口臭対策にはマウスウォッシュが有効?日々の口腔ケアも大切

口臭 2019.07.06

口臭を気にかけたことはありますか?

周りの人からは何も言われたことがないから、自分には関係ないと思う方もいるでしょう。

しかし、口臭は自分の思いもよらない所まで届いている可能性があるのです。

口臭の対策をするためには日々のケア、マウスウォッシュが大切です。

今回は口臭の種類や対策方法についてご紹介していきます。

口臭の原因は?マウスウォッシュ対策では何に効くのか?

家族や知人に口臭を指摘されたが、どうしたらいいのかわからない。

口臭の対策をしているけど全然口臭が改善されない。

このような方は少なくないと思います。

これは自分の口臭の原因がわかっていないためだと考えられます。

まずは、口臭の種類についてご紹介していきましょう。

口臭の種類の一つ目に生理的口臭があります。

この口臭の主な原因に舌苔というものがあります。

マウスウォッシュ対策が有効なのが、このタイプです。

生理的口臭は起床時口臭、空腹時口臭、緊張時口臭などがあります。

これらは、唾液の分泌が減少することで舌苔が付着しやすくなってしまい、口臭を引き起こすものです。

また、口腔内が乾燥することで、細菌の増殖に適した環境がつくりあげられます。

そして、細菌と舌苔が反応することで、口臭の臭い物質が産生されてしまうのです。

二つ目に、病的口臭があります。

病的口臭とは虫歯などの口腔内の疾患や、呼吸器、消化器などの疾患が原因となります。

このタイプの口臭には、原疾患の治療が重要です。

最後、三つ目に外的要因の口臭があります。

これは、食べ物が原因で引き起こされる口臭です。

口臭には様々な種類があることがわかりましたね。

舌苔と口臭の関係

前項で出てきた口臭の原因となる舌苔ですが、耳にしたことがあるという方も多いでしょう。

舌苔は口臭の主な原因と言われています。

舌苔とは口の粘膜から剥がれ落ちたものが口の中で留まることでできたものです。

粘膜が溜まってできたものなので、多くのたんぱく質を含んでおり、それを元々口の中にいる細菌が分解することで、揮発性硫黄化合物である硫化水素やメチルメルカプタンという物質を産生します。

通常硫化水素は腐卵臭を放ち、文字通り卵が腐ったような臭いがします。

これが口臭の原因となるのです。

舌苔は主に口腔内の乾燥によって付着しやすくなってしまいます。

また口腔内の乾燥によって、口の中の菌が増殖しやすくなり、臭い物質の産生が促進され、口臭の原因となってしまうのです。

このような口臭にはマウスウォッシュで対策することが可能です。

口の乾燥は主に唾液の分泌量が減少することで起こります。

唾液の分泌量が減少する理由として、水分不足や寝不足などが挙げられます。

また、花粉症などの抗アレルギー薬などを服用した際にも唾液の分泌は抑制されることがあります。

その理由は唾液の分泌を促す副交感神経を抑制するためです。

口臭がひどくなる時間帯があった?

口臭の強さには日内変動があります。

口臭にも臭いが強くなる時間帯と弱くなる時間帯があるのです。

ではいつ強くなるのでしょうか。

口臭が一番ひどい時間、それは朝起きた時です。

理由は、睡眠時には唾液の分泌があまりないため、口腔内が乾燥してしまうためです。

したがって、朝起きた時にまず口腔ケアを行うことが大切です。

特に朝はひどいので、歯磨きだけでなく舌苔の除去を行うことで、口臭を対策しましょう。

次に口臭がひどくなる時間帯は、昼食前や夕食前になります。

これは、食事で唾液が分泌され口の乾燥を防ぐことができるのですが一時的なものであり、ちょうど昼食前や夕食前に臭いがひどくなってしまうのです。

よって、このような時間帯に至る少し前に口臭対策であるマウスウォッシュなどを行うことで、口臭を予防することができます。

マウスウォッシュって何?簡単にできるマウスウォッシュとは

マウスウォッシュというものについて聞いたことあるけど、使ったことがないという人もいるでしょう。

具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

また正しいマウスウォッシュの方法はどのようなものなのでしょうか。

それらについてご紹介していきます。

まずマウスウォッシュとは口臭の対策だけでなく、虫歯や歯周病を防ぐために行う口腔ケアのことや、それを行う用品のことを指します。

最近では薬用マウスウォッシュというものもあります。

勘違いしてはいけないのは、薬用マウスウォッシュは虫歯や歯周病を治す医薬品ではないということです。

マウスウォッシュを正しく使うためには、マウスウォッシュを行う前に歯磨きを行い、歯垢を取っておく必要があります。

マウスウォッシュは口腔内の殺菌を目的として用いますが、歯垢には大量の菌が付着しています。

したがって、歯垢が残っているとそこから菌の増殖が起こり、マウスウォッシュの効果がなくなってしまうのです。

また、同じ理由で舌苔を除去しておく必要もあります。

さらに、マウスウォッシュ後には口をすすいだり、食事などは控えるべきです。

マウスウォッシュを行った30分後までは飲食を我慢しましょう。

マウスウォッシュにも種類が?目的に合ったものを使おう!

マウスウォッシュの使い方などについてご紹介してきました。

しかし、一口にマウスウォッシュといっても用途によって様々な種類があります。

一つ目に口臭対策のためのマウスウォッシュがあります。

これには殺菌作用などがなく、歯周病などの予防にも効果はありません。

主に、口臭対策や口の中をサッパリさせるために用いられます。

二つ目に虫歯対策のマウスウォッシュです。

これには、歯垢を付着しづらくする効果や虫歯の元となる菌を殺菌する効果があります。

三つ目は歯周病対策のマウスウォッシュがあります。

マウスウォッシュには、アルコールなどが入った刺激の強い物もあります。

しかし、刺激の少ないマウスウォッシュもあるので、口が痛くなるのが嫌な人にはお勧めです。

マウスウォッシュには様々な種類があることがお分かりになったでしょうか?

自分の目的に応じたマウスウォッシュを選択するようにしましょう。

口臭対策はこれだ!口臭対策の日常で気を付けること

口臭の主な原因である舌苔やマウスウォッシュについてご紹介してきました。

また、舌苔が溜まりやすくなってしまうのが、口腔内の乾燥であることも併せてご紹介させていただきました。

このことから、口臭対策で行うことは口腔内の乾燥をいかに防ぐか、また、唾液の分泌を減らさないようにすることが大切になります。

口腔内の乾燥を防いだり、殺菌を行うにはマウスウォッシュを行うのが有効な手段の一つであるでしょう。

では、唾液の分泌を減らさないようにするにはどうするべきでしょうか。

唾液の分泌が減少する人というのは、単純に水分が不足していたり、舌の運動が不足している人です。

普段から意識して、舌を動かす必要があります。

また、たくさん話すことでも舌の運動になります。

そのほかに、睡眠不足も唾液の分泌を減少させる原因となります。

睡眠不足が唾液の分泌を抑制するのは、自律神経の乱れによって、副交感神経が交感神経より劣位になることで起こります。

マウスウォッシュだけじゃない!口臭対策には規則正しい生活が重要

口臭の原因やその対策についてご紹介しました。

マウスウォッシュは口臭の対策にはなりますが、一時的なものです。

したがって、口臭の予防には原因となる舌苔を溜めにくくする工夫が必要になります。

その対策は沢山ありますが、自分の中で比較的簡単に、継続していけるような対策を見つけ、続けていくことで、口臭は改善されていくのではないでしょうか。

自分に合った対策を見つけてみてください。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事