心掛けたいオーラルケア!ワンタフトブラシで歯を清潔に保つ
虫歯予防 2019.09.21オーラルケアにワンタフトブラシを!ワンタフトブラシとは
オーラルケアを目指すのであれば、ワンタフトブラシの使用がおすすめです。
ワンタフトブラシは普通の歯ブラシと違いヘッドの部分が小さいため、奥歯や歯の隙間など磨きにくい場所をピンポイントに磨くことができます。
歯並びが悪い方や歯の矯正装置をつけているような方も使いやすいでしょう。
また、ワンタフトブラシはスウェーデンで昔から使われており、磨き残しを防ぐ歯ブラシとして成果を挙げているようです。
オーラルケアを積極的に行っているスウェーデンでの使用により、日本でも徐々にその良さが浸透してきているのではないでしょうか。
ワンタフトブラシ全体の形状は、持ち手の部分が普通の歯ブラシと同じくらいの長さで、持ち手の先がL字型に短く折れ曲がっています。
その折れ曲がった先端にワンタフトブラシのブラシ部分がギュッと丸く集まっていて、直径5mm程度に丸く植毛されています。
この形状により、普通の歯ブラシでは届きにくい奥歯・歯の隙間などを簡単に磨くことができます。
ワンタフトブラシは2種類!使い分けが必要
ワンタフトブラシには種類があります。
オーラルケアを考えるなら、ワンタフトブラシの種類を知っておいたほうが良いでしょう。
ワンタフトブラシは、2種類の毛先に分けられます。
山型と平型です。
山型は毛先が三角に尖っていますので、歯と歯の隙間や歯と歯茎の間などを磨くのに適しています。
歯と歯の隙間などに三角に尖った部分がちょうど入り込むことによって、しっかりと磨くことができるのです。
平型は毛先が平らになっていて、山型よりもブラシの毛が長くなっています。
そのため、歯と歯茎の溝である歯周ポケットを磨くのに適しています。
長い毛先が歯周ポケットに入り込み、汚れをかき出すのです。
素材はナイロンやPBTがありますが、耐久性・速乾性の高さがあるPBT素材のものがおすすめです。
また、PBTには吸水性の低さもあり、衛生面から考えるとナイロンよりもPBTのほうが良いでしょう。
ワンタフトブラシを選ぼう!選ぶポイントは?
ワンタフトブラシの選び方のポイントを知って、オーラルケアに役立てましょう。
〇歯ブラシの毛は細いものを選ぶ
歯ブラシの毛が細いと、歯と歯の隙間や歯周ポケットに届きやすいです。
細い毛が歯の汚れを優しくかき出す手助けをしてくれるでしょう。
〇歯ブラシの毛の硬さは柔らかめがおすすめ
歯ブラシの毛は硬いほうが歯垢をしっかり取り除けるように思いますが、あまり硬い歯ブラシでは歯茎を傷める恐れがあります。
歯ブラシの硬さに頼るのではなく、歯茎を傷めないよう汚れを優しくかき出せる柔らかめの歯ブラシを選びましょう。
使用中、歯ブラシが柔らかすぎると感じたら、次回は少し硬めのものを選んでも良いです。
〇歯ブラシの毛の密度は高いものを選ぶ
歯ブラシの毛の密度が低いと歯垢をしっかりと取り除けない可能性があります。
なるべく密度が高いものを選んだほうが良いでしょう。
〇歯ブラシの折れ曲がり部分の角度は15度程度がおすすめ
ワンタフトブラシは持ち手の先にあるブラシ部分が折れ曲がっていますが、この角度は15程度がおすすめです。
この角度は、奥歯にブラシを届かせるのにちょうど良いのです。
歯科医でよく使われている器具などと同じ角度ですので、使いやすさは確かかもしれません。
オーラルケアにワンタフトブラシを使ってみよう!使用例をご紹介
ワンタフトブラシを手に入れたら、オーラルケアのために使ってみましょう。
