歯磨き粉を幼児が飲み込む!?身体に影響はあるの?

歯磨き粉 2019.04.30

皆さんは歯を磨く時に、歯磨き粉を使っていますか?

歯磨き粉には様々な作用があって、歯を健康に保ってくれるのに一役買っています。

歯磨き粉は使う人に合わせて、歯周病予防・虫歯予防用・幼児用などと、様々な種類があるのです。

幼児も磨き粉を使って磨いた方が良いのですが、飲み込むことがあり心配する保護者の方もいらっしゃると思います。

そこで、飲み込んでしまうことに危険性は無いのか、詳しくご説明していきます。

歯磨き粉を幼児が使う利点

歯磨き粉を使わないで歯磨きをすることも間違いではありませんが、使った方が清掃効果は高まります。

歯磨き粉を使わない方が、丁寧に磨けるという方もいらっしゃるでしょう。

確かに、歯磨き粉を使用しない方が泡立ちも無くゆっくり丁寧に磨けるのですが、少量でも使う方が歯にとっては効率よく汚れが落とせます。

特に幼児の場合は、歯磨きするのを嫌がったり、じっとしていられないので、歯磨き粉を使って効率よく磨くことが良いと思います。

幼児に歯磨き粉を使う利点は、次のとおりです。

・色々な味があり、歯磨きが楽しくなる
・汚れが落ちやすい
・フッ素が入っている
・殺菌作用がある
・歯を白く保てる

歯磨き粉を、飲み込んでしまうこともありますが、利点が沢山あるので幼児も歯磨き粉を使うと良いでしょう。

歯磨き粉の味も沢山あり、歯磨きも時間を楽しくしてくれます。

また、清掃効果を高めるので、歯磨き粉を使うことで、歯垢が落ちやすく虫歯予防にも効果があるのです。

幼児の歯磨き粉は、ほとんどフッ素が入っているので、歯を強くし虫歯菌から守ります。

幼児は歯磨き粉を飲み込むこともありますが、殺菌効果もありお口の健康の為にも、歯磨き粉を使った方が良いと言えます。

幼児が歯磨き粉を飲み込む理由

3歳未満の幼児だと、どうしてもうまく唾液をお口の中に溜められず、歯磨き粉を飲み込むということがよくあります。

口の中に食べ物や飲み物が溜まると、反射的に飲み込んでしまうものなのです。

年齢が小さければ小さいほど、歯磨き粉を飲み込むことが、多くあると思います。

また、幼児向けの歯磨き粉には、イチゴ味・メロン味・ブドウ味など、幼児に人気の味があり、ついつい美味しくて飲み込むということもあるのです。

歯磨き粉の味が好きで、子供が舐めてしまったという話はよく聞きます。

まずは、歯磨き粉を使わず、歯磨きになれることが大切です。

慣れてきて、うがいが出来るようになってから歯磨き粉を使うようにしても良いと思います。

ブクブクうがいの練習を日頃からしたり、歯磨き粉を使わない場合でも最後に溜まった唾液を吐きだす習慣をつけると良いでしょう。

歯磨き粉を飲み込むことも心配かもしれませんが、磨いた時の食べかすやプラークを飲み込んでしまう方が、不健康です。

幼児の場合、うがいや歯磨き後の溜まった唾液を、吐きだす練習から始めると良いでしょう。

飲み込む歯磨き粉の量の危険性は?

歯磨き粉はお口の中に使うものだから安全と分かっていても、幼児が飲み込む心配は尽きません。

しかし、通常売っている歯磨き粉は、飲み込んでも害のないように、フッ素の量やその他の成分が計算されて出来ています。

特に幼児向けの歯磨き粉は、フッ素の量が成人よりも少なく入っています。

歯磨き粉は成人用と幼児では含有量が違うため、成人用の歯磨き粉を共有しないほうが賢明です。

しかし、間違えて何度か使ってしまっても、大きな害になることはほとんどありません。

歯磨き粉を飲み込むことが心配ならば、少量を使って磨くと良いでしょう。

そもそも、歯磨き粉は歯ブラシいっぱいに付けて使うものではありません。

幼児の場合、歯磨き粉は毛先にほんの少しのせるだけで十分な量です。

成人の場合も、歯ブラシに対して3分の1程度の大きさで十分です。

たくさん使うと、清涼感があり十分に磨いた気分になってしまいます。

歯磨き粉の清涼感によってお口の中がすっきりしただけで、磨き残しが多くあるのです。

歯磨き粉は泡も出るので、量を多く使うと磨きにくくなってしまいます。

少量の歯磨き粉を使うことで、飲み込むリスクも抑えられ、丁寧な歯磨きが出来ます。

注意して欲しいのは、幼児の歯磨き粉には子供好みの味が付いているので、保護者が目を離した隙に歯磨き粉を勝手に舐めたりしないように手の届かない所へ保管しましょう。

幼児に歯磨き粉は必要?

