたします。
まず、歯の面やかみ合わせの部分は、ブラシを垂直に当てましょう。
歯に電動歯ブラシの振動が均等に伝わり、しっかりと磨けます。
次に、歯垢がたまりやすい歯周ポケット部分は、ブラシを斜め45度に当てましょう。
普通の歯ブラシ、電動歯ブラシどっちでもいえることですが、歯茎などを傷めてしまう可能性があるのでブラシは強く当てないようにします。
電動歯ブラシのブラシ部分は、平均的に約3ヶ月ごとに交換が必要です。
ただし、機種やブラシの消耗具合によって前後しますので、適宜交換することをおすすめします。
また、電動歯ブラシを使用する際は歯磨き粉を使用しなくてもいいとも耳にしますが、歯磨き粉によっては、歯にとってよりいい効果を得られるかもしれません。
しかし、研磨剤が多い歯磨き粉は歯を傷つけてしまう可能性がありますので注意が必要です。
また、歯磨きをしたときに泡立つような発泡剤が含まれている歯磨き粉は磨きにくいため、避けた方がいいでしょう。
歯ブラシと電動歯ブラシどっちを使っても歯間ブラシやデンタルフロスをしよう
歯ブラシでも電動歯ブラシでも、歯間の汚れはなかなか落とすことができません。
そのため、歯間ブラシとデンタルフロスのどっちかを併用することをおすすめします。
歯間ブラシは広い部分も効率的に汚れをかき出すことができ、デンタルフロスは歯間が狭い部分の汚れをかき出すことができます。
それぞれ、いくつか種類があります。
●歯間ブラシ
歯間ブラシはネック部分はまっすぐになっているものと、L字型になっているものとがあります。
ネック部分がまっすぐなものは、前歯に適しています。
L字型のものは、奥歯に適しています。
ブラシ部分は、ゴムタイプとワイヤータイプがあります。
歯垢がより取りやすいのはワイヤータイプですが、初めて歯間ブラシを使用する方や金属が苦手な方はゴムタイプがおすすめです。
●デンタルフロス
デンタルフロスは、ホルダータイプと糸のような巻き型タイプがあります。
ホルダータイプはF型とY型があり、F型は前歯、Y型は奥歯に適しています。
巻き型タイプには、歯間部にスムーズに入れることのできるワックスタイプと、摩擦力があるアンワックスタイプがあります。
巻き型タイプを初めて使われるならワックスタイプ、慣れてきて歯間部の広がりが気になってきたらアンワックスタイプの使用がおすすめです。
歯ブラシは歯の広い範囲を効率的に磨くことができ、歯間ブラシやデンタルフロスは歯ブラシが届かない場所をしっかりと掃除することができます。
自分に合う道具を見つけ、毎日の歯のケアを頑張りましょう。
普通の歯ブラシと電動歯ブラシのどっちが自分に合っているか検討しよう
手で磨く歯ブラシも電動歯ブラシも、それぞれメリットやデメリットがあります。
自分なりに比較し、どっちが自分に合っているか検討することをおすすめします。
また、歯ブラシと一緒に歯間ブラシや電動歯ブラシも併用することが理想的です。
歯の健康のために、毎日のケアを頑張りましょう。