汗クサい?気になる頭の臭いはなに?洗髪の方法などをご紹介

2019.05.07

暑い日や運動をした後は、頭から汗クサいような気になる臭いがすることもありますよね。

また、枕から皮脂のような脂っぽい臭いがすると、「毎日洗髪をしているのにどうしてなんだろう」と不思議に思えます。

そこで今回は、そんな気になる頭の臭いの原因や、臭いを解消するための正しい洗髪方法をお話しします。

頭皮から汗クサいような脂っぽい臭いがするのはなぜ?

しっかりと洗ったのにもかかわらず、汗クサいような頭皮の臭いが気になるのであれば、その原因から最初に知っていきましょう。

頭皮から気になる皮脂のような臭いがする原因は、頭皮が酸化しているか、もしくは菌によるものだといいます。

また、それ以外にも、「しっかりと汚れを落としたい」と考えるあまり、洗浄力の高すぎるシャンプーを使用されている場合も頭皮が臭う原因の1つです。

洗浄力の高すぎるシャンプーを使用することにより、頭皮のバリア機能の役割を持つ皮脂を洗い流してしまいます。

皮脂の少ない頭皮は乾燥してしまいますが、「これ以上乾燥する」「外からの刺激から守ろうとする働きがされる」などの状態に陥ると皮脂が過剰に分泌されるようになります。

そして、皮脂は酸素に触れると酸化して嫌な臭いを放つようになったり、皮膚に生息する菌が皮脂をエサにしてアンモニア臭などの嫌な臭いを作り出しながら増殖してしまいます。

頭の臭いを解消するためには、皮脂の過剰な分泌を防ぐことが大切です。

洗髪をする時の温度に注意?汗クサいような脂っぽい臭いの原因になるかも!

皮脂の過剰分泌を防ぐためには、シャンプー選びを見直してみたり、正しく洗髪することが大切です。

それらを改善したり見直すことで、汗クサいような頭皮の臭いが劇的に改善されることもあるので、まずは基本的なことから見ていきましょう。

最初に洗髪のポイントとして、2つのことを意識するようにします。

●高温のお湯は40度以下に設定する

普段、湯舟に入れるお湯やシャワーの温度は、何度位で設定されていますか。

寒い冬は、「体を温めたいから」といって熱めに設定したくなりますが、洗髪の際の適切なお湯の温度は40度~体温に近い35度程度とされています。

あまりに高い温度のお湯で洗髪をしてしまうと、頭皮に必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまいます。

そうなれば、先にお伝えしたような過剰に皮脂を出してしまうきっかけを与えることになりかねません。

●洗髪の前にブラッシングをしよう

洗髪の前は特に何もしないという方が多いかもしれません。

しかし、洗髪前のブラッシングには、頭皮に付いている汚れやほこりを取り除いてくれる効果があり、それによってシャンプーを塗布した時の泡立ちがよくなります。

シャンプーは大きく分けて3種類!

洗髪のポイントの次は、シャンプーを選びましょう。

普段シャンプーを選ぶ際は、どのようなことを基準にしていますか。

香り・パッケージのデザインなどもシャンプーを選ぶ際の基準といえますが、大切なのは、どういった種類のシャンプーであるかと、洗浄力がどれ程であるかです。

最初にシャンプーの種類についてですが、シャンプーには「アミノ酸系」「高級アルコール系」「せっけん系」と3つあります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