幼児の歯磨きにおいて、歯磨き粉は絶対必要ではありません。

歯磨きの一番の目的は、虫歯や歯周病の元となるプラークを落とすことです。

歯磨きがしっかり出来ているのなら、使わなくても良いのです。

ただ、歯磨き粉には沢山の利点があります。

歯磨き粉を使うことで、汚れが落ちやすく歯をキレイに健康に守れます。

幼児でも茶渋が付きますし、歯石も付きます。

そこに歯磨き粉を使うことで、汚れが付着しにくい歯に出来るのです。

歯石や茶渋が付くと、表面がザラザラして、プラークも付きやすくなります。

歯磨き粉を嫌がらず、上手に使えるのであれば、幼児のうちから歯磨き粉を使用する習慣づけをお勧めします。

歯磨き粉には低濃度ですがフッ素が入っていて、毎日使うことで効果を発揮するのです。

歯科検診で塗布するフッ素は高濃度ですが、歯磨き粉に入っているフッ素は低濃度なので神経質になる必要はありません。

しかし、毎回歯磨き粉を飲み込むようであれば、無理して使う必要はありません。

そのうち、歯磨き粉を使うとすっきりすることが分かるので、まずは本人が嫌がらないで歯磨きできることを優先してください。

幼児が歯磨き粉を飲み込む心配がある保護者の方は、様子を見ながら使うと良いでしょう。

幼児が飲み込むことがあっても安全な歯磨き粉は?

日本で販売されている歯磨き粉は、飲み込むことがあっても問題ないように作られています。

お口の中に入る物なので、大人もうっかり飲み込むことがあります。

幼児の場合は上手にうがいが出来なかったり、唾液を溜めることが苦手なので、飲み込むことはよくあります。

歯磨き粉に入っているフッ素も低濃度ですし、毎回歯磨き粉を飲み込んでしまっても、中毒になる量ではありません。

海外製の歯磨き粉は日本製歯磨き粉とフッ素の濃度が違ったり、成分表記が曖昧な場合もあるので信頼しきることは難しいです。

日本で販売されている歯磨き粉は、法でフッ素の量が決められており、成分表記でしっかりと書かれています。

安全な歯磨き粉を求めるのであれば、まず日本製の物を選べば良いと言えます。

また、歯磨き粉を買う時は歯科医院専売の物を買うと、効果効能が良いので非常にお勧めです。

歯磨き粉はいつ頃から必要?

決まった時期はありませんが、ブクブクうがいが出来るようになる、1歳半から2歳位が歯磨き粉を使い始める目安と言えます。

この頃にはブクブクうがいも出来るようになり、唾液を溜めて吐き出すことも出来るので、歯磨き粉を飲み込む心配も少なくなります。

しかし個人差もあるので、無理して歯磨き粉を使う必要はありません。

歯磨き粉を飲み込むことが無くなって、保護者の方が安心して使えるようになってからの使用で良いのです。

ただ、甘味が好きで甘い味の歯磨き粉を使った方がスムーズに歯磨きが出来るなら、早いうちに使用しても歯磨きの習慣につながるので問題はありません。

歯磨きは幼児が嫌がるイメージがあり、保護者の方も日々苦戦しているかと思います。

なるべく歯磨きは、楽しく習慣化することが大切です。

歯磨き粉が好きな幼児なら、好みの歯磨き粉を用意して、楽しむのも良いでしょう。

歯磨き粉を毎回飲み込むことがあったり、歯磨き粉が嫌ならば無理して使わず、その子のペースに合わせた方法で歯磨きを続けていきましょう。

飲み込む歯磨き粉は心配しなくて良い

歯磨き粉はお口の中で使うもので、飲み込むことがあっても害が無いように製造されています。

仮に幼児が歯磨きの時に飲み込んでも、大きな心配はいりません。

歯磨き粉を使うことは良いことですが、まずは歯ブラシがお口の中に入ることに慣れさせなくてはいけません。

歯が生え始めたらガーゼで拭うことから始め、口内の異物感に慣れ始めたら歯ブラシを使う、といった具合にステップアップすると良いでしょう。

まずは、歯磨きを習慣化させることを意識してみてください。

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