歯ブラシの消毒だけでは不十分?携帯ケースも清潔に保とう!

歯ブラシ 2018.08.20

職場や出張先で歯を磨こうとして、持参した携帯ケースから歯ブラシを取り出したとき、「なんだか嫌な臭いが漂ってきた…」という経験はありませんか?

それは、歯ブラシだけでなく、一緒に持ち運んでいる携帯ケースが汚れてしまっていることが原因かもしれません。

そこで今回は、歯ブラシと携帯ケースを消毒する方法や、正しい管理方法について、ご紹介していきます。

歯ブラシってそんなに汚いの?携帯ケースも要注意!

わたしたちが普段使用している歯ブラシですが、口の中を掃除する道具なので、かなり多くの細菌が付着しているといわれています。

成人男性が1ヵ月以上使用した歯ブラシの場合、その細菌の数は「100万以上」にものぼります。

さらに、保管の状態が悪い歯ブラシは「便器の中にある水よりも汚くなる」という、衝撃の調査結果があるのです。

このように細菌の繁殖が進んだ歯ブラシを使用し続けてしまうと、嫌な臭いが発生するだけでなく、口内環境の乱れにもつながるため、好ましくありません。

そのため、清潔な歯ブラシを使用することが大切なのですが、持ち運ぶ場合は、歯ブラシ本体だけではなく、携帯ケースにも目を向けてみてください。

歯ブラシと携帯ケースは密着しているので細菌が移りやすく、その上、密閉された状態で保管をするので、風通しも悪く細菌の繁殖環境には好都合です。

臭いや汚れが気になり始めたら、消毒をして清潔感を取り戻しましょう。

次項でやり方をご紹介します。

 

必見!歯ブラシと携帯ケースの正しい消毒方法

先ほどもお話ししたように、持ち運んでいる歯ブラシと携帯ケースは細菌が繁殖しやすく、不衛生になりやすいため、対策が必要です。

そこで、効果的な消毒方法をいくつかご紹介していきます。

 

【重曹水での消毒方法】

重曹には殺菌消毒効果があります。

歯ブラシは口の中に入れるので、掃除用ではなく食用の重曹を使いましょう。

 

①歯ブラシと携帯ケースをよく水洗いする

②重曹水(水100mlに対して小さじ1杯)をつくる

③重曹水に歯ブラシと携帯ケースを浸ける

 

【薄めた洗口液での消毒方法】

洗口液とは、デンタルリンスやマウスウォッシュ、口内洗浄剤の総称です。

こういった製品にも消毒効果がありますが、薬用のものでないと意味がありませんので、注意してください。

 

①歯ブラシと携帯ケースをよく水洗いする

②洗口液を水で薄める

③水で薄めた洗口液に歯ブラシと携帯ケースを浸ける

 

【哺乳瓶用薬液での消毒方法】

哺乳瓶用薬液は、保育園や介護の現場でも使用されているので安全です。

それぞれの製品で取り扱い方法が異なりますので、使用上の注意をよく確認してからおこないましょう。

 

①歯ブラシと携帯ケースをよく水洗いする

②薬液を用意する

③薬液に歯ブラシと携帯ケースを浸ける

 

他にもさまざまな消毒方法がありますが、中にはやってはいけない「間違った消毒方法」もあります。

次項で見ていきましょう。

 

要注意!やってはいけない消毒方法もある!

前項では、効果的な消毒方法をご紹介しましたが、インターネット上には、誤った情報が掲載されていることもありますので、注意が必要です。

さっそく例を見ていきましょう。

 

【塩素系漂白剤に浸ける】

衣類やキッチン用品に使用することがある「塩素系漂白剤」には、強力な殺菌作用があります。

しかし、主成分の「次亜塩素酸ナトリウム」は、体内に入ってしまうと危険です。

きれいに洗い流すことができ、直接口の中に入れるわけではない「プラスチック製の携帯ケース」には使用できますが、細かい毛がついている歯ブラシは、完全に洗い流すことが難しいため、使用を控えましょう。

 

【熱湯消毒】

熱湯の中に、歯ブラシや携帯ケースを入れると、劣化してしまうことがあります。

歯ブラシは、毛先の傷みや持ち手の歪みといった現象が起きやすくなり、携帯ケースは、素材によっては割れてしまうこともあります。

熱湯消毒は試しやすいのですが、リスクが高いため、おすすめすることはできません。

前項でご紹介した、正しい方法で消毒してください。

 

歯ブラシを清潔に持ち運ぶポイントとは?

