小林製薬の歯磨き粉「生葉」とは!?何の効果が期待できる?

歯磨き粉 2019.03.10

小林製薬から発売されている「生葉」という歯磨き粉をご存知でしょうか。

パッケージに「歯槽膿漏」と大きく表記されている文字が印象的ですので、ドラッグストアなどで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

歯槽膿漏と書いてはありますが、具体的にどのような成分が含まれているのか、どのような効果が期待できるのかなど、生葉の製品紹介から口内ケアの参考にしていただきたいポイントをお話ししていきます。

「生葉」という歯磨き粉はどんなもの?その効果とは

「生葉」は、小林製薬から発売されている、健康な歯ぐきを保つことを目的とした製品ブランドです。

天然植物由来成分の配合にこだわった製品で、歯槽膿漏対策のためのデイリーケアとスペシャルケアができます。

その中でも、歯磨き粉は歯周病を予防する効果があるとされ、人気の商品の一つとなっています。

生葉には、掲げられている「3つの力」というものがあります。

①殺菌力

歯槽膿漏を引き起こす原因菌は、歯ぐき細胞に侵入して増殖していくものです。

そこで、生葉の薬用成分「ヒノキチオール」が歯ぐき細胞に侵入しようとする原因菌を殺菌することにより、歯槽膿漏の原因となる菌に働きかけます。

②抗炎症力

弱ってしまった歯ぐきの腫れや炎症を鎮める働きをします。

天然由来の抗炎症成分であるGK2/β-GAが歯ぐきの腫れや炎症を鎮め、傷ついている歯ぐき細胞を修復に向かわせることにより、歯槽膿漏をケアにつなげます。

③浸透力

歯ぐきの裏側まで有効成分がしっかり浸透します。

高浸透処方なので、有効成分を歯ぐきの中にまで浸透させることが可能になります。

これらの3つの力が働くので、歯槽膿漏などの歯周病予防に期待ができます。

ここでご紹介した中にあった天然由来成分について、次章で詳しくお話ししていきます。

歯磨き粉「生葉」の成分の特徴をご紹介

先ほどご紹介した生葉の歯磨き粉などの製品が掲げている「3つの力」のなかに出てきた生葉の二大成分とも言える2つの成分についてご紹介します。

●ヒノキチオール

この成分は、「殺菌力」「抗菌力」に優れているとされています。

菌が歯ぐき細胞に侵入して内部で増殖すると悪化してしまいますが、このヒノキチオールが歯槽膿漏の原因菌を効果的に殺菌する働きがあります。

殺菌力以外にも、歯ぐきをひきしめる収れん作用・細胞を活性化する作用などもあるとされています。

●甘草由来成分(GK2/β-GA)

甘草とは、漢方薬にもよく使用されている生薬で、抗炎症作用に優れていることで知られています。

この成分は、歯ぐき細胞のなかまで浸透することにより、内側から腫れや炎症を抑える作用があります。

炎症を起こす原因となる物質を抑制し、痛みや炎症を引き起こす物質を抑制する働きにより、効果的に炎症を鎮める役割をします。

さらに、傷ついている歯ぐき細胞のダメージを修復することで、歯槽膿漏をケアすることにつながります。

「生葉」が効果的としている歯槽膿漏とは?

生葉の効果が期待できるとされている「歯槽膿漏」ですが、歯槽膿漏とはいったいどんな状態のことでしょうか。

おもな原因として、歯と歯ぐきの間で歯垢が増殖するということが挙げられます。

歯垢から毒素が排出され、歯ぐきが炎症を起こしてしまうと、歯肉炎になります。

そして、そのように長期にわたって歯ぐきが毒素にさらされることが続くと、最終的には歯の土台の骨が溶けていき、歯槽膿漏になってしまうのです。

そうなってしまうと、口臭が強くなる・歯の痛み・歯ぐきがやせてくるなどの様々な症状があらわれてきます。

最悪なケースでは、歯が抜け落ちてしまうこともあると言われています。

そのような最悪な状態を迎えることを防ぐためには、生葉のような歯槽膿漏対策のための歯磨き粉を使用することも手段の一つです。

その他、歯槽膿漏対策におすすめとされる歯磨き粉の特徴を挙げておきましょう。

●殺菌成分・抗炎症作用の成分が入っているもの

生葉の3つの力にもあるように、歯ぐきに入り込もうとしている菌を殺菌することが大切です。

殺菌成分や抗炎症成分が入っていることは重要なポイントとなります。

●フッ素が配合されているもの

歯磨き粉にはよく使われている成分ですが、フッ素には、歯の再石灰化を促す働きがあり、歯の表面が丈夫になると言われています。

そのため、フッ素の配合された歯磨き粉を使用することによって、歯槽膿漏が原因で露出してきてしまった象牙質を守る効果が期待できます。

他にも、虫歯予防の効果も期待できるとされていますので、歯のトータルケアをするためには、フッ素入りの歯磨き粉の使用もおすすめです。

歯槽膿漏を予防しよう!効果的なブラッシングのポイント

歯槽膿漏を予防するためには、生葉や先ほどご紹介したような特徴のある歯磨き粉を使用することも効果的ですが、それらを使用するにあたってのブラッシング方法を見直すことも重要です。

