歯磨き粉は飛行機に預けるスーツケースに入れられる?

歯磨き粉 2018.12.07

スーツケースは大きな荷物も重たい荷物も簡単に運ぶことができて、旅行中とても便利ですよね。

しかし、飛行機を利用する際にスーツケースの中に入れる物について、困ったことはありませんか?

今回は、国際線の飛行機に預け入れるスーツケースに「歯磨き粉などの日用品は入れられるの?」「量はどのくらい入れられるの?」などといった疑問にお答えします!

飛行機に預け入れるスーツケースに歯磨き粉を入れられる?

海外旅行に行く際は、歯磨き粉や化粧品などの日用品も持っていきたいですよね。

また、「現地にいる友達にプレゼントしたいから少し多めに持っていきたい」というケースも考えられます。

では、歯磨き粉をはじめとする日用品は、スーツケースに入れて飛行機へ乗せることはできるのでしょうか。

日本の航空法では歯磨き粉は、「液体物」として扱われます。

また、チューブタイプの化粧用クリームやジェル状の口紅なども「液体物」です。

これらの「液体物」は、「預け入れ荷物」に入れる際は、量などの制限はありません。

そのため、歯磨き粉は、飛行機に預けるスーツケースの中にチューブのままで入れられます。

「液体物」の他にも、飛行機へ預け入れるスーツケースに入れられる物はたくさんあります。

次項では、飛行機に預け入れるスーツケースに入れられる物と入れられない物をご紹介していきます!

歯磨き粉をお土産で持ち帰りたい!飛行機に預けるスーツケースに入れられる物は?

外国には日本にないような素敵なデザインの物がたくさんありますよね。

歯磨き粉もその一つだと思います。

「誰かにプレゼントしたい!」と思ってお土産を買っても、思わぬ物が規制対象になっている場合もあります。

せっかく買ったお土産も、破棄されてしまったら困ってしまいますよね。

そこで、飛行機への預け入れ荷物のスーツケースに入れる物として、禁止されている物、入れても問題の無い物の代表例を挙げました。

思わぬトラブルを起こさないためにもここで確認しておきましょう。

【飛行機への預け入れ荷物に入れられる物】

機内への持ち込みは禁止されていますが、預け入れ荷物に入れることができます。

・はさみや工具などの先がとがったもの

・野球用バットやゴルフクラブなどの長いもの

・引火性や毒性の無いスプレー(防水スプレーや日用品スプレー)

【飛行機への預け入れ荷物に入れられない物】

機内に持ち込むことができない荷物です。

・モバイルバッテリー(リチウム含有量が8g以下のもの)

・主に危険物とされるもので、発熱のするものや、毒性のあるもの

・カセットコンロ用ガス

・リチウム金属電池

・花火・クラッカー

・漂白剤

・充電式のヘアアイロン

・使い捨てライター

・オイルライター

・マッチ

※使い捨てライター、オイルライター、マッチは合計で一人1点まで持ち込み可能です。

飛行機に預けられるスーツケースは何個まで?大きさも関係あるの?

航空会社や行き先により異なりますが、ほとんどの航空会社では、飛行機内への預け入れできる荷物の個数は平均的に1個~3個です。

スーツケースの大きさも、航空会社の規定により異なりますが、平均的な大きさとして縦×横×高さの3辺の和が160cm前後であることが多いです。

キャスターと持ち手の部分も大きさの計測の対象ですので、ご自身で測る際はご注意ください。

いずれも、飛行機内へ無料で預け入れできる範囲内の数字です。

なお、ほとんどの航空会社では追加料金を支払えば、先に述べた大きさや重さの範囲を超えても飛行機内へ預け入れできます。

例として、ここではJALとANAの国際線のエコノミークラスに、無料で飛行機へ預け入れられる荷物の大きさや重さを挙げましたのでご確認ください。

<JAL>エコノミークラス

・スーツケース1個あたりの大きさは、縦×横×高さ=203cm以内です。

・飛行機内へ預け入れられるスーツケースの個数は一人2個までです。(1個あたり23kgまで)

<ANA>エコノミークラス

・スーツケース1個あたりの大きさは、縦×横×高さ=158cm以内です。

・飛行機内へ預け入れられるスーツケースの個数は一人2個までです。(1個あたり23kgまで)

他のほとんどの航空会社でも、飛行機に預け入れることができる物全般、歯磨き粉や日用品などの細かい物に関してもホームページから日本語で確認できますので、事前に知っておきましょう。

スーツケースや歯磨き粉は飛行機内へ預け入れた方がいいの?

