口腔内でやけどした時の薬ってあるの?対処法もご紹介!

お口のトラブル 2019.03.25

熱いものを食べた時の口腔内のやけど。

軽度のものであれば、皆さん一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

結構痛いですよね。

軽度のものなら数日経てば自然に治りますが、重度のやけどを放っておけば悪化します。

薬と適切な対処法が必要です。

そこで今回は、口腔内がやけどになった時に必要となる薬と対処法をご紹介していきます。

口腔内のやけどはどのような症状なの?

口腔内のやけどになると、口の粘膜が痛かったり、ヒリヒリしたりする症状があります。

分かりやすく言うと、普段から頻繁に発症する口内炎の痛みを一ランク上げたような感じです。

口内炎はいわゆる細菌感染ですが、やけどは傷がついて起こるものです。

そのため、痛みの度合いは傷の状態により人それぞれでしょう。

口腔内は粘膜でできており、繊細なので、やけどや口内炎に限らず様々なトラブルや病気を抱える可能性があります。

例えば、口腔カンジダ症、扁平苔癬(へんぺいたいせん)、白板症(はくばんしょう)、ヘルペス性歯肉口内炎、口腔乾燥症などがそれらにあたります。

上記に挙げたものは、ほとんどの人は聞き馴染みがないでしょう。

それだけ、口腔内はデリケートだと言うことです。

それらの症状をしっかり見極めて、薬を選んだり、適切な対処をしたりすることが重要です。

原因や治療の仕方などがそれぞれ違うので、異変を感じたらすぐに調べるようにしましょう。

市販の薬は効くの?

口腔内のやけどに市販の薬は効果的なのでしょうか。

正直なところ、市販の薬は可もなく不可もなくといったところです。

市販の薬について全般に言えることですが、配合規制がされているので、どうしても成分は医療用のものと劣ってしまいます。

しかし、普段から医療用のものを置けるはずがなく、市販の薬は必要になってきます。

そこで、口腔内のやけどに効果が期待できる市販の薬はこれです。

【ケナログA(R)口腔用軟膏】

ご存知の方も多いのではないでしょうか。

口内炎ができた時に、口腔内によく塗ってぐっすり寝たら治癒していた、といった経験はありませんか?

ケナログA(R)口腔用軟膏は口内炎、舌炎等の症状が出たときに用います。

「これは口腔内のやけどに効くの?」

と言った疑問が聞こえてきそうですが、期待はできるでしょう。

これを塗った途端抜群に症状が改善することはありませんが、痛みを和らげてくれます。

家に置いておき、症状が出た時に用法・用量を守って正しく使用すれば、大きな助けになるはずです。

口内炎の時も使えるので、一石二鳥です。

適切な塗り方もあるので、説明書などをよく読んでから使うようにしましょう。

鎮痛薬で対処

口腔内のやけどの対処法に、鎮痛薬を用いる手段もあります。

しかし、こちらの方法は少々荒技ともいえるでしょう。

口腔内のやけど専門の市販の薬は少なく、前項で挙げたケナログも専門のものではありません。

大事なことなのでもう一度お伝えしますが、口腔内のやけどは傷なので、痛みの度合いにより人それぞれです。

あまり気にならない程度の痛みもありますが、子供だととてつもなく痛みを感じるかもしれません。

そんな時に活躍するのが鎮痛薬です。

これも用法・容量を守って正しく使用する必要があります。

痛みを和らげてくれますが、同時に副作用もあります。

飲み薬と塗り薬の両方がありますが、この症状に関しては塗り薬のほうが良いでしょう。

塗り薬のほうが即効性が高いからです。

口腔内の痛みは、やけどをしてからすぐにくるので塗り薬をおすすめします。

間違えていただきたくないのが、鎮痛薬はあくまで痛み止めです。

服用しただけでは症状は良くならないので、後述する対処法を試してみてください。

口腔内をやけどしたら、まずは薬を使わず応急処置で乗り切る

ここからは口腔内のやけどをしてしまった時の薬を使わない応急処置の方法を挙げていきます。

〜うがいをする〜

これは真っ先にやってください。

口の中は細菌だらけです。

やけどでできた傷から細菌感染して、症状が悪化する可能性もあります。

そうなると応急処置では対処のしようがないので注意が必要です。

家に帰ってからするうがいをやってもらえば大丈夫です。

〜口の中を冷やす〜

スポーツをしている人ならよく知っていると思いますが、怪我をした時には冷やします。

いわゆるアイシングです。

学生の頃、保健の授業でRICE法などを習った覚えはありませんか。

冷やすことは大事なのです。

腰などは温めたりする治療法もありますが、今回はやけどなので温めるのは逆効果です。

口の中に氷など冷たいものを入れて積極的に冷やすことに努めましょう。

このアイシングが治りのスピードにも直接関係してきます。

〜食べ物をなるべく入れない〜

できるだけ食べ物を口に入れないようにしてください。

酸っぱいものや辛いものなどの刺激が強い食べ物は、傷口を悪化させる恐れがあります。

飲み物以外は控えるようにしましょう。

応急処置ができたら病院へ

正しい応急処置ができたら、病院に向かいましょう。

何事も餅は餅屋ですね。

最初は、病院に行くことではないように思えるかもしれませんが、放置しておくと食べ物が美味しく食べられません。

食欲は人間の三大欲求のうちの一つなので、そこが崩れると大げさかもしれませんが他の仕事やプライベートにも悪影響を及ぼします。

診療代や薬代をしぶらず、思い切って診てもらうほうが良いでしょう。

仮に行くとしたら、何科に行けば良いのでしょうか?

行くとしたら、口腔外科、歯科、皮膚科などが専門です。

しっかりと診断してもらって、薬も処方してもらえます。

抗生物質を処方してもらえますので、金額は高くなりますが、早くやけどを治したいという方はこちらの方法が的確です。

上述した応急処置をしてから病院へ行くと、診断がスムーズになります。

口腔内をやけどしないための予防策

口腔内にやけどを負ったら、民間療法に頼るか、病院で薬を処方してもらうかのどちらかになります。

最後に、そもそも口腔内をやけどさせないための事前予防をいくつかご紹介します。

〜熱いものと分かった上で、一度冷ましてから食べる〜

出来立てのあったかい料理は、何より美味しいですよね。

しかし、そのような急いてしまうことから口腔内のやけどは起きるのです。

とりあえず一度冷まして食べて、大丈夫だと判断した上で、二口目からあったかい状態で食べれば良いのではないでしょうか。

子供の場合でも、親御さんが冷まして口の中に運んであげましょう。

〜食事を混ぜる〜

これも美味しく食べる上でもそうですが、やけどを予防する意味でも大事なことです。

特に、電子レジなどで温めた食べ物は、熱が一箇所に集中していたりすることが多いので、気をつけなければいけません。

このようなケースで口腔内のやけどをすることも多いようです。

〜空気も吸う〜

食べものと一緒に空気を吸うことで熱さを和らげることができます。

これは猫舌の人がよくやっている食べ方です。

意識してやるだけで全然違います。

食べることの本来の楽しさが失われるため、食べる時にあまり神経質にはなって欲しくないのですが、自分自身で予防することも必要です。

やけどに気をつけて楽しい食事を

口腔内のやけどは食べ物が美味しく食べられなくなるので、つらいですよね。

なるべく食事は楽しく、自分が満足できるものでありたいはずです。

自分で事前に予防して、普段から気をつけておくことが大事になってきます。

万が一やけどになってしまった場合は、正しい応急処置と早めの受診が早期治療の鍵となります。

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