歯茎が腫れたりめくれる原因!奥歯との関連性は?

お口のトラブル 2019.03.23

歯茎が腫れたり、めくれることってありませんか?

ただ単に、「強く磨きすぎてしまったかな?」と軽く考えて放置してしまう男性も多いかもしれません。

しかし、これらの症状は口内環境のトラブルを起こしているサインであることも考えられます。

また、歯茎の腫れやめくれに奥歯が大きく関係している可能性があります。

ここでは、考えられる原因をご説明していくと共に、歯の正しいケア方法についてご紹介していきます。

歯茎が腫れたりめくれるのを放置してしまう危険性

歯茎が腫れていたり、めくれるなどの症状が現れている方はいらっしゃいませんか?

このような症状をお持ちの方の多くに、痛みや出血などの症状が現れます。

歯茎の痛みは、食事をしにくかったりしゃべりにくくなったりと、生活に支障が出ることも考えられます。

ただ、腫れや痛みがあったとしても数日で引くことも多く、自然に治ったと勘違いしてしまう場合もあります。

また、人によっては痛みが出ない場合もあり、そうなるとそのまま放置してしまう方が多いのが現状です。

しかし、これらの症状を放置してしまうと、歯根が見えてきたり、最終的に歯が抜け落ちてしまうなど、さらに大きなトラブルに発展してしまう可能性もあり危険です。

ここでは、歯茎が腫れたりめくれてしまう原因についてお伝えすると共に、奥歯との関連性についても詳しく解説していきましょう。

歯茎が腫れたりめくれるのは奥歯に現れやすい!?

