歯ブラシの硬さは「柔・普・硬」どれを選ぶ?それぞれの違い

歯ブラシ 2019.11.25

歯ブラシを選ぶとき、何を基準に選んでいるでしょうか。

歯ブラシには、ヘッドの大きさやブラシの硬さ、毛の太さなどさまざまな種類があり、どれを選べばよいのか悩んでしまいますね。

そのため、見た目や価格で歯ブラシを選んでいる、という方も多いと思います。

一般的に、歯ブラシのブラシの硬さは、「柔らかめ・普通・硬め」の3種類です。

今回は、歯ブラシのブラシの硬さについて、それぞれの違いや特徴を解説していきます。

ご自分のお口の状態に合わせて、ブラシの硬さを選んでいきましょう。

歯ブラシ選びの重要性について

冒頭でもお伝えしたように、歯ブラシはブラシの硬さで考えても、主に3つの種類があります。

そのほかヘッドの大きさやブラシの太さなども違いますから、自分に合う歯ブラシを選ぶのはなかなか難しいところですね。

そのため、見た目や価格でなんとなく歯ブラシを選んでいる方も多いでしょう。

まずは、ブラシの硬さの違いや特徴を知る前に、自分に合う歯ブラシを選ぶことがどれほど大切なことなのかをお伝えしていきます。

●歯ブラシ選びが大切な理由

自分に合う歯ブラシといっても、これが正解という答えがあるわけではありませんから、難しいですよね。

しかし、自分に合う歯ブラシを選ぶことはとても重要なことといわれています。

ではなぜ、それほど重要なのでしょうか。

まず、合わない歯ブラシを使用することで、磨き残しが増えるという問題が発生します。

磨き残しが増えると、歯垢や歯石、口臭、虫歯のリスクが高くなり、こうなると歯の寿命にも影響してくる可能性があります。

人にはそれぞれ個性があるように、口内の状態も人それぞれ違います。

歯の大きさや歯並び、歯肉の硬さなど、それぞれに見合う歯ブラシを選ぶ必要があるのです。

自分に合う歯ブラシを使用することで、磨き残しが減り、健康な口内環境を保つことができるようになるといわれています。

歯ブラシの硬さの違いとそれぞれの特徴

前にもお伝えしたように、歯ブラシのブラシの硬さは主に「柔らかめ・普通・硬め」の3種類です。

ここからはブラシの硬さの違いと、それぞれの特徴を解説してきます。

●柔らかめ

柔らかめの歯ブラシは、この3つの中でも特にブラシが柔らかく、優しくブラッシングできるという特徴があります。

そのため、歯茎が弱っている人や出血しやすい人、お年寄りや乳幼児にもおすすめです。

ただし、ブラシが柔らかい分、歯垢や汚れを掻き出す力は弱いため、歯磨きをより丁寧にする必要があるかもしれません。

また、ブラシ自体が傷みやすいため寿命が短いという特徴もあります。

●普通

大人から子供までオールマイティに使用できるのが「普通タイプ」です。

虫歯などなく、口内環境に問題のない方でしたら、こちらを選ぶとよいでしょう。

適度な力で歯を磨けていれば、歯茎を傷つけてしまうこともなく、問題なく汚れを落とすことができます。

●硬め

ブラシに硬さがあるため、汚れを除去できる力が高いという特徴があります。

ただし、ブラシは硬ければ硬いほど歯や歯茎を傷めやすく、力任せに歯磨きをしてしまうと歯や歯茎がすり減ってしまう可能性もあります。

歯や歯茎は一度すり減ってしまうと、再生することが難しくなります。

硬めの歯ブラシで歯を磨くときは、力加減が重要になるでしょう。

歯ブラシの硬さの中でどれを選ぶ?

歯ブラシの硬さの違いや特徴について理解できたでしょうか。

では、この3つの中でどの硬さを選べばよいのでしょうか。

基本的に、口内が健康な状態かつトラブルがない場合、ブラシの硬さは「普通」をおすすめします。

以前、ドラッグストアなどでは、硬めの歯ブラシが多く販売されていた時期もあり、硬い歯ブラシを好んで使用する方もたくさんいらっしゃったようです。

しかし、近年はブラシの硬さが見直され、普通から柔らかめのものが多く販売されてきています。

そのため、硬い歯ブラシよりも普通から柔らかめの歯ブラシのほうが、私たちも馴染み深くなってきているといえるでしょう。

硬い歯ブラシは確かに汚れを掻き出す力が強いですが、歯や歯茎を傷つけてしまうリスクも高く、ほかの口内トラブルを引き起こしてしまう可能性も考えらます。

もちろん、硬い歯ブラシを使用するのが駄目というわけではありません。

歯を磨いた後の汚れの残り具合や、歯列や口腔内の状況によっては、歯科医から硬めの歯ブラシがおすすめされる場合もあります。

ブラシの硬さの違いをあえて使い分ける方法も!

