歯ブラシヘッドの毛先だけじゃない!交換時期の目安について

歯ブラシ 2019.11.24

毎日使用する歯ブラシですが、いつ交換したらよいのか考えたことはあるでしょうか。

歯ブラシの交換のタイミングとして分かりやすいのが、歯ブラシの毛先です。

一般的にヘッドの毛先が開いてきたら、交換時期と考えてよいでしょう。

適切なタイミングで歯ブラシを交換することができれば、磨き残しが減り口内環境を保つことができるかもしれません。

今回は、歯ブラシの交換時期や、磨き残しを防ぐポイント、歯ブラシの選び方までお伝えしていきます。

歯ブラシヘッドで分かる交換時期

歯ブラシの交換時期はどのように決めていますか。

あるアンケート調査によると、約60%の方が2ヵ月以内に交換しているようですが、中には半年の期間、歯ブラシを交換しない方もいるようです。

健康な歯を維持するためにも、歯ブラシは定期的に交換することが大切といわれています。

では、歯ブラシの交換時期はどのくらいを目安にすればよいのでしょうか。

●1ヵ月を目安に交換

一般的に、歯ブラシは1ヵ月に一度交換するのがよいといわれています。

なぜなら、歯ブラシを定期的に交換することで、磨き残しが減り口内を清潔に保つことができるからです。

また、目で見て交換時期と分かるのが、歯ブラシの毛先の広がりです。

今使用している歯ブラシのヘッドを裏返し、正面から真っ直ぐ見てみましょう。

ヘッド部分から毛先が左右に飛び出ているなら、その歯ブラシは交換時期といえます。

ヘッドの毛先が開いた状態で歯ブラシを使用し続けると?

「まだまだ使用できるから」「もったいないから」という理由で、ヘッドから毛先が飛び出た歯ブラシを使い続けていませんか。

このような状態の歯ブラシを使用し続けると、たとえ毎日歯を磨いていたとしても、さまざまな口内トラブルを引き起こす可能性が考えられます。

例えば、開いた毛先が歯茎を必要以上に刺激してしまい、痛みを感じたり、出血してしまったりすることが考えられます。

また、汚れが落としやすい角度で歯や歯茎に毛先を当てることが難しくなるため、歯垢の除去力が低下し、磨き残りやすくなるともいわれています。

歯垢はやがて歯石へと変化します。

こうなると、歯磨きでは落とすことが困難になってしまいます。

このように、毛先の開いた歯ブラシを使用し続けると、さまざまな問題が生じる可能性もあるため、歯ブラシの毛先が開いてきたと感じたら、すぐに交換することをおすすめします。

日ごろから歯ブラシの状態をチェックする習慣をつけてみてください。

ヘッド部分の毛先が開いていなくても交換!

先述したように、歯ブラシの毛先が開いてきたら交換時期であると考えてよいでしょう。

ただし、歯ブラシの使用頻度や力加減により、毛先の開き具合は、人それぞれ異なります。

仮に、1ヵ月使用した歯ブラシの毛先がほとんど開いておらず綺麗な状態だった場合、そのまま使用し続けてしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、1ヵ月使用した歯ブラシは、雑菌の問題が考えられますから、たとえ毛先が開いていなくても、交換したほうがよいといわれています。

