「歯ブラシの保管は職場」という方必見!お手入れの方法は?

歯ブラシ 2019.05.08

職場などで歯磨きをするという方のなかには、歯ブラシを会社に置いたままにされている方もいらっしゃるかもしれません。

歯ブラシにはたくさんの菌が付着していて、水洗いだけで落とすのは難しいといわれています。

そこで今回は、歯ブラシのお手入れや保管の仕方、歯ブラシの除菌方法などもお話しします。

職場で歯ブラシを保管する時は通気性が悪いところだとよくない?

職場で歯磨きをしたあと、歯ブラシはどのように保管していますか?

保管の仕方は「キャップを付けている」「ポーチにしまっている」など、さまざまでしょう。

しかし、使い終わって濡れたままの歯ブラシにキャップを付けたり、ビニールポーチなどにしまったりしてしまうと、歯ブラシに付着している菌が増殖してしまうかもしれません。

歯ブラシに付着している菌は、湿度が高く風通しがよくないところを好みます。

そのため、濡れたままの歯ブラシの上からキャップをしたり、密封されたポーチへ保管してしまったりすれば、菌に対し住処を与えることになります。

「水洗いしているから大丈夫」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、歯ブラシに付着した菌を簡単な水洗いで落とすのはなかなか難しいです。

次項では、職場で歯ブラシを保管する前に行われていることの例を2つお話ししましょう。

職場の給湯器のお湯を使って歯ブラシを除菌する?!

先にお話ししたように、職場で歯ブラシを使ったあとすぐにキャップや通気性のよくないポーチにしまい保管してしまうと、歯ブラシに付着している菌が増殖してしまうことが懸念されます。

そういったことを考えて、職場にある給湯器の熱湯を使って歯ブラシの除菌をしている方もなかにはいらっしゃるといいます。

さまざまな菌を除菌するために「熱湯消毒」という方法が用いられますが、この方法を歯ブラシに行うのはあまりよいとはいえません。

その理由は、歯ブラシが傷んでしまうためです。

歯ブラシのブラシに使われている素材は、ポリプロピレン・ナイロン・アクリルなどが多く、それらの耐熱温度は80度程度だとされています。

そのため、そういった素材の歯ブラシを熱湯消毒してしまえば、歯ブラシが傷んでしまうことが想定できます。

熱湯消毒をする際は、熱湯に浸けても大丈夫な素材であるかや、耐熱温度などもきちんと確認して行うようにしてください。

保管する前に職場のトイレにある「ハンドドライヤー」で歯ブラシを乾かす?!

職場の給湯器の熱湯を使った消毒の方法以外にも、ハンドドライヤーを使っている方もいらっしゃるといいます。

ハンドドライヤーとは、トイレに備え付けられている温風や冷風が出るもので、手を乾燥させるために使われますが、職場によってはトイレにこういった機能が備わっているところもあります。

方法としては、ハンドドライヤーのなかに歯ブラシを入れ、温風や冷風を当てて、歯ブラシを乾燥させるというものです。

しかし、ハンドドライヤーのそもそもの役割は、「お手洗いが終わって手を洗ったあとに、手を乾燥させるもの」であることから、衛生面から考えると不安な声もあるといいます。

それでは、歯ブラシの衛生を保ちつつ職場で清潔に保管するには、どうしたらよいのでしょうか。

次項からは、歯ブラシを保管する前にできることや、歯ブラシの除菌についてお話しします。

歯ブラシを保管するなら自宅で!お手入れ方法

職場で歯ブラシを保管する前にされていることを例として2つ挙げましたが、実際はどのように歯ブラシのお手入れをして保管をするのがよいのでしょうか。

最初に、歯ブラシのお手入れからお伝えしましょう。

歯磨きが終わったあとの歯ブラシには、歯磨き粉だけでなく歯に付いていたプラークや食べかすも一緒に絡まって付着しているので、ブラシを指で動かして強めの流水ですすぎましょう。