飛行機内へ預け入れることの多いスーツケースですが、大切な荷物を手元から離してしまうことに不安を抱く方もいらっしゃると思います。

スーツケースの大きさや重さが各航空会社で定めている規定の範囲内でしたら、飛行機内に手荷物として持ち込むことも可能です。

歯磨き粉などの「液体物」も手荷物として飛行機に持ち込むことは可能です。

しかし、飛行機内への手荷物としてスーツケースを持ち込もうとすると、大きさや重さも、飛行機へ預け入れるスーツケースよりも小さく軽いものでないといけません。

また、小さめのスーツケースと言えども、お土産などをたくさん入れてしまうと見た目よりも重たくなってしまうこともあります。

そうすると、飛行機内の座席の上にある棚への出し入れの際に、スーツケースを落としてしまったり、怪我をしてしまったり、などのトラブルが起こる可能性もあります。

そのようなトラブルが起きないよう、スーツケースは飛行機内へ預けてしまった方が移動もしやすく空港や飛行機内でもスムーズに行動できます。

次に挙げるような場合に当てはまる方がいらっしゃったら、スーツケースは飛行機内へ預け入れることをおすすめします。

それでは、飛行機内へ荷物を預けておくと便利な場合を見ていきましょう。

・空港が広く移動する距離が長い場合

・飛行機までバスで移動する場合

・空港内のレストランで食事をする場合

・お土産などを購入予定の場合

・トイレに行く場合

・飛行機内が混雑している場合

・大勢で行動する場合

・子ども連れの場合

これらの場合以外でも、ご自身の判断で、空港や飛行機内で行動に支障をきたしてしまいそうなら、スーツケースは迷わず飛行機へ預け入れましょう。

スーツケースの預け入れ手続き方法!

ここでは、空港での一般的な、飛行機へのスーツケースの預け入れ方法をご紹介します。

特に、空港を利用することに慣れていない方は、広い空港で迷ってしまわないためにも、確認しておきましょう。

まず、出国ロビーにて、自分が搭乗する飛行機の航空会社のカウンターに向かいます。

次に、そのカウンターの前に「搭乗手続きの方はこちら」などと書かれた案内とともに、パーテーションが設けられていますので、そこに並んで待ちます。

自分の順番が来ると、「お次の方、こちらへどうぞ。」などと言われますので、カウンターに進みます。

そこで、自分のパスポートと、インターネットなどから飛行機の席を予約した際の予約番号の控えを、カウンターにいる受け付けの方に渡します。

そうすると、飛行機に搭乗する人の名前や人数、預け入れる荷物の中身や個数などを口頭で確認してくれます。

その確認作業が終わると、飛行機への搭乗手続きも、荷物の預け入れ手続きも完了です。

もちろん、飛行機へ預け入れる荷物はその場で預かってもらえます。

なお、預けたスーツケースやに、預け入れ禁止の物が入っていたとしたら、開けられて破棄されてしまいますのでご注意ください。

また、一度スーツケースを預けてしまうと、出国して現地の空港に到着するまでは、自分の手元に戻すことは原則できません。

「常備薬をスーツケースに入れっぱなしにしてしまった!」とか、「歯磨き粉を手荷物として機内に持っていくはずだったのに!」などのようなことを防ぐためにも、搭乗手続きをする列に並ぶ前に、飛行機へ預け入れる荷物の中身の確認作業をすることをおすすめします。

ほとんどの空港は通路などの広さが余裕を持った作りになっているので、空いている場所で確認しましょう。

歯磨き粉はお土産にちょうどいい?スーツケースの中でかさばりにくいお土産は?

皆さんは、海外のお土産と聞いて思い浮かぶ物はなんでしょうか?

せっかく海外旅行に来たのなら、お世話になっている方や友人に向けてお土産を買いたいですよね。

しかし、前述の通り、飛行機に預け入れるスーツケースの中に入れられる物には規制があります。

飛行機にスーツケースを預け入れる際に、お土産のせいで重量オーバーになって追加料金を支払ったり、せっかく買ったお土産を破棄されたりしてしまいたくありませんよね。

そこで、迷わずにお土産を買うことができるように、サイズが小さくても喜ばれる人気の品をご紹介します。

・スティックタイプの粉末飲料

・スパイス類

・エコバック

・コースター

・キーホルダー

・マグネット

・絵葉書を郵送

・歯磨き粉や石鹸などの日用品

・ボールペンやポストカードなどの文房具類

これらのものは基本的に個数制限などなくスーツケースに入れられます。

ぜひ、お土産として選んでみてはいかがでしょうか。

スーツケースをうまく活用して、楽しいご旅行を!

飛行機へ預け入れる荷物は、スーツケースの大きさや重さ、中に入れる物など、考えなければならないことがあり、大変だと思います。

ですが、事前に航空会社で定められている規定や手続き方法などを知っていたら、心の負担も少なくできそうですよね。

スーツケースの中に入れる品々に定められているルールをしっかりと守って、運びにくい荷物やたくさんのお土産を持ち帰りましょう!

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