歯茎に穴が開いた!?そこから臭いがするときの対処法は?

口臭 2019.05.01

腫れて炎症のある歯茎を、そのまま放置した経験はありませんか?

歯茎の腫れには原因があり、放置しても治ることはありません。

やがて腫れた歯茎に穴が開き、そこから臭いがするため、口臭の原因に繋がります。

では、歯茎に穴が開く原因と対処について、ご説明していきます。

歯茎になぜ穴が開くの?

歯茎に穴が開く原因は、次のとおりです。

1.歯の根っこに病気がある

2.歯周病にかかっている

この2つが主な原因で、歯科検診を怠っている人ほど、歯茎に穴が開くリスクが高くなります。

定期検診はさぼっていたけれど、歯茎に穴が開いて臭いがするため、焦って久々に歯科医院へ訪れる方も少なくありません。

1の歯の根っこの病気ですが、虫歯の進行が広ければ、かかるリスクも高くなります。

虫歯を放置した場合に起きたり、以前に歯の神経を取って、根っこの治療をした人がかかりやすいのです。

この病気は、歯の根元に病巣が出来て、膿が溜まります。

膿が限界まで溜まると、逃げ道が無く歯茎に穴が開き、膿が排出します。

歯の根っこの治療を終えた歯でも、神経を取った場所から、細菌が入り病気になることがあるのです。

定期的に歯科検診に行き、レントゲンを撮ってもらっていれば、歯茎に穴が開く症状へといたることは防げます。

2の歯周病は、歯茎に炎症を起こしているため、歯茎から出血したり膿が出ます。

ときには歯茎の内部に膿が溜まり、歯茎を破って出てくることもあります。

どちらも、溜まった膿が排出されるため、歯茎に穴が開いて出てくるのです。

膿は非常に臭いがするので、口臭の原因になります。

歯茎の穴から出てくる臭いの原因は何?

上記で述べたように、穴の開いた歯茎から出てくるのは膿です。

膿は、白血球が細菌と戦った死骸なのです。

歯茎から穴が開いて、膿が出るということは、炎症が非常に強く細菌が増殖している証拠です。

もちろん痛みがあるため、鈍痛や走ったりジャンプしたときに、響くような痛みもあります。

膿が歯茎の穴から出てくると、臭いにおいもしますし、食事の度に膿を一緒の飲み込んでしまいます。

膿は先ほどご説明したとおり、白血球の死骸で多くの雑菌が含まれているため、飲み込むことは不潔で体に悪いと言えます。

歯茎の穴から膿が出ることで、味覚も悪くなり、食事が美味しくなくなることもあります。

また、お口の中が粘つき、会話の度に臭いがお口からして、話し相手を不快にさせるのです。

膿が出る前は、炎症が強く歯茎が腫れているため、歯茎に穴が開いて膿が出てくると、少しすっきりする方もいます。

この症状のせいで、自然に良くなるだろうと穴の開いた歯茎を放置する方もいますが、発見したら必ず歯科医院へ行きましょう。

穴の開いた歯茎の症状は、自然に治ることはなく、放置すれば悪くなる一方なのです。

歯茎に穴が開いたときの対処法

直ぐに、歯科医院へ行って欲しいのですが、行く時間が無い方は、お口の中をできるだけ清潔にしましょう。

歯茎の穴から感染して、症状が悪化しないよう心がけて欲しいのです。

対処法は、次のとおりです。

・丁寧な歯磨きをする
・舌磨きもする
・休息睡眠を心がける
・刺激のある物を食べない
・お酒やたばこは控える

歯科医院へ行くまで自宅で出来る対処法ですが、歯茎に穴が開いた原因を調べて治療しないと、治ることはありません。

歯茎に穴が開いて、そのままにしておくと、急に腫れたり激痛が出ることもあります。

歯茎の穴からも臭いがして、仕事や学校へも行きにくくなります。

臭い口臭が気になって、会話もしにくくコミュニケーションにも困るでしょう。

この対処法は一時的な方法なので、歯科医院へ行く時間を優先して作り、必ず診察してもらってください。

歯茎の穴から臭いがする前兆は?

