子供の歯磨き粉はどんなものがおすすめ?年齢別でご紹介!
歯磨き粉 2020.01.15そもそも子供の歯磨きはいつから始めるもの?
そもそも、子供の歯磨きはいつから始めるものなのでしょうか。
子供は、一般的に生後半年以降に歯が生え始めます。
生後半年というとまだまだ赤ちゃんですが、歯が生えてきたら歯磨きをスタートさせるタイミングです。
ずっと付き合っていく歯磨きを嫌いにならないように、嫌がったら無理に行う必要はありません。
しかし、歯磨きに慣れてもらえるように、また、虫歯になる可能性を少しでも低くするために歯磨きを行いましょう。
生え始めの歯は、フッ素を取り込みやすい性質があるといわれています。
そのため、フッ素入りの歯磨き粉を使用すると、丈夫な歯になる効果が期待できるのです。
ただし、詳しくは後述しますが、フッ素は多く配合されるほどいいというものではありませんので注意が必要です。
それでは、子供にどのような歯磨き粉がおすすめなのか、年齢別にご紹介していきます。
年齢別!子供におすすめの歯磨き粉
子供は大人とは違い、短期間で大きく成長します。
もちろん、歯もしかりです。
そのため、子供の年齢に応じて歯磨き粉も変えていくことが理想的です。
●0~1歳
まだまだ赤ちゃんのこの時期は、歯磨きシートの使用がおすすめです。
歯磨きに慣れてもらうためにも、大人の膝に子供を寝かしてリラックスした状態で行いましょう。
歯ブラシをお口に入れて、慣れさせていくことも大切です。
●1~3歳
歯ブラシにだいぶ慣れてきたら、ジェルタイプの歯磨き粉で歯磨きしてみましょう。
ジェルは歯間に届きやすく、泡立たないので、磨き残しの心配があまりありません。
また、お口をすすぐのが簡単なので、まだうがいが上手にできない子供でも安心して使用することができます。
●3歳~
しっかりとうがいができるようになったら、ペーストタイプの歯磨き粉に変えてみましょう。
ペーストタイプの歯磨き粉にはフッ素入りのものも多いです。
ただし、ペーストタイプのものは泡立つので、うっかり磨き残しをしてしまうリスクもあります。
子供用歯磨き粉の特徴
子供用歯磨き粉には、大人用とは異なる特徴がいくつかあります。
まずは、フレーバーです。
歯磨きを嫌がらないように、子供の歯磨き粉は成分が同じでもいろいろなフレーバーがついています。
また、大人用とは異なり、辛さが控えられています。
毎日の歯磨きが楽しくなるように、子供が好きなフレーバーをいくつか用意しておくのもおすすめです。
次に、子供用の歯磨き粉は成分が安全だということです。
子供は歯磨き粉を飲んでしまうことがあるため、万が一飲み込んでも問題がないように成分が安全であることが多いのです。
できれば、歯磨き粉の主な成分が天然のものだとより安心です。
なるべく、人工香料や着色料が使用されていない歯磨き粉を選ぶことが望ましいでしょう。
子供用歯磨き粉を選ぶ際の注意点
子供に歯磨き粉を選ぶ際には、注意していただきたいことがあります。
歯磨き粉によっては、研磨剤や発泡剤が使用されています。
研磨剤は「炭酸ナトリウム」や「ケイ素」、発泡剤は「ラウリル硫酸ナトリウム」と記載されていることもあります。
研磨剤は読んで字のごとく歯を削る働きがあるので、柔らかい子供の歯に使用することはおすすめできません。
また、発泡剤は泡立つことから、大して磨いていなくても、綺麗になったように感じてしまう可能性があります。
つまり、磨き残しが多くなってしまうのです。
このことから、子供に使用させる歯磨き粉にはできるだけ研磨剤や発泡剤が多く使用されていないものを選ぶようにしましょう。
また、フッ素は丈夫な歯にするために大切なものですが、その配合量には注意が必要です。
