歯ブラシを除菌消毒!「重曹」を使うと安心安全に出来る!?

歯ブラシ 2018.08.21

毎日使う歯ブラシをどのように保管していますか?

歯を磨いたあとに、さっと水洗いして、ぱぱっと水気を切って、洗面所に立てて置いておく、という方も多いと思います。

しかし、歯ブラシは雑菌がとても繁殖しやすいので、そのまま放置せずに、定期的に消毒することをおすすめします。

それでは、歯ブラシの正しい保管の仕方や、体に安全な重曹を使った消毒方法などをご紹介していきましょう。

歯ブラシは雑菌だらけ!?消毒は必要?

口の中には、常に300~500種類もの雑菌がいるとされています。

歯磨きをまめにする人は1000~2000億個、あまりまめに歯磨きをしない人は4000~6000億個、ほとんど歯磨きをしない人は、なんと1兆個もの雑菌がいると言われています。

そうは言っても、口の中に雑菌がいることに問題はなく、唾液の自浄作用によって洗い流されてバランスが保たれています。

しかし、雑菌が増え過ぎてバランスが崩れると、虫歯や歯周病に繋がってしまい、口臭や口の中の不快感の原因になります。

そうならないために、毎日歯ブラシで歯を磨いているのです。

ですから、歯を磨いたあとの歯ブラシには雑菌がたくさんついていることになりますね。

歯ブラシを水で洗い流して乾燥させただけでは、雑菌を除去したとは言えません。

定期的に消毒をして、雑菌を除去することをおすすめします。

殺菌消毒効果のある、うがい薬や洗浄液などを使って消毒する方法もありますが、体への影響を考えると成分が気になります。

そこで、調理にも使われている重曹を使った消毒方法をご紹介しましょう。

 

重曹を使った歯ブラシ消毒が安全な理由とは?

まず最初に、重曹についてお話しておきましょう。

正式名称は「炭酸水素ナトリウム」、別名「重炭酸ソーダ」、略して「重曹」と言います。

常温で長期保存が可能ですが、湿気を吸いやすいので、密閉容器で保存しないと固まってしまいます。

「重曹」は、弱アルカリ性で、粒子が細かく水に溶けにくい性質があります。

弱アルカリ性なため、「油脂をある程度乳化」し、「タンパク質をある程度分解する」ことが出来ます。

また、酸性の臭いを中和させる働きがあるので消臭、防臭にも役立ちます。

食品に使われるくらいですから、人体には無害です。

そのため、台所の掃除や歯磨き粉などとして使われることもあります。

「重曹」そのものに殺菌効果はありませんが、口の中の「酸性の雑菌」を中和させ、「滅菌」効果が期待出来ます。

先程もお話ししたように、歯ブラシは保管方法によっては雑菌の温床になってしまいます。

ですから、口の中に使っても安心な「重曹」で、歯ブラシを滅菌消毒をしましょう。

 

歯ブラシを重曹を使って滅菌消毒する方法とは?

それでは、気持ちの良い歯磨きをするために、歯ブラシを清潔に保つ、重曹を使った歯ブラシの滅菌消毒方法をご紹介していきましょう。

 

【重曹を使った歯ブラシの正しい滅菌消毒方法】

《用意するもの》

・ぬるま湯 100ml
・歯ブラシを入れるコップ
・食用の重曹 小さじ1杯

1.歯磨きを終えたあと、流水で歯ブラシをよく洗います。

2.歯ブラシの柄をしっかり持ち、親指などで根元の汚れも落としましょう。

3.よく水気を切りましょう。

4.コップにぬるま湯を入れ、食用の重曹をよく溶かします。

5.歯ブラシのブラシ部分をコップに入れます。

6.一晩そのままにしておきましょう。

7.翌朝、水でよくすすいでください。

重曹は水に溶けにくいので、ぬるま湯を使うと良いでしょう。

この滅菌消毒を定期的に行うことで、歯ブラシを清潔な状態に保つことが出来ます。

また、重曹はスーパーや100円ショップなどでも手軽に手に入りますが、「食用」「掃除用」「工業用」などの種類があります。

歯ブラシを滅菌消毒するときは、製品の表示をよく見て、安全のために必ず食用のものを使ってください。

 

重曹で滅菌消毒した歯ブラシを正しく保管するには?

