舌の奥がなぜか臭い!におう原因を特定して対処しよう!
口臭 2019.05.18舌の奥の臭いにおいは口臭の原因!
舌の奥からの臭いにおいは、口臭の原因に非常に大きく関係しています。
ひと昔前は、口臭の原因は胃が悪かったり、消化器官が関係していると言われてきました。
多少の関連はゼロと言えませんが、近年では胃の不調が原因というよりも、お口の中に原因がほとんどあるということに注目が集まっています。
考えられる口臭の原因は、次のとおりです。
・歯周病
・虫歯
・お口の乾燥
・舌のにおい
・食事による口臭(ニンニク、ニラ)
歯周病は症状が悪化すれば、においも臭くなり周囲の人にも分かります。
虫歯も細菌の塊が原因なので、とても臭いにおいがするのです。
唾液の分泌が少なかったり、アレルギーや風邪で鼻呼吸できなく、口呼吸で乾燥している人は口臭がきつくなります。
歯や口内の乾燥状態だけでなく、舌に「舌苔」という苔のようなものができると口臭に影響します。
特に舌の奥は掃除がしにくいため、汚れが蓄積されたままになり、臭いにおいがするのです。
ニンニク料理やニラを食べた場合も、相手がすぐわかる程のきつい口臭がします。
しかし、食事による口臭はいずれ解消され、翌日には少なくなっていることがほとんどです。
この場合に限っては知らないうちに口臭も消えていくので、あまり気にし過ぎなくて良いでしょう。
舌の奥を磨けば臭いにおいは消える?
多くの人は、歯を磨く習慣があっても、舌を磨く習慣が定着していないのではないでしょうか。
前項でも触れましたが、口の臭い原因には、舌の汚れが大きく関係しています。
舌の表面には小さな突起物があり、この器官で味を感知しているのですが、この突起部分に汚れが付きやすく、臭いにおいの原因になります。
食べかす、口内細菌、脱落した細胞が角質化し、舌苔となって現れるのです。
舌苔は黄色味がかった白色や、黄ばみが強く茶色っぽく見える場合もあります。
舌苔は口臭の原因になり、会話の度に臭いにおいがして、周囲の人を不快にさせます。
特に舌の奥のほうは汚れが取れにくく掃除もしにくいため、臭いにおいが強くなるのです。
代謝が悪くなってきた年配の方や、体調が悪い方だと代謝も悪くなり、舌の古い角質が溜まって、臭いにおいを発するといった悪循環になってしまいます。
歯と同様に、舌を磨くことはとても大切です。
歯を磨くことは基本中の基本ですが、口臭予防の観点で言えば歯よりも舌磨きのほうが重きを置くべき箇所になります。
特に舌を磨く時は、舌の奥を意識して磨きましょう。
味覚もクリアになるので、舌を磨くことでご飯が美味しく感じたり、口臭も減ったりと良いことばかりが期待できるのです。
舌の奥を磨いて口臭予防
前項で述べたように、舌を磨いて舌苔を取り除くことは、口臭対策においてとても大切です。
会話の度に舌の奥から臭いにおいがするのでは、相手を不快にさせてしまいます。
舌の磨き方は、次のとおりです。
・力を入れずに優しく
・舌ブラシ、タングクリーナーを使用する
・撫でるように奥から磨く
・週に3回くらいが良い
・磨きすぎは良くない
注意して欲しいのは、舌の奥からの臭いにおいが気になっても、磨きすぎたり力の入れすぎはよくありません。
舌は味覚がわかる、繊細な場所です。
ゴシゴシと1日に何度も磨いてしまうと、味覚に影響を及ぼす可能性も否定できません。
磨く時は、優しく丁寧に撫でるようにしてください。
歯磨きの延長で歯ブラシを使用して舌を磨く方もいますが、避けたほうがよいでしょう。
歯ブラシは歯を磨くことを想定してあるため、ある程度硬いです。
舌を磨く際には舌ブラシ、タングクリーナーがお勧めです。
舌の掃除専用のブラシなので、優しく傷つけないように柔らかく出来ています。
汚れも落ちやすく、舌に優しく磨けます。