厚生労働省発信の健康情報サイト「e-ヘルスネット」では、5歳以下の子供にはフッ素濃度が500ppm以下のものが推奨されています。
そのため、フッ素濃度にも注意して歯磨き粉を選ぶようにすることをおすすめします。
子供用歯磨き粉を選ぶ際の注意点ではないのですが、基本的に歯磨き粉は一人一つ用意しましょう。
歯磨き粉は家族間で共有していることが多いかと思いますが、それでは歯磨き粉についてしまった菌が別の人にうつってしまうことが考えられます。
子供用歯磨き粉を兄弟間で共有している場合は、できるだけ専用のものを用意することをおすすめします。
歯磨きシートのおすすめ商品
子供に歯が生え始めたら、歯磨きスタートのタイミングです。
先ほどもお伝えしましたように、赤ちゃんのうちは歯磨きシートで歯を拭いてあげましょう。
そこで、おすすめの歯磨きシートのご紹介です。
●ピジョン:歯みがきナップ
参考価格:880円(税込)
ピジョンの歯磨きナップは、ノンアルコールで無着色、無香料、防腐剤も不使用です。
1枚ずつ滅菌処理された個包装なので、安心して使用することができるでしょう。
シートは凸凹のメッシュタイプなので、しっかりと歯の汚れを落とすこともできます。
お出かけ先でもさっと拭いてあげることができるので便利ですよ。
●オオサキメディカル:あかちゃんの歯のお手入れシート
参考価格:595円(税込)
薬液を使用していない、精製水100%の歯磨きシートです。
こちらも1枚ずつ滅菌処理された個包装なので、衛生的に使用できます。
採用されているシートは天然コットンの不織布で、赤ちゃんにも安心して使用することができるでしょう。
次項では、子供用のおすすめの歯磨き粉をご紹介していきます。
子供用歯磨き粉のおすすめ商品
歯ブラシにだいぶ慣れてきた1~3歳ころには、ジェルタイプの歯磨き粉がおすすめです。
さっそくご紹介していきましょう。
●クリニカ:クリニカKid’s ジェルハミガキ
参考価格:303円(税込)
歯磨き粉デビューにおすすめなのが、クリニカKid’sのジェルタイプのものです。
グレープとイチゴ味があり、子供が楽しんで歯磨きすることができます。
このジェル歯磨き粉にはフッ素も配合されているので、歯を丈夫にし、虫歯の予防にも期待ができます。
また、泡立ちがおさえられているので、磨き残しも少なく、小さな子どもでもすすぎやすいのが特徴です。
しっかりとうがいができるようになったら、ペーストタイプの歯磨き粉がおすすめです。
●ライオン歯科材株式会社:Check-Up kodomo 500
参考価格:275円(税込)
フッ素が500ppmFなので、5歳以下の子供におすすめのペーストタイプの歯磨き粉です。
低研磨、低発泡、低香味でもあるので、子供にも安心して使用することができるでしょう。
●サンスター:ドゥークリア こどもハミガキ
参考価格:198円(税込)
こちらもフッ素配合のペーストタイプの歯磨き粉です。
グレープとイチゴ味があります。
子供に人気のキャラクターが描かれているので、楽しく歯磨きすることができるのではないでしょうか。
年齢に応じて歯磨き粉を選ぼう
毎日欠かすことのできない歯磨きには、子供の年齢に応じて歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。
歯磨きシートに始まり、ジェルタイプ、ペーストタイプと段階に応じて変えていきましょう。
ただし、子供に歯磨き粉を選ぶ際は、どのようなものが配合されているかは必ず確認しましょう。
さらに、兄弟間で共有することなく、できるだけ一人一つの歯磨き粉を用意しましょう。
子供が楽しく歯磨きができるような、お気に入りの歯磨き粉が見つかるといいですね。