せっかく歯ブラシを重曹を使って滅菌消毒しても、きちんと保管しておかないと雑菌が繁殖してしまいます。

ここでは、正しい歯ブラシの保管の仕方についてお話ししましょう。

 

【歯ブラシの正しい保管方法】

1.滅菌消毒をした歯ブラシの水気をペーパータオルなどでしっかり取りましょう。

2.歯ブラシのブラシ部分が上になるようにスタンドやコップに立てます。

3.このとき、他の歯ブラシと毛先がぶつからないようにしましょう。

4.雑菌は高温多湿を好むので風通しの良い場所に保管しましょう。

 

窓のある洗面所でしたら、窓の近くで風通しの良い場所を定位置にしておくと良いですね。

また、髪を乾かしたついでにドライヤーの風を当てて、歯ブラシを乾かすのも良いでしょう。

歯ブラシを2本用意して、交互に使うとしっかり乾燥させることが出来るのでおすすめです。

 

「やってはいけない!」歯ブラシの保管方法

先程は歯ブラシの正しい保管方法をご紹介しましたが、ここからは「やってはいけない歯ブラシの保管方法」をご紹介します。

 

【ユニットバス】

ユニットバスに置いておくと、トイレを流したあとに雑菌が飛び散る恐れがあるからです。

また、湿気がこもりやすいので、高温多湿になりやすい場所でもあります。

トイレを使ったあとはフタをしてから流す、常に換気扇を回しておくなどして、清潔、乾燥を心がけましょう。

しかし、衛生面から考えると、トイレと歯ブラシの置き場は3メートルは離しておくのが理想です。

出来るなら、ユニットバスに歯ブラシを保管するのは避けた方が良いでしょう。

 

【洗面台の収納棚】

洗面台についている収納棚は、見た目も良く、すっきり収納出来るので便利ですが、密閉されてしまうので歯ブラシの保管には向いていません。

完全に乾燥させた歯ブラシを収納するのでしたら良いのですが、少しでも湿気があると雑菌が繁殖してしまいます。

 

【コップまたはスタンド】

ひとり暮らしの方は問題ないのですが、家族と一緒に同じコップやスタンドに歯ブラシを入れるのは良くありません。

歯ブラシのブラシ部分が近いと雑菌が移りやすくなるからです。

せっかく、重曹で滅菌消毒しても、他の家族の雑菌が移ってしまっては意味がありません。

やはり、コップやスタンドは個々に用意し、それぞれが滅菌消毒をするのが良いでしょう。

 

歯ブラシの消毒方法「重曹」以外は何がある?

これまで重曹の滅菌消毒や歯ブラシの保管方法についてお話ししてきました。

重曹には、強力な殺菌効果はありませんが、人体にやさしい滅菌消毒が出来ることがお分かりいただけたかと思います。

最後に、歯ブラシの消毒には他にも方法があるのでいくつかご紹介します。

 

【うがい薬】

殺菌、消毒効果のうがい薬も重曹と同じように、コップに水を入れ、そこにうがい薬を数滴落として浸しておくと除菌出来ます。

*哺乳瓶や入れ歯の除菌剤も同じようにして使うことが出来ます。

 

【紫外線】

いわゆる天日干しですね。

専用の「紫外線除菌器」もあり、除菌力も99%と高く、3千円くらいから市販されています。

携帯出来るので、会社や旅行先で使うには便利です。

ここで注意しなければいけないのは、他のものを消毒する場合と、やり方を混同してしまうことです。

歯ブラシは口の中に入れるものなので安全面で細心の注意が必要です。

また、以下のような、注意して欲しい消毒方法がありますので、これらは行わないようにしましょう。

 

【熱湯と煮沸】

熱湯をかけると殺菌出来ると思っている方も多いと思いますが、歯ブラシの素材は熱湯に弱いのでおすすめ出来ません。

熱湯がおすすめ出来ないのですから、煮沸はもっとおすすめ出来ない行為です。

 

【除菌剤】

食器などに使う除菌剤は、確かに除菌は出来ますが、人体への影響を考えると強すぎるのでおすすめ出来ません。

 

歯ブラシの滅菌消毒には人体に安全な「重曹」を

毎日使う歯ブラシですから、清潔で気持ち良く使いたいですね。

しかし、間違った消毒や保管の仕方をしていると、歯ブラシは雑菌の温床になってしまいます。

このようなことから、歯ブラシを清潔に保つためには、人体に安全な重曹を使って滅菌消毒をすることをおすすめします。

簡単に出来る重曹を使った滅菌消毒をぜひ試してみてください。

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