分別は?洗う?意外と悩む歯磨き粉チューブの捨て方!
歯磨き粉 2019.07.28そもそも歯磨き粉チューブの材料とは?
歯磨き粉チューブには、ラミネートチューブと呼ばれる容器が使用されています。
ラミネートチューブは、ポリエチレン等の合成樹脂や特殊紙、アルミ箔をラミネート加工で何層にも重ねて作られたシートが原材となっています。
絵の具や接着剤、化粧品などの半固形状のものに多く使用されている為、歯磨き粉だけではなく、私たちの日常生活でよく目にする身近な容器です。
歯磨き粉でお馴染み、現在のライオン株式会社が1969年に開発したそうで、ラミネートチューブが普及するまでは、なんと金属が使用されていたというので驚きです。
昔のまま金属製チューブが使用されていたら、なんだか歯磨き粉が絞り出し難そうですよね。
また、ラミネートチューブには印刷しやすいといった利点もありますから、各社それぞれのパッケージを楽しむ事も出来ますね。
歯磨き粉チューブが何から作られているかは分かりましたが、では一体、捨て方としては何に分別すればいいのでしょうか。
次項でご説明します。
人それぞれ?歯磨き粉チューブの捨て方は判断に迷う!
歯磨き粉チューブはラミネートチューブであるという事が分かりましたが、ゴミの分別に当てはめる時、なかなかピンときませんよね。
ラミネートチューブは、バリア性に優れた金属と、柔軟性に優れたプラスチックの両特性を備えた容器ですので、一般的にはプラスチックと判断して問題ありません。
しかし、ゴミの分別においては、お住まいの地区によって変わってきます。
また、歯磨き粉チューブ自体は可燃ゴミとして出せますが、中を綺麗に洗ってある場合には資源プラスチックとして出せたり、歯磨き粉チューブのキャップ部分は資源プラスチックになるなど、少々面倒な扱いになるのです。
実際に、使い終わったらチューブの端を切り、中まで洗って捨てている方や、そのまま可燃物として捨てている方など、意外と判断が難しいゴミになってくるのですね。
インターネットで調べたり、役所に問い合わせてみたりして、それぞれの地区の分別を理解する事が大切ですが、歯磨き粉チューブによっては、そこまで神経質にならなくても大丈夫なようです。
ご家庭によって捨て方は様々ですが、実際に皆さんはどんな捨て方をしているのでしょうか。
あなたはどのタイプ?みんなの歯磨き粉チューブの捨て方
実際に皆さんは、どのようにして歯磨き粉チューブを捨てているのでしょうか。
ネットの口コミを調べてみたり、筆者の周囲の奥様方の声をまとめてみました。
それぞれの捨て方があり、少し変わった意見もありましたので、ご紹介させていただきます。
まず、一番多かった回答が「そのまま可燃ゴミとして捨てる」です。
その理由は、「面倒だから」や「可燃物だと思っていたから」という意見がありましたが、綺麗に洗えばプラスチックとして出せる事を知っていた方も意外と多かったです。
次いで多かったのが「最後まで全部使い切ってから可燃ゴミとして捨てる」です。
前述の回答と違う点は、最後まで使い切る事です。
しかし、歯磨き粉を最後の最後まで使い切るのは難しいですよね。
これも様々な使い切る方法がありますので、次項でご紹介します。
そして少数派だった回答には、「途中まで使って捨ててしまう」という面倒くさがり屋さんや、「中まで綺麗に洗って乾かし、翌日にプラスチックとして捨てる」という几帳面さん、面白かったのが「捨てずに色んなメーカーの容器を集めている」といった意見でした。
あなたは、どのタイプの捨て方をしていましたか?
出来れば、勿体無いので全部使い切ってから捨てましょう。
では、歯磨き粉を最後まで使い切る方法をご紹介します。
歯磨き粉を最後まで使い切るには?
最後まで使い切りたいのに、後半はなかなか上手く歯磨き粉を出し切れずに、歯がゆい思いをした事がある方は多いのではないでしょうか。
綺麗に使い切る為の様々な方法やアイテムを駆使している事が分かりましたので、ご紹介していきます。
まずは、アイテムを何も使わずに出来る一番簡単な方法です。
「歯磨き粉チューブを振る!」
です。
誰もが一度は経験ございませんか?