消毒をして清潔になった歯ブラシと携帯ケースも、管理方法次第では、すぐに細菌が増えてしまいます。

そこで、細菌をなるべく増やさないためのポイントをご紹介していきます。

是非、参考にしてみてください。

 

【ポイント①歯ブラシと携帯ケースは複数用意する】

毎日、同じ歯ブラシと携帯ケースを持ち歩いていると、どうしても不衛生になってしまいがちです。

そのため、いくつかセットをつくり、交代しながら持ち運ぶことをおすすめします。

使用しない日は、自宅で正しく消毒し、風通しのよい場所で保管してください。

 

【ポイント②歯ブラシの汚れを落とす】

歯ブラシを使い終わったら、流水でもみ洗いしてください。

最後は、毛先の奥の方に食べカスがついていないか確認してからしまいましょう。

 

【ポイント③歯ブラシの水気をよく切る】

水洗いした歯ブラシを、ササっと振って、そのまま携帯ケースに戻してしまう方は要注意です。

歯ブラシに水気が残っていると、細菌が増殖してしまいます。

なるべく清潔なティッシュペーパーやタオルなどで、しっかりと水分を吸収してください。

こうすることで、携帯ケースにも汚れがつきにくくなります。

歯ブラシを清潔に持ち運ぶために、実践してみましょう。

 

あなたはどれを選ぶ?携帯ケースの素材に注目!

ここからは、これから歯ブラシの携帯ケースを購入しようとしている方に向けてお話ししていきます。

すでに所持している方も、参考にしてみてください。

歯ブラシの携帯ケースを選ぶときに注目したいのは「素材」です。

手入れがしやすく、汚れがつきにくい素材の製品が好ましいでしょう。

スタンダードなプラスチックタイプや、ラバータイプだと扱いやすく、消毒もしやすいですね。

逆に、布製のポーチタイプは汚れがつきやすいという面がありますが、洗濯することが可能な製品もありますので、複数所持して使いまわす場合には問題がなさそうです。

ただし、毛先に繊維が付着しやすいので、「歯ブラシキャップ」と併用した方が良いでしょう。

デザイン性が高い製品もありますので、自分の好みに合った携帯ケースを探してみるのも楽しいですね。

 

消毒だけでは不安な方へ!UV除菌機能内蔵の携帯ケースの効果とは?

近年では、UV除菌機能が内蔵された携帯ケースも多く発売されていますので、「消毒だけでは安心できない!」という方にはおすすめです。

紫外線(=UV)の光には、強い殺菌効果があります。

そのメカニズムは、まだはっきりと判明していませんが、細菌の遺伝子情報を分解することによって、菌を減らすことができると言われています。

この紫外線の光は、あらゆる種類の細菌に効果があるため、食品製造や医療現場などといった、さまざまな分野で活躍しています。

さらに、空気や水にも効果があり、余分な物質を残さないことから、「環境にやさしい殺菌」として注目されているのです。

こういった効果がある携帯ケースの中には、歯ブラシについてしまった「大腸菌」や「黄色ブドウ球菌」などの細菌を「99.9%」除菌する、高機能な製品もあります。

口内トラブルが気になる方や、清潔感を求めている方には最適ですね。

オンラインショップで気軽に購入することができますので、この機会に調べてみてはいかがでしょうか。

 

歯ブラシだけでなく携帯ケースにも対策を!

今回ご紹介した内容は参考になりましたか?

外出先で使用する歯ブラシは、細菌が増殖しやすいため、携帯ケースも含めての対策が必要だということがお分かりいただけたでしょうか?

歯ブラシが臭くなってしまうと、周囲の方も不快な気分になります。

正しい消毒をおこない、日頃の管理環境を見直していくことも重要ですね。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

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