口内には常在菌がたくさん存在しており、歯ブラシで歯を磨くことで歯ブラシの毛先やヘッドにはたくさんの菌が付着しているのです。

歯ブラシは古くなるほど菌が増える傾向にあるため、たとえ適切に保管したとしても長期間使用した歯ブラシは汚れていることが多いです。

菌が増殖した歯ブラシで、歯を磨き続けてしまうと、口腔環境の悪化に繋がる恐れも考えられます。

そのため、毛先の開き具合に関わらず、歯ブラシは1ヵ月を目安に交換するのがよいと考えられるでしょう。

歯ブラシの交換時期を忘れないためにできること

歯ブラシは毎日行うものですので、いつ新しい歯ブラシに交換したのか忘れてしまうことも多いです。

そこで、歯ブラシの交換時期を忘れないためにできる3つのポイントをお伝えしていきます。

・歯ブラシに日付を記入する

歯ブラシに、使い始めた日の日付を油性マジックで記入すれば、いつが交換時期なのか明確です。

歯ブラシは口内に入れるものですので、ヘッドではなく持ち手部分に記入してください。

また、マジックが消えてしまわないためにも、記入した上からテープなどを貼ると落ちにくくなります。

・カレンダーや手帳に記入する

毎日カレンダーや手帳で予定を確認するという方は、これらに書き込んでおくのもおすすめです。

・ルーティン化する

歯ブラシの交換をルーティン化してしまえば、交換時期を忘れてしまう問題は回避できます。

月の始めや月末、給料日など自分が忘れにくい日に交換することを習慣とすれば、タイミングを逃すことなく、清潔な歯ブラシを使用することができます。

この方法なら、忙しい毎日でも自然と実践できるのではないでしょうか。

歯ブラシの洗浄と保管方法

前にお伝えしたように、歯ブラシにはたくさんの菌が付着しています。

1ヵ月を目安に交換することで、極端に不衛生になることは防ぐことができますが、それでも歯ブラシは毎日使用するものですから、できれば清潔に保ちたいですよね。

歯ブラシを清潔に保つためには、洗浄と保管方法が非常に大切です。

ここでは、歯ブラシの洗浄・保管方法についてご紹介していきます。

・洗浄方法

歯磨きをしたあと、歯ブラシの植毛部には、食べかすや歯垢、歯磨き粉が付着しています。

これらは雑菌を増殖させる要因になりますので、使用後は植毛部を軽くもみこむように流水で10秒ほど洗い流してください。

・保管方法

しっかりと汚れを洗い流したあとは、よく水を切って風通しのよい場所でヘッドを上にして保管してください。

もし、ケースに入れて保管するときは、しっかりと乾燥してから保管します。

また家族で歯ブラシの保管を共有しているときは、歯ブラシ同士が接触しないように距離を保ち保管してください。

歯ブラシ同士が触れ合うような保管方法は、雑菌の移い合いになってしまう恐れがあります。

歯ブラシヘッドの大きさと特徴

歯ブラシは1ヵ月を目安に交換することで、磨き残しを防いだり口内環境を清潔に保ったりすることに繋がります。

ヘッドの毛先の開きは交換時期としては分かりやすいですが、歯ブラシの使用頻度や力加減によって、毛先の開きは個人差がありますので、できれば1ヵ月という月日を目安に交換してください。

では最後になりますが、歯ブラシのヘッドの大きさの違いや特徴をお伝えしていきます。

●大きめのヘッド

・歯に当たる面積が多く、一度に多くの歯が磨けるため時間を短縮できる
・細かい部分まで毛先が届きにくく、磨き残しが多くなることがある

●小さめヘッド

・歯と歯の隙間やカーブなど細かい部分まで毛先が行き届き、磨き残りがしにくくなる
・歯に当たる面積が小さいため、歯を磨くのには時間がかかる

一般的には、磨き残しが少ない普通から小さめのヘッドをおすすめとしています。

しかし、小さめのものはヘッドが小さい分、歯を磨くのに時間がかかるため、全ての方が適しているともいい切れません。

どの大きさを選ぶか悩んだときは、標準的な「普通サイズ」のヘッドを選択するとよいかもしれませんね。

また、歯ブラシのサイズで悩んでしまったときは、歯科医に相談してみるのもよいでしょう。

歯ブラシの交換は1ヵ月が目安

これまでお伝えしてきたように、歯ブラシは1ヵ月を目安に交換するのがよいといわれています。

毛先が開いた状態の歯ブラシを使用し続けると、歯茎を傷つけたり、汚れを落としきれなかったりする可能性も考えられます。

歯ブラシの交換時期をつい忘れてしまう、という方はご紹介した3つのポイントを参考にしてみてください。

清潔な歯ブラシで、健康な歯を維持していきましょう。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事