振る事によってチューブ内に遠心力が働くので、奥に詰まっている歯磨き粉を絞り口まで引き寄せる事が出来ます。
チューブでもビンでも缶でも、とにかく何でも振ってしまいますよね。
しかし、この簡単な方法にもちょっとしたコツがあるのです。
それは、チューブ内に空気を含ませておく事です。
終わりかけのチューブは平たくなっていたり、捻っていたりしていると思いますが、なるべく空気を入れて、チューブ内に空間を作ってあげましょう。
それだけで、よりスムーズに歯磨き粉が絞り口まで移動してくれるようになります。
それでもなかなか上手く出せないという方は、アイテムを使いましょう。
菜箸などの細長く硬い棒で、チューブの奥から絞り口まで、歯磨き粉を手繰り寄せましょう。
中身が無くなって平たくなったチューブの下部分は、クルクルと巻いておくと、再び奥に移動する事もなく、次回からも絞りやすいです。
もっと専用のアイテムが欲しい方には、チューブローラーなる商品があります。
100円ショップでも目にした事がある方も多いのではないでしょうか。
このアイテムについては、次項でも詳しくご紹介します。
そして最終手段には、チューブを切ってしまいましょう。
その際には、残っている歯磨き粉が乾いてしまわないよう、切った部分のチューブを被せて蓋にしたり、ジップロックなどに入れたりラップで巻いたりと、お手持ち品を活用する方法で保管するようにしてください。
なるべく最後まで使い切ってから、ご自身の捨て方でゴミに出しましょう。
歯磨き粉チューブにまつわる便利グッズ
先ほどご紹介したチューブローラーのように、歯磨き粉チューブに関するアイテムは他にもあるのでしょうか。
まずはチューブローラーですが、これだけでも様々なタイプがあります。
チューブをアイテムに挟んで、手巻きでクルクルと回していくタイプのものや、ローラー機能が備わったスタンド型になっていて、立てて置いておけるタイプのもの、そして吸盤付きでお風呂場やシンクにそのままくっつける事が出来るタイプのものまであります。
チューブローラー以外にも、なんと自動で歯磨き粉が出てくるディスペンサーも販売されています。
他にも、ローラーで巻かなくても挟んで絞り出す事が出来る、チューブ専用クリップもあります。
このクリップは、動物やキャラクターをモチーフにした可愛いデザインのものが多いので、子供も使いたくなるかもしれませんね。
今回ご紹介したアイテムは、ほとんどが100円ショップで手に入れる事が出来ます。
実際に手に取ってみて、自分が使いやすいアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。
では、本題の歯磨き粉チューブの捨て方について話を戻しましょう。
捨て方をおさらい!
ここまでで、歯磨き粉チューブの捨て方については、特に絶対的なルールがある訳ではなく、皆さんそれぞれの方法で捨てている事が分かりました。
「これまで特に気にしていなかったけど、これからは適切な捨て方をしたい」と感じた方の為に、歯磨き粉チューブの捨て方をまとめておきますので、ご参考にしてみてください。
まずは、なるべく最後まで歯磨き粉を使い切るように心掛けましょう。
前述した方法やアイテムを活用してください。
そして、お住いの地区のゴミ分別表を確認しましょう。
ほとんどの地区では、中身を使い切っているものはプラスチックとして、そうでない場合は可燃ゴミとして指定されている事が多いですので、間違いがないかチェックしてみてください。
また、ペットボトルと同じように、チューブのキャップはプラスチックに指定されているのかも忘れずにチェックしましょう。
そして、分別表に従ってゴミに出してください。
歯磨き粉チューブだけに限らず、食品や化粧品などのチューブ容器の捨て方も、今一度見直してみてはいかがでしょうか。
歯磨き粉チューブはリサイクルできる!
歯磨き粉チューブを可燃ゴミとして扱っている方も多いようですが、プラスチックはリサイクル出来ます。
家庭から出るゴミの約60パーセントが容器と包装だと言われていますから、なるべく次の資源として利用出来るよう、エコの精神で捨て方を意識してみてください。