舌苔が奥につきやすいのはなぜ!?口の臭いはコレで軽減可!

口臭 2018.09.06

舌が白いと悩んでいる方の中には、舌の奥だけが白くなっている方も多くいらっしゃいます。

実は、舌の奥は細菌が増えやすいために、舌苔もできやすい部分なのです。

この白くなった舌苔が原因で、口の臭いも発生しやすくなります。

また、舌磨きは正しい方法でおこなわないと逆効果になってしまいます。

今回は、舌の奥に舌苔ができやすくなる原因と口臭対策についてお話しします。

舌の奥が白っぽくなるのはなぜ?舌苔ができる理由とは!?

舌苔(ぜったい)とは、舌の表面に付着している白い苔のようなもののことです。

舌の手前半分はピンク色に近いけれど、舌の奥半分はかなり白い苔がついている方もいます。

健康な方の舌でも多少白くなったり、黄色っぽくなったりするものなので、通常は心配ありませんが、異常なほど舌が真っ白になっている場合は、細菌が増えすぎているサインです。

そのようになってしまった舌は、舌磨きをしてもあまり効果がなく、もちろん口臭も強くなってしまいます。

このように、異常なほど白くなってしまうような舌苔ができるのは、どうしてでしょうか。

理由の多くは、呼吸をすることにより、舌の奥に細菌やウイルスがつくことが原因として考えられます。

もともと、舌の奥の喉に近い部分は、細菌が多く、繁殖しやすい環境なのです。

何らかの理由で唾液が不足して口の中が乾燥してしまうと、細菌が繁殖し、ネバネバした粘液がつきます。

その結果、舌苔ができてしまうのです。

このような舌苔ができてしまうと、気になるのが口の臭いです。

次項では、舌苔が原因の口臭問題についてお話しします。

 

舌の奥にできた舌苔のせいで臭いが気になる!口臭はなぜするの?

前述したように、舌の奥に舌苔ができる多くの理由は、唾液不足による口の中の乾燥が原因であることが分かりました。

ここでは、舌の奥に舌苔ができてしまって、一番気になる「口臭」についてお話しします。

舌の奥にできる舌苔の場合、口からではなく、喉の奥からの臭いを感じている方もいらっしゃるかもしれません。

見た目が清潔感のある男性でも、強い口臭があると、清潔なイメージとはかけ離れてしまいますね。

また、口臭が気になると、人前でしゃべることに消極的になり、口を閉じている時間が長くなってしまうものです。

そうなると、舌の動きが停滞し、唾液の分泌が減少し、自律神経も緊張状態となり悪循環です。

さらに、喉の奥に酸素がない状態では、嫌気性菌が繁殖し、口臭の原因となるガスを発生させます。

では、このような口の臭いには、どのような対策をしたら良いのでしょうか。

次項では、日頃から取り入れられる、口臭予防をご紹介します。

 

口内乾燥を防ぐ!唾液量を増やせば臭いも軽減される?

ここでは、気になる口の臭いを予防するための、対策をご紹介します。

口臭を予防するには、口内をできるだけ清潔な状態を保ち、舌苔が増えないようにする必要があります。

まずは、唾液を自律的にコントロールして分泌量を増やしましょう。

口内乾燥を防ぎ、唾液の量を多く分泌できれば、食べカスや汚れを洗い流すことができます。

そこで、舌を動かす訓練をしてみてください。

口を少し開けた状態で、舌の先を曲げ、舌先を上顎に押しつけます。

舌先をつけたまま、できるだけ喉の方に曲げ、10秒キープし、元に戻します。

この訓練で、唾液の分泌を増やすことができます。

また、日頃から、歯ごたえのある食事を取り入れたり、ガムを噛むことも効果的です。

口周りの筋肉が鍛えられ、唾液腺を刺激することができます。

唾液量が増えれば、口の中が潤い、細菌が繁殖することも防げます。

こまめに水分を摂りながら、舌を動かす運動を生活の中に取り入れてみてください。

また、喉の奥の細菌と乾燥を予防するために、塩水でのうがいも強くおすすめします。

 

奥についた舌苔を取るには舌磨きが良策?正しい舌磨きのやり方とは!?