歯茎から穴が開き、臭いがするには前兆があります。

健康な歯茎からは、急に穴が開いて膿が出ることはありません。

この前兆に気が付かない人は、もしかしたら自分のお口の中に無関心なのかもしれません。

普段からお口の中をチェックしていれば、歯茎の変化にも気が付くことが出来ます。

歯茎の穴から臭いがする前兆は、次のとおりです。

・歯茎が赤く腫れている
・鈍痛がある
・響くような痛みがある
・歯茎から出血する
・歯ブラシが当たると痛い
・刺激のある物が痛い
・噛むと歯茎が痛い

症状が出る前に、自分がいつ頃どこの歯をどのように治療したか、把握しておくことも大切です。

過去に虫歯が大きくて、歯の神経を取る治療をした場合は、根っこの病気になる可能性も十分にあります。

歯の根っこの治療をしていなくても、歯茎が腫れたり出血する人は、歯周病の可能性があり、歯茎に穴が開いて膿が出て、臭いがすることもあるのです。

自分のお口の中に関心を持ち、歯科医院でもどんな治療をしたか、聞くようにしましょう。

把握することで、歯茎に穴が開いて臭いを発するのを防ぐことにつながり、歯と歯茎の健康を守ることになります。

臭いは強烈な悪臭

歯茎から穴が開いて、臭いが出るときは、とにかく悪臭です。

話相手からすれば、悪臭は鼻を突くような臭いで、思わず鼻呼吸を止めてしまいたくなります。

歯周病で歯茎に穴が開いて、臭いがするときは、メチルメルカプタンや硫化水素が悪臭の原因となるのです。

例えて言うなら、卵が腐ったにおいや生ごみのにおいとも言われていて、相当臭い悪臭になります。

また、症状が悪化して、膿が沢山出ると「ドブ臭い強烈な臭い」とまで言われています。

歯の根っこの病気の場合も、歯茎が破れて膿が出ると同じく悪臭がするのです。

膿が出るとお口の中が酸っぱいような、異様な味もしてきます。

雑菌の塊ですから、悪臭がするのは当たり前なのです。

口臭は、本人は気が付きにくいので、知らないうちに話し相手を不快にさせています。

これは、息が相手に向かって吐き出されているのと、臭いはいつも嗅いでいると慣れてしまうからです。

口臭は人を不快にさせ、迷惑となるので、普段から口臭予防も兼ねて、歯科医院へ定期検診に行きましょう。

歯茎に穴が開いたら歯科医院へ

歯茎に穴が開いて、臭いにおいがした場合は、直ぐに歯科医院へ行きましょう。

放っておけばおくほど症状は悪化して、歯を抜くことになったり、歯周病の進行を止められなくなるのです。

歯を一本抜けば、抜いた分の歯の負担が他の歯にかかり、残っている歯まで悪くなるという、悪循環に陥ります。

歯は抜いてしまうと元には戻せないので、とても大切にして欲しいのです。

歯科医院でレントゲンを撮れば、歯の根っこの病気も分かりますし、歯周病も把握できます。

またそこから詳しい検査に進み、的確な処置と治療も出来るのです。

感染が酷い場合は、内服薬を処方されることもあります。

歯茎から穴が開いて、臭いがしたときは、歯を抜く事態を避けるため早めに歯科医院へ行きましょう。

歯茎の穴からする臭いは非常事態!

歯茎に穴が開いて、臭いがするというのは、症状としては重度になります。

最悪の場合は歯を抜いてしまうので、非常に後悔するかもしれません。

症状が悪化するほど治療にも時間がかかり、お金もかかってしまうのです。

歯茎に穴が開いて、臭いがする場合は、痛みもあるので食事も取りづらく体にも悪いのです。

お口の健康が体全体の健康に繋がるので、痛みや臭いを感じる前から歯科検診には定期的に通う習慣を心がけてみましょう。

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