前歯の隙間は好印象!?海外の価値観!すきっ歯を治すには?

お口のトラブル 2019.03.20

きれいな歯並びをしている人は、海外国内を問わず、誰が見ても好印象を受けることでしょう。

しかし、前歯などの人目につきやすい部分に隙間があいている人は、その隙間が自分でも気になり、人と会話をする際も「視線が気になる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、そのようなお悩みをお持ちの方に嬉しいお話や、どうにかして治したいという方には、その治療方法もご紹介していきます。

海外ではどう捉えられる?前歯に隙間がある人の印象

前歯に隙間があいている、いわゆる「すきっ歯」ですが、その国によって受け止め方が違うとされています。

それでは、国によりどのような違いがあるのかを見ていきましょう。

まず、中国での受け止め方です。

中国では、前歯のすきっ歯をどのように受け止めているのかというと、「前歯の隙間から幸運が逃げる」と考える人が多く、あまり良い印象を受けないようです。

日本でもどちらかといえば、良い印象を受けることは少ないのではないでしょうか。

しかし、それとは反対の受け止め方をする国もあります。

それはフランスです。

フランスでは、上の前歯の真ん中に隙間があいている歯のことを、「幸運の歯」と呼んでいます。

そのあいている隙間から「幸運が入ってくる」と言われているのです。

このように、上の前歯の隙間をプラスのイメージとして捉える国はフランスだけではありません。

他の欧米諸国でもそのような傾向があり、有名な女優や歌手、モデルなど芸能界で活躍する女性のなかにも、前歯の隙間を隠すことなく、チャームポイントとして活かしている人も多くいます。

前歯に隙間がある芸能人に憧れて、わざわざすきっ歯になるように矯正をする若者までいる、とのことです。

あえてすきっ歯にしてしまうのはやりすぎかもしれないですが、すきっ歯をプラス要素として活躍している海外の芸能人がいるということは、今まで前歯の隙間を気にしていた人にとっては心強い話ではないでしょうか。

海外では人気のすきっ歯!前歯に隙間ができるのはなぜ?

前章でお話ししたように、海外では、すきっ歯がチャームポイントと捉えられている国もありますが、そもそも前歯などに隙間があいてしまうのは、どうしてなのでしょうか。

その原因としては、次に挙げるようなことがあると考えられています。

●前歯を舌で押してしまうクセがある

幼い時期から、舌で前歯を押すクセがあると、その力で徐々に隙間が広げられてしまい、すきっ歯になる場合もあります。

●あごに対しての歯の大きさのバランス

あごの大きさに対して歯が小さい場合、歯と歯の間に隙間が生まれてしまいます。

隙間のあき方は、全体的にあく場合や真ん中だけなど、ケースによって違ってきます。

●歯周病で歯が動くため

もとはすきっ歯ではなくても、歯周病によって歯が動くために、隙間ができてしまう場合もあります。

●噛み合わせによるもの

すきっ歯ではなかった場合でも、奥歯などの歯が抜けた後も放置してしまったり、歯ぎしりなどによって歯がすれてくると、噛み合わせが悪くなることがあります。

噛み合わせが悪くなると前歯に負担がかかることが多く、他の歯よりも動きやすい前歯が動くことになり、すきっ歯になるということも考えられます。

上記のことは、すきっ歯になる原因の主なものですが、それ以外のことにより隙間ができることも考えられます。

海外では人気のすきっ歯にもデメリットがある!

フランスをはじめ欧米諸国など海外ではプラスに捉えられているすきっ歯ですが、前歯に隙間があいていることにより、デメリットもあります。

●食べ物が挟まりやすい

当たり前のことですが、歯は食事をする時に「食べ物を噛む」という重要な役割をするものです。

その歯と歯の間に隙間があれば、食べかすなどが挟まりやすくなります。

人と会話をする際に前歯に物が挟まっている状態は、とても恥ずかしいことですね。

●歯周病にかかりやすくなる

歯と歯の間に隙間があいているすきっ歯だと、その隙間にたまっている汚れをかき出すことは難しいものです。

そうなると、落としきれていない汚れがたまりやすく、それが原因で虫歯や歯周病にかかりやすくなるということが考えられます。

●発音が悪く、伝えにくくなる

言葉を発する際には歯と歯の間に隙間があいていると、上手に発音することが難しくなります。

滑舌や発音が悪くなることは、言葉を伝える仕事に就いていないとしても、人とのコミュニケーションをとる際にとても不便なことでしょう。

チャームポイントとしてプラスに考えることもできる「前歯のすきっ歯」ではありますが、実際の生活上のことを考えると、デメリットも少なくはありません。

そこで、「前歯の隙間を治療してきれいに埋めたい」と考えている方に、治療方法をご紹介していきます。

前歯の隙間がどうしても気になる場合の対策

海外の有名な芸能人のなかには、前歯に隙間があってもそれをチャームポイントにしている人もいますが、日本などでは一般的に見て、あまり良い印象を持たれないことが多いものです。