奥歯が腫れたりめくれるのは、奥歯に症状が現れやすいといわれています。

その理由に、奥歯は歯ブラシのブラシが届きにくく、歯磨きがおそろかになりがちであることが挙げられます。

歯磨きがおろそかになってしまうと、虫歯や歯周病の原因になり、気づかぬうちに症状が進行してしまうことも多いです。

特に奥歯は、虫歯の治療で銀歯などの被せものをしているケースも多く、見た目では変化に気づかない場合でも被せものの下で虫歯が進行してしまっていることもあるのです。

虫歯ははじめ、歯の表面を溶かしながら進行していきますが、さらに虫歯が進行してしまうと、歯の奥深くの神経に到達し炎症を起こします。

すると、歯茎が腫れたり痛みなどの症状が現れます。

また、歯茎が腫れる症状で「歯肉炎」がありますが、これが進行すると「歯周病」に発展する恐れもあります。

歯周病は、歯の周りの組織が炎症を起こしている症状で、歯茎の腫れやめくれ、出血や口臭の原因にもなります。

また、歯周病を放置してしまうと、最悪歯が抜け落ちてしまう恐れもあるため、早急に対処する必要があります。

歯茎がめくれる前に!特に奥歯はしっかりとケアしよう

奥歯に限らず歯茎が腫れる、めくれるといった症状が現れている方は、歯周病の可能性が考えられます。

歯周病は歯を溶かしたりするほど、大変危険なものですが、適切な治療を行うことで進行を阻止することができます。

歯周病の進行を阻止するためには、やはり歯医者に足を運び治療を受けることが大切です。

また、歯周病の原因となる、歯垢(プラーク)を溜めない、増やさないことで歯周病を防ぐことに繋がります。

できることとしては、下記のことが挙げられます。

・歯磨きをしっかりと行い、歯を清潔な状態に保つ

・歯肉の中に入っている歯石を取り除き、炎症の原因となる細菌を除去する

・定期的に歯医者でメンテナンスを受ける

歯周病の初期段階、歯肉炎でしたら歯ブラシによるブラッシングで改善は可能です。

歯周病へと悪化させないためにも、しっかりと歯磨きを行いましょう。

磨き残しが多い奥歯は要注意!正しい歯磨きの仕方

歯を清潔にするための歯ブラシ。

歯を歯ブラシで磨くことによって、歯垢や歯石を取除き歯科疾患の予防につながります。

ですから、毎日の歯磨きはしっかりと行うように心がけましょう。

歯磨きをする際は、歯1本1本に歯ブラシをしっかりと当て、ブラシ部分を細かく30回ほど振動させるように磨きましょう。

そうすることで、歯と歯の間に詰まった汚れを除去し、歯を清潔に保つことができます。

歯の根元を支える歯槽骨は、年齢を重ねるごとにどんどん弱くなります。

歯の周りの組織を壊す細菌の増殖を防ぐためには、しっかりと歯磨きで歯の汚れを取り除くことが有効です。

特に奥歯は歯ブラシが届きにくい部分です。

歯茎がめくれるなどの症状が現れる前に、毎日のケアをしっかりと行いましょう。

奥歯がしっかり磨ける歯ブラシの選び方

奥歯は目で確認しにくい部分であり、ブラシが届きにくいため、どうしても磨き残しがしやすいです。

そのため、奥歯がしっかりと磨ける歯ブラシを選ぶことも大切です。

奥歯までしっかりと磨くためのおすすめの歯ブラシは、ヘッドが小さくネックが細いものがおすすめです。

このような歯ブラシは、細かいヘッド部分が、歯の奥まで届きやすく効率的に汚れを取り除くことができます。

また、中には奥歯専用の歯ブラシもありますから、こういった商品を使用してみるのもよいでしょう。

歯と歯の間に詰まった汚れを取るためには、デンタルフロスもおすすめです。

特に歯と歯の間は、歯ブラシのブラシが届きにくいため汚れが残りやすい部分でもあります。

これを残しておくと、虫歯や歯周病の発生にもなりますので、しっかりと取り除く必要があります。

デンタルフロスを選ぶ際は、奥歯までしっかりと届くようなものを選ぶとよいでしょう。

すでに歯茎がめくれるような状態の場合、歯磨きをすると歯茎から出血すると思います。

これは、歯周病が進行し歯茎が弱っている可能性が考えられます。

歯を磨くことで出血すると、「歯磨きはしないほうがよいのでは?」と思われる男性もいるかもしれませんが、その状態を放置してしまう方が、症状が悪化に繋がるため、大きな問題となります。

歯茎がめくれたり出血をしてしまっているときは、歯ブラシを柔らかいものに変え、時間をかけて丁寧に歯磨きを行うことをおすすめします。

歯ブラシで丁寧に歯を磨くことで、歯茎の出血も収まっていくでしょう。

奥歯の役割と重要性について

ここまでご説明したとおり、歯茎が腫れたりめくれるといった症状は、歯や歯茎に何らかの原因があることが大きいです。

歯周病や虫歯を悪化させないためにも、まずは歯医者に行き、診てもらいましょう。

その後、日常でも行う歯磨きをしっかりと行い、予防していくことが大切になります。

最後になりますが、奥歯の役割や重要性についてご紹介していきます。

当たり前ですが、歯はものを噛む役割を持っています。

特に奥歯は、ものを噛むのに特に重要な歯といわれており、奥歯1本でも失ってしまうとその噛む力は30~40%低下するといわれています。

すると、胃や腸などの消化器官に影響を与えてしまうことにも繋がるのです。

また、歯を失うと発音にも影響を与えます。

奥歯に関しては、「ら行」がいいにくくなるといわれています。

さらに、重たいものを持ったり、スポーツで必要とされる瞬発力にも影響が出るといいます。

この瞬発力は、奥歯をしっかりと食いしばることで生まれるといわれており、奥歯が失われると食いしばりができなくなるため、瞬発力が発揮できなくなる可能性があります。

歯の寿命は平均にして、約50~65年といわれていますが、特に奥歯は寿命が最も短いとされています。

大切な奥歯の寿命を延ばすためにも、しっかりと毎日の歯磨きを行っていきましょう。

歯茎の腫れやめくれはトラブルのサイン!

歯茎に腫れやめくれるなどの症状が現れている方は、何かしらお口のトラブルが起こっている可能性が高いです。

特に、歯周病は歯を溶かし、全身の病気にも関係しているといわれていますから、すぐに歯医者に行き治療を受けることをおすすめします。

また、日ごろのケアにより虫歯や歯周病を予防することは十分可能です。

歯周病や虫歯にならないためにも、毎日のケアを丁寧に行っていきましょう。

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