磨いた後は、流水でしっかりと洗い、乾燥させましょう。
舌苔には細菌が多く付着しているので、密閉された場所での保管は避け清潔を保つようにしてください。
舌の奥の舌苔からはひどい臭いが
口臭と言っても、様々なにおいがあります。
口臭の種類は、次のとおりです。
・食べ物による口臭
・生理的口臭
・病気による口臭
・お口の乾燥による口臭
・心理的な口臭
食べ物による口臭は、ネギやニンニク、お酒やたばこがあげられます。
この場合の口臭は時間が経てば消えるので、特別にケアする必要はありません。
生理的口臭は誰にでもあるにおいで、朝起きた時や空腹の時、緊張した時に発生する口臭です。
お口に鼻を近づけて嗅ぐと分かるかもしれませんが、周りの人を不快にするほどの口臭ではないので、気にしないようにしましょう。
病気による口臭は、消化器系や鼻や喉の他に、虫歯や歯周病、舌苔や歯石にプラークも含まれます。
この場合のにおいは、悪臭を放ちます。
特に舌の奥からの臭いにおいは、鼻を突くようなきついにおいだと思ってください。
自分には分かりにくい口臭が、会話や呼吸の度に相手を不快にさせているのです。
ストレスや加齢で唾液の分泌量が減ると口内が乾燥し、臭い口臭の原因にもなります。
唾液には殺菌作用があるので、唾液の分泌が減ると細菌が増殖しやすい環境になります。
最後に心理的な口臭ですが、口臭は無いのに自分には口臭がある、と思い込んでしまう人がいるようです。
神経質に思い込んでしまっているので、口臭に過敏で必要以上にマウスウオッシュや歯磨き、舌磨きをしてしまいます。
歯医者さんで口臭が無いことの説明を受けて、納得するなどの対処があります。
舌の奥を磨いて健康に
舌を磨いて細菌や汚れを減らすことができれば、健康な身体づくりに繋がります。
どういうことかというと、舌に食べかす、口内細菌などが積み重なる舌苔が影響します。
うっすら確認できる程度であればそれほど変わることはありませんが、異常に付着していると味覚を減退させかねません。
食べ物の味を薄く感じることにより、味付けが段々と濃くなり、塩分過多に陥る可能性は否めません。
舌のケアが十分であれば味覚もクリアになるので、味付けどおりの味を感じることができます。
味付けも適度になり、ご飯が美味しく心身ともに健康に繋がるのです。
舌の奥は臭いにおいがするので、奥のほうから意識して磨く必要があります。
舌の汚れは味覚に影響するだけでなく、誤嚥性肺炎にも繋がるのです。
誤嚥性肺炎は、お年寄りに多く死因の原因に大きく関係しています。
臭いにおいがする前に、舌の奥からしっかりと磨いて、いつまでも健康な体をキープしましょう。
自分でできる舌のチェック
舌をチェックするときは、舌の先だけでは不十分です。
奥のほうも見たいので、舌を「ベ~」と口の外に出してチェックしてください。
舌の奥の汚れ、舌苔があるかどうか全体的に確認しましょう。
本来の健康的な舌の表面は薄いピンク色ですが、舌苔が付いていると白っぽかったり黄色や茶色のような色をしていることがあります。
白く薄く付いている程度ならあまり気にしなくても良いですが、厚く舌苔が付いているときはケアが必要です。
舌の奥から臭いにおいがして、口臭トラブルへと発展しかねません。
日頃から歯磨きの度に舌も一緒にチェックして、舌の奥の舌苔を取り除くようにしましょう。
舌の奥を磨いて口臭をSTOP!
ざらざらとした舌の表面は汚れが付着しやすく、ケアを放置すると舌苔が顕著になります。
舌苔は口臭の原因ともなりますので、歯磨きと一緒に舌の状態もチェックしておきましょう。
口臭は自分ではなかなか気が付けず、周囲の人を不快にさせますし、口臭を指摘しにくく気を使わせてしまいます。
鏡で毎日自分の舌を観察して、清潔なお口にしましょう。