ここまで、歯ブラシの硬さの特徴をご紹介しましたが、あえて硬さの違うブラシを使い分けてみる方法もあります。

例えば、「歯茎が弱く出血しやすいけれど、柔らかい歯ブラシだと歯垢をしっかりと落とせない」などのケースです。

この場合は、傷つきやすい歯茎付近を柔らかめの歯ブラシで磨き、それ以外を普通の歯ブラシで磨くといった方法を取ることができます。

ほかにも、歯石が気になる部分のみ硬めの歯ブラシを使用して、ほかは普通の歯ブラシを使用するのもよいでしょう。

硬さの違う歯ブラシを使い分けることで、歯磨きの効率にも違いが出てくるかもしれません。

また、歯ブラシの使い分け以外でおすすめなのが、「補助器具」を使うことです。

実は、歯ブラシで歯を磨いただけでは歯と歯の小さな隙間などは十分に磨けていないことも多く、歯垢が残ってしまうことがあります。

デンタルフロスや歯間ブラシを使用すれば、歯ブラシで届かない部分の汚れを掻き出すことができます。

これらの補助器具は、虫歯予防にも繋がる為、ぜひ歯ブラシと併用してみてください。

その歯磨きのやり方間違いかも!?ブラッシング方法

ご自分に合う硬さの歯ブラシが選べたとしても、きちんと歯磨きができていなければ意味がありません。

ここでは、歯ブラシのブラッシング方法のポイントをお伝えしていきます。

●歯にしっかりと毛先を当てる

歯磨きは、ブラシの毛先が歯に当たることが基本です。

歯の側面を磨くときは、歯ブラシを90度に当て、歯茎付近を磨くときは45度の角度に当てて磨いていきます。

●ブラシは小刻みに

歯一本一本を磨くイメージで、歯ブラシを小刻みに動かしましょう。

小刻みに動かすことで、隙間の汚れを除去しやすくなります。

●力を入れすぎない

歯を磨くときは、力任せにゴシゴシと磨いていませんか。

このようなブラッシング方法は、歯や歯茎を傷めてしまう原因になります。

歯ブラシを持つ際は、手で握り締めるように持つのではなく、ペングリップといってペンを持つように軽く握ってみましょう。

特に付着したばかりの汚れは、歯石と違い、軽い力でも簡単に落とすことができます。

歯ブラシの際は、力加減にも注意してください。

健康な口内環境を維持するためにも定期的に歯科を受診

ここまで、歯ブラシの硬さの違いや歯磨きのポイントなどをお伝えしてきました。

ご自分に合う歯ブラシを選ぶことは、歯の健康を守り歯の寿命を延ばすことにも繋がります。

ほかにも、磨き残しを減らす磨き方や、歯ブラシ以外の補助器具を使用して口内環境を清潔に保つことも大切なポイントになります。

また、歯の痛みや違和感がなかったとしても、定期的に歯科を受診することも重要といえます。

たとえ毎日3回、歯磨きを丁寧に行っていたとしても、歯と歯の間や歯の裏側など、目に見えない部分には案外汚れが残ってしまうものです。

歯科では、自分では確認することが難しい歯の状態をチェックしたり、残ってしまった歯垢や歯垢の除去などを受けたりすることができます。

歯のクリーニングを定期的に行ってもらうと口内はスッキリしますし、虫歯や口臭の予防にも繋がります。

健康診断を受けるように、歯も定期的に診てもらうことは大切なことです。

そのためにも、信頼できるかかりつけの歯医者を見つけておくとよいですね。

歯ブラシは自分に合ったものを選ぼう

歯磨きは毎日行うものであり、歯ブラシの選び方がとても重要になります。

今まで適当に歯ブラシを選んでいたという方は、この機会に歯ブラシを見直してみてはいかがでしょうか。

健康な口内環境を手に入れるためにも、歯ブラシ選びは慎重に行いましょう。

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