舌の奥についた舌苔が気になる人のほとんどが、舌磨きをしているのではないでしょうか。

しかし、舌磨きは注意をしないと舌苔が取れないばかりか、悪化して白い苔が分厚くなり、口の臭いがきつくなってしまうこともあります。

ここでは、正しく舌磨きをするためのポイントを3つお話しします。

 

①舌磨きは1日1回

・1日に何度も舌をこすることは、繊細な舌の粘膜が傷ついてしまう恐れがあります。

・舌苔の付着量が多い朝に、歯磨きをするタイミングで舌磨きもおこなってください。

 

②舌ブラシを使う

・舌の表面はとても細かく、歯ブラシの毛先を使うと舌に傷をつけてしまう場合があります。

・専用のブラシは、傷をつけないのはもちろん、舌の汚れを取りやすい形状になっています。

 

③ブラシの動かし方

・鏡を見て舌苔の位置を確認しながら、舌の奥から手前にブラシを滑らすように動かしてください。

・ブラシで舌苔をすくっていき、そのまま外へ出すという流れで5ストローク前後おこなってください。

 

これらのポイントを押さえ、舌磨きをしてみてください。

先にもお伝えしましたが、決して力を入れてゴシゴシせず、やさしく舌磨きをしてくださいね。

 

舌苔を取り除いて臭いも消してくれる食べ物って!?

ある食べ物で、舌苔を予防できることをご存知ですか。

舌の奥についた舌苔でも、食べ物を食べるときには必ず通る部分なので、効果が期待できます。

舌苔が予防できれば、口の臭いも軽減できるはずです。

それでは、おすすめの食品を4つご紹介します。

 

①りんご

・りんごを食べる時、唾液が多く分泌される上に、食物繊維が豊富なので、口の中を清潔にしてくれる作用が強いです。

 

②パイナップル

・タンパク質を分解する酵素が多く含まれ、舌苔を取り除くことができると言われています。

 

③アロエ

・頑固な舌苔も、アロエをこすりつけていると苔が浮き出してくる作用があります。

・舌に傷がついて舌苔が悪化している場合は、舌にアロエを塗ると傷の治りも早いです。

 

④無糖ヨーグルト

・ヨーグルトに含まれている乳酸菌が口の中の細菌を増殖させないようにする働きをしています。

・舌苔の消臭に高い効果が期待できます。

 

これらの食べ物を積極的に取り入れることで、舌の色が白からピンクに近づき、口臭も気にならなくなってくるかもしれません。

身近な食品ですので、ぜひお試しください。

 

臭いだけじゃない!舌苔の色に現れる不調のサインとは!?

これまで、舌の奥についた舌苔の原因と臭いの対策をお話ししてきました。

舌は健康のバロメーターとも言われるほど、体の状態を表しています。

ここでは、見過ごしてはいけない異常な舌苔についてお話しします。

冒頭でも触れましたが、健康な人でも舌が多少白くなったり、黄色っぽくなったりするものです。

しかし、うっすら白い舌苔ではなく、紫色や緑色など、いつもと違う舌の色は、体の中で不調が起こっているかもしれません。

色別に考えられる原因は以下の通りです。

 

【黒色の舌】

薬の副作用が考えられます。

この状態を発見したら、薬の継続や中止を自己判断せずに、かかりつけ医に相談してください。

 

【鮮やかなピンク色の舌】

ピンクは健康的な舌ですが、あまりに鮮やかなピンクには注意してください。

ストレスやビタミン不足が考えられます。

 

【紫色の舌】

高血圧、動脈硬化、脂質異常症、貧血など、いずれも血流が悪くなっている可能性が考えられます。

また、過度なダイエットや更年期障害でもこのような色になる場合があります。

 

このほかにも、分厚くなった舌苔など、いつもと違う舌の状態には注意してください。

これらのような、異常な舌苔を見つけたときには、早めにかかりつけ医に相談してくださいね。

 

舌のチェックをする習慣をつけて健康維持を!

いかがでしたか?

舌の奥には細菌やウイルスがつきやすいことで、白い舌苔ができることが分かりました。

舌苔を改善するには、口内乾燥を防ぐことが重要で、それが口臭を軽減させることにも繋がります。

唾液量を増やす訓練を取り入れながら、日頃からできる対策を取り入れていけると良いですね。

健康のバロメーターとも言われる舌の状態をチェックすることは、健康を維持する秘訣にもなります。

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