そこで、「やっぱり、前歯の隙間を治療したい」という方のために、前歯の隙間を治すにはどのような治療方法があるのかをいくつかご紹介していきます。

●ラミネートべニア法

すきっ歯になっている歯のエナメル質の部分を少し削り、その上に歯の形をしたラミネートを張り付けるという方法です。

材質はセラミックなので、変色の心配もなく、歯の形や色もきれいに仕上がります。

費用(自費診療)は、一般的に、5万円~15万円程度が目安になります。

●ダイレクトボンディング法

歯と歯の隙間をレジンというプラスチックで埋める治療法です。

こちらのメリットとしては、自分の歯の色に合わせることができ、歯を削らずにできることがあります。

ただしプラスチックですので、年数により変色してくることが考えられ、その都度修正をする必要はあります。

費用(自費診療)は、1万円~5万円程度が目安とされています(虫歯があるなど、保険が適用される場合もあり)。

これらの方法は、歯自体に治療を施す方法ですが、その他にも歯を動かす方法もありますので、次章でご紹介します。

前歯の隙間は矯正で治療する方法も

歯並びを治す場合には、国内海外問わず「歯科矯正」という方法がとられますが、前歯の隙間を治療する場合にも矯正の方法を選ぶことができます。

その矯正にも種類がありますので、ご紹介します。

●ワイヤーを使用した矯正

歯の表面にワイヤーを装着することにより、歯を動かして隙間を埋めていきます。

歯を削ることがないので安心ですし、前歯以外の歯並びのバランスも良くすることが可能になります。

費用(自費診療)は、部分的と全体的で変わってきますが、20万円~80万円程度が目安とされています。

●マウスピースを使用した矯正法

マウスピースを一日15時間以上はめることにより、歯を徐々に動かしていく方法です。

できるだけ人目に触れないように目立たずに矯正をしたい方は検討してみても良いでしょう。

費用(自費診療)は、20万円~80万円程度が目安とされています。

これらのような矯正して治療をする方法は、前章でご紹介した方法に比べると治すまでに時間はかかりますが、歯並び自体も良くしたいという方はこちらを選ぶと良いでしょう。

前歯の隙間を部分矯正するメリットとデメリット

前章では、海外ではプラスに捉える国もあるとされる「前歯の隙間」を治療するための矯正方法をご紹介しましたが、この章では、前歯だけを矯正する部分矯正についてのお話をします。

前歯の隙間が気になっているという方は、「前歯の隙間が埋まればそれで良いので、部分矯正を…」とお考えの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

その部分矯正を行なう際に生じるメリットとデメリットがありますので、ここで挙げていきます。

【メリット】

●費用がリーズナブル

全体的に矯正をするよりも部分矯正の方が器具も小さくなるので、その分費用は安くすみます。

●短期間でできる

全体を動かしていくよりも部分的に動かす方が、期間としても短期間でできます。

●痛みも少ない

全体的な矯正では、歯全体に力をかけて動かしていくので、矯正装置を付けていることによる痛みや違和感が苦痛だという方も少なくないようです。

そこで、部分矯正の場合は、前歯などの一部分に装置を付けるだけなので、その分、違和感や痛みも少なくなると考えられます。

【デメリット】

●他の部分とのバランスが崩れる

前歯を部分矯正することにより、前歯の隙間を埋めたり、凹凸を整えることは可能になります。

しかし、部分的にそろえるものですので、他の歯とのバランスが崩れてしまい、他の歯と歯の間に隙間ができてしまうことも考えられます。

●前歯の2本以外も動かさなければいけないケースがある

「前歯の2本だけが気になる」という方でも、2本を動かすスペースがない場合は、その両脇の2本も含めて4本を治療する必要が出てきます。

このように、「費用を節約しつつ短期間で矯正を行ないたい」とお考えの方は、部分矯正を行なうことにより生じるデメリットもあるということを知っておいた方が良いでしょう。

歯の隙間治療をする際は医師としっかり相談を!

前歯に隙間があったとしても、海外には、それをプラスに捉える国やチャームポイントとしてプラスに活かしている有名人もいます。

同じようにプラスに捉えていくのも良いですが、隙間があいていることにより、歯周病などにかかる可能性もありますので、何らかの方法で隙間を埋めることを検討してみるという選択肢もあります。

もし歯科矯正を行なう際は、歯科医師としっかり相談をしながら、自分に合った方法や詳細を決めていきましょう。

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