こちらでは、ワンタフトブラシの使用例をお伝えします。
一般的な使い方は、先に普通の歯ブラシで歯磨きをし、ワンタフトブラシを仕上げ磨き用として使います。
最初に全体的な汚れを落としてから、細かい部分を落とします。
【一般的なワンタフトブラシの使用例】
①口の中に残った食べカスなどを出すためにうがいをする
②普通の歯ブラシで歯を磨く
③ワンタフトブラシで磨きづらい箇所の歯を磨く
④うがいをして終了
磨き方のポイントは、優しく磨くことです。
力を入れて磨くよりも、小刻みに動かすことによって歯垢などをかき出しましょう。
ワンタフトブラシの持ち方ですが、鉛筆のように持つペングリップと、手をグーにした状態のまま持つパームグリップの2通りあります。
基本的にはペングリップで磨いたほうが細かい動きに対応できますが、動かしにくい箇所ではパームグリップでも良いでしょう。
動かし方にもポイントがあり、歯ブラシをクルクル回転させながら使いと汚れが落ちやすいです。
ワンタフトブラシの使い方に違いが!オーラルケア先進国スウェーデンでの使用例
前項では、ワンタフトブラシの一般的な使用例をお伝えしました。
普通の歯ブラシを先に、ワンタフトブラシを後に使用するという方法でした。
こちらでは、オーラルケア先進国であるスウェーデンでの使用例をお伝えします。
一般的に言われている使用例とは少し違っていますので、確認していきましょう。
【スウェーデンでのワンタフトブラシの使用例】
①ワンタフトブラシで約2分間歯磨きする
②普通の歯ブラシで約1分間歯磨きする
スウェーデンでは、ワンタフトブラシを先に使用することがすすめられています。
先にワンタフトブラシで普通の歯ブラシでは磨きづらい箇所を念入りに磨き、後から普通の歯ブラシで磨くのです。
スウェーデンでは、ワンタフトブラシのほうがメインに使われ、普通の歯ブラシはサブ的な扱いのようです。
ちなみに、うがいは基本的にはしないことが浸透しています。
歯磨きの際に使うフッ素などの歯磨き粉の成分をうがいによって吐き出してしまわないようにという狙いがあるようです。
ワンタフトブラシは歯のどこに使えば良い?
オーラルケアで使われるワンタフトブラシですが、歯のどこに使えば良いかこちらでお伝えします。
〇歯と歯茎の境目や歯周ポケットに使う
ワンタフトブラシは、歯と歯茎の境目や歯周ポケットに使うのが効果的です。
ペングリップの持ち方で、歯と歯茎の境目を狙って磨いていきましょう。
クルクル回すように使うと良いです。
〇重なっている歯に使う
歯が重なっている部分にもワンタフトブラシは使えます。
小さいヘッドを利用して、的確に歯の重なり部分に毛先を当てて磨きましょう。
〇矯正器具がついている歯に使う
歯の矯正は歯に直接つけられているため、歯を磨くのがとても大変です。
ワンタフトブラシによって矯正器具自体や、それがついている歯を丁寧に磨いてみましょう。
特に、矯正器具と歯との境目が虫歯になりやすいため注意してください。
〇生えかけの歯に使う
生えかけている歯は、生え終わっている歯との段差があり磨きづらいです。
そのため、ワンタフトブラシを使ってピンポイントに生えかけている歯を磨いていきましょう。
オーラルケアにワンタフトブラシを使おう
オーラルケアを考えるなら、スウェーデンで使われているワンタフトブラシの使用がおすすめです。
ワンタフトブラシは、普通の歯ブラシでは磨きづらい箇所をピンポイントに磨くことができます。
形状は山型と平型があり、それぞれ歯の状態に合わせて使ってください。
選び方のポイントや使用例をお伝えしましたので、ご自分に合った方法をお試しください。