ブラッシングの手順として、次のようなことを参考にしてみると良いでしょう。

①ブラッシングすることによって、歯と歯ぐきの間に入り込んでいる細菌をしっかりかき出す

②細菌や汚れをかき出してきれいになった歯と歯ぐきの間の奥の方まで歯磨き粉の薬用成分がいきわたるようにする

③歯ぐきをやさしくマッサージするつもりでブラシの毛先を使って磨く

ブラッシングの手順は上記のようになりますが、次にブラッシングのポイントについてご紹介します。

●歯ブラシの持ち方

意外と意識していない人がいらっしゃるかもしれませんが、歯ブラシの持ち方も重要なポイントになります。

ペンを持つような感じで(ペングリップ)指先で歯ブラシを持ち、小刻みに毛先を動かしていきましょう。

握り持ちをするよりも力が入りにくいので、やさしく磨くことが可能になります。

脇をしめて持つと安定感があり、さらに磨きやすくなりますので、お試しください。

●歯ブラシのヘッドの角度

歯と歯ぐきに対して歯ブラシのヘッドを45度くらいにして磨いていきましょう。

●歯ブラシの毛のかたさ

歯磨きをすると痛みを感じる方は、「やわらかめ」の毛の歯ブラシを使うと良いでしょう。

磨く時につい力が入ってしまうという方もやわらかめの歯ブラシがおすすめです。

「生葉」は歯磨き粉だけではない!生葉ラインナップ

初めの章で、生葉の歯磨き粉のご紹介をしましたが、「生葉」には歯磨き粉だけではなく、違う形での製品もありますので、ご紹介します。

●デンタルリンス:生葉液

口に含んでブクブクするだけで口内の細かな部分まで液体がいきわたり、爽快感が得られ、成分の効果も期待できます。

歯磨き粉と比べると、配合されている天然由来成分の種類の数は少なくなりますが、殺菌作用や抗炎症作用はありますので、口内を清潔に保ち、歯ぐきの炎症を抑える効果は十分に期待できるでしょう。

生葉液には、さらに歯ぐきをひきしめたい方のために、【ひきしめ生葉液】という製品もあります。

こちらの天然由来成分は、通常の生葉液よりも種類が多く含まれています。

●医薬品:生葉液薬

こちらは、歯磨きをした後に、綿棒を使用して歯ぐきに塗るタイプのものです。

歯ぐきの出血や腫れ、痛みやむずがゆいなどの症状や口内炎にも効果が期待できます。

見た目のイメージとは違い、歯ぐきにスッとしみ込むような感じで爽快感を得られます。

また、指で直接塗るタイプの製品もあり、歯ぐき全体をマッサージしながら塗ることができます。

ご自分の使いやすいと思う方を選ぶと良いでしょう。

口内ケアには歯磨き粉以外のアイテムも大切!

口内ケアにおいて、歯磨き粉や前章でご紹介したような生葉シリーズの製品を揃えることも大切ですが、他にも気を使った方が良いことがあります。

それは、歯ブラシの状態です。

毎日使用している歯ブラシは、月日が経つとともに消耗されていきます。

気づくとあっという間に1ヵ月は過ぎているものです。

一般的に、歯ブラシの交換時期の目安は、1ヵ月と言われていますので、交換した日にちを覚えておくか、決めるようにすると良いでしょう。

また、1ヵ月経たなくても、毛先の広がってしまった歯ブラシは、本来の磨き落とす力が失われています。

毛先の広がりに気づいた場合は、惜しまずに新しい歯ブラシに交換することをおすすめします。

その他、口内ケアにおすすめしておきたいものは、歯間ブラシやデンタルフロスです。

たとえ効力の高い歯磨き粉を使って歯ブラシで磨いても、落としきれないかすなどがあるものです。

歯磨きと併せて歯間ブラシやデンタルフロスなども使用することで、さらに虫歯予防や歯槽膿漏の予防などに効果が期待できるようになるでしょう。

歯磨き粉選びとともに歯ブラシの使い方や管理も忘れずに!

これまでご紹介してきたような、歯槽膿漏などの予防に効果が期待できる生葉などの優れた歯磨き粉を使用することも歯や歯ぐきを守っていくためには大切なことです。

しかし、良い歯磨き粉を使うだけでは、正しい口内ケアがされているとは言えませんよね。

正しいブラッシングの方法を身につけ、歯ブラシの交換時期をしっかりと守っていくことで、健康な歯や歯ぐきを長く保っていくことができるようになるでしょう。

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