また、その際、ブラシの間に食べかすが絡まって簡単に取れない場合は、爪楊枝などを使って取り除くようにします。

次に、歯ブラシの保管についてです。

強めの流水でしっかりブラシの汚れを洗い流したとしても、全ての菌や汚れが流れたわけではありません。

そのため、歯ブラシが濡れたままキャップをしたり、ビニール製などの通気性のよくないポーチに入れたりしてしまえば、残された菌が繁殖を繰り返し、菌の住処となってしまいます。

歯ブラシを保管をする前は、しっかりとブラシを乾かす必要があります。

歯磨きが終わったあとは、清潔なタオルやキッチンペーパーなどで水分をよく取り除きますが、それでもブラシの細かな隙間は完全に乾いていません。

ブラシを完全に乾かすためには、通気性のよいところに立てかけておく必要がありますが、職場で歯ブラシを立てて保管することはなかなか難しいかもしれません。

そこで、2本の歯ブラシを交互に使うことをお勧めします。

1本を使っている間は、もう1本は自宅でしっかり除菌して乾かし、使い終わったら清潔な乾いた歯ブラシと交換するという方法です。

この方法であれば、歯ブラシをしっかりと乾燥させることができますね。

歯ブラシを持ち帰ったら除菌をしよう!

2本の歯ブラシを交互に使用することで、いつも乾燥した歯ブラシを職場で使用することはできますが、使用した歯ブラシを持って帰ってきたら一度除菌をしましょう。

除菌の方法をお伝えします。

●必要なもの

・歯ブラシを浸けておくためのコップ
・50度以下のお湯 用意したコップ1杯
・重曹(食用) 小さじ1杯
・歯ブラシを挟むための洗濯ばさみ1個

●やり方

①コップのなかに50度以下のお湯を入れて、重曹を加えます。

②歯ブラシをコップのなかに入れ、重曹とお湯を混ぜるようにして動かします。

③そのまま6時間程放置したら流水でよくすすぎますが、ブラシを指で動かしながら行います。

④清潔なタオルやキッチンペーパーで、ブラシの水気を取り除きます。

⑤ベランダなど太陽の日が差し込む通気性のよいところに、洗濯ばさみを使って歯ブラシを天日干しします。

重曹は、弱アルカリ性の性質を持つため、ブラシに付着しているタンパク質などの汚れを分解してくれるだけでなく、消臭効果も期待できます。

重曹は、食べ物に使われることもあるので、人体に無害なのも嬉しいですね。

そして天日干しをすることで、太陽の紫外線による強い殺菌効果が期待できます。

このように、歯ブラシを自宅で除菌して保管し、2本交互に使用すれば、いつでもきれいな歯ブラシで歯磨きができますね。

歯ブラシの保管に気を付ける以外にも「定期的な交換」をしよう!

歯ブラシを交換するタイミングですが、どのくらいを目途に行っていますか?

歯ブラシの交換時期は、製品によって若干の違いはあるものの、おおよそ3週間程度といわれています。

歯ブラシの交換をするタイミングとして以下のようなことが考えられるので、職場で使用している歯ブラシを一度チェックしてみてください。

・歯ブラシの毛先が開いていて、ブラシを背面から見た時に毛先がはみ出ているのが分かる。

毛先の広がった歯ブラシを使用していると、清掃の効果が低下してしまうので、新しい歯ブラシと交換することをお勧めします。

・歯ブラシの付け根部分に、クリーム色や白色の汚れが溜まっている。

歯ブラシの保管状態がよかったとしても、歯ブラシを使い続けていれば付け根部分に食べかすやプラークが溜まることもあるので、交換時期だと考えてよいでしょう。

これら以外にも、歯ブラシを交換するタイミングとして判断できるものはありますが、そういった状態になっていなかったとしても、3週間に1回は歯ブラシの交換をお勧めします。

職場で使用する歯ブラシも清潔を保とう!

職場で使用する歯ブラシは、濡れたままキャップを付けてしまったり、通気性のよくないポーチに収納したりするという方は多いかもしれません。

しかし、その保管方法ですと、歯ブラシの菌に住み心地のよい環境を与えていることになります。

そこで2本の歯ブラシを交互に使って、いつでも清潔な歯ブラシで歯磨きをしましょう。

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