・アミノ酸系

アミノ酸系は名前の通り、洗浄成分にアミノ酸の成分を使用したものであり、弱酸性であることから、肌に優しく低刺激なのが特徴です。

シャンプーを洗い流した後でも、きしむようなこともなく、マイルドなのも嬉しいポイントです。

一方で、洗浄力が低い傾向にあるので、使用している整髪料などの製品によっては一度の洗髪では落ちにくいこともあります。

・高級アルコール系

泡立ちが良く、洗い心地や洗った後の爽快感も別格です。

しかし、洗浄力が強すぎるため、頭皮に必要な皮脂までも洗い落としてしまうことから、頭皮の乾燥や過剰な皮脂の分泌が懸念されます。

・せっけん系

洗浄成分がせっけんでできており、原料が天然であることから、安全なものを使いたいという方にはお勧めです。

しかし、高級アルコール系と同様に、高い洗浄力のため皮脂を取り除き過ぎてしまう傾向にあるとされています。

シャンプーの選び方次第で、汗クサいような頭皮の臭いは随分と改善されることもあるので、ご自分に合うものを選びましょう。

シャンプーは頭皮や髪の状態・季節ごとに変えてみる

前項を振り返ると、「洗浄力が高すぎるものは頭皮によくないのではないか」と考えられますが、決してそうだといい切ることはできません。

例えば、とても頭皮がオイリーであり、臭いが気になる傾向にあるのであれば、せっけん系や高級アルコール系のシャンプーが適している場合もあります。

一方で、ミディアムよりも長い髪であったり、カラーリングをしてて傷みのある髪の場合は、アミノ酸系のシャンプーが適しているということもあるのです。

他にも、季節によって使い分けるのもお勧めです。

例えば、冬の乾燥しやすい傾向にある時期は、洗浄力の優しいものがよいのでアミノ酸系のシャンプーを使い、夏の汗をかく時期は、洗浄力の高い高級アルコール系かせっけん系を選ぶなどです。

髪質や頭皮の質に合わせてシャンプーを選んでみたり、シーズンによって変えたりするのもよいでしょう。

頭皮を優しく揉んで洗髪をしすすぎはしっかりと行う

それでは、洗髪をしましょう。

①湯洗いをする

先ほどご説明したとおり、お湯の温度は40度~35度の間で設定し、頭にかけていきます。

この湯洗いを行う意味としては、髪の毛に付いている汚れやほこりを洗い流すためです。

先にブラッシングをして湯洗いをすると、その時点で8割の汚れは取れるといいます。

この時間は、大体2分~3分くらいで、髪の毛の根元までよく濡らしましょう。

②シャンプーで洗う

手のひらにシャンプーを出し、泡立てます。

ある程度シャンプーが泡立ったら、頭に均等に塗布し、頭皮全体を大きく揉みこみましょう。

しっかりと頭皮全体に泡が行き渡ったら、指の腹を使って丁寧に洗っていきます。

力を入れ過ぎずにマッサージするようにして洗うと、頭皮の血行促進にも繋がり、抜け毛の予防効果も期待できます。

③しっかりすすぎをする

洗髪をする際、もっとも大切なのがすすぎです。

せっかく正しく洗髪を行ったとしても、しっかりとすすげていなければシャンプーが残ってしまい、頭皮のトラブルの元になりかねません。

そうなってしまえば、汗クサいような頭皮の臭いが強くなることもあり得るのです。

すすぎの目安は、シャンプーのぬるつきが取れて「このくらいで大丈夫かな?」と感じたところからさらに1分位は行うようにしてください。

生乾きは臭いの元?湯上りで汗をかいていてもドライヤーで乾かす!

洗髪が終わったらドライヤーで乾かしますが、これまでに、「ちょっと生乾きの方が髪の毛に優しい」という話を聞いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

また、男性であれば、「お風呂上りで汗もかいているし、ドライヤーを使わずに自然乾燥している」という方もいることでしょう。

しかし、生乾きの髪の表面に付いているのは水であり、蒸発してしまうため、「生乾きは髪の毛に優しい」という観点に置いて、特に意味はないといいます。

それどころか、湿った状態にしておくと、髪の長さによっては髪同士が摩擦し合って傷むこともあるのです。

また、ドライヤーを使ってしっかり髪を乾燥させないと、臭いが発生するだけでなく、頭皮にカビが生えたりかゆみやフケが生じることもあります。

お風呂上りは体が温まっていて暑いかもしれませんが、頭皮トラブルを起こさないようにするためにも、洗髪を行ったあとは、ドライヤーを使って髪をしっかり乾燥させてください。

洗髪方法やシャンプーの見直しをしよう

頭から漂う強い臭いの原因は、皮脂が酸化した臭いであったり、皮脂をエサにした菌が繁殖したものであったりなどさまざまです。

そんな気になる頭の臭いを改善するためにも、一度シャンプー選びや洗髪方法を見直してみるとよいといえます。

洗髪をする際は、お伝えしたいくつかのポイントなどを振り返りながら行い、清潔な頭皮を保ちましょう。

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