歯茎の黒ずみが気になる!黒ずみの原因と対策とは

お口のトラブル 2018.12.09

口もとの印象を大きく左右するのが歯ですが、実は歯茎も印象を大きく左右するといわれています。

本来であれば、ピンク色であることが望ましいのですが、何らかの原因により歯茎が黒ずんでしまうことがあります。

そうなってしまうと、ニコッと笑ったときに気になってしまいますよね。

ここでは歯茎の黒ずみの原因と、その黒ずみの対策についてご紹介していきます。

健康な歯茎の色はピンク色

歯茎には、歯を支える土台として重要な役目を持っており、健康的な歯茎を保つこということは、将来的に見て健康で丈夫な歯を保つことにも繋がります。

一般的に歯は、「白くて健康な歯」といわれるように、歯茎もピンクで引き締まった歯茎が理想です。

ところが、歯茎が腫れて赤みを帯びたり、赤紫色になったりすることがあります。

これは、歯肉炎や歯周病などにより、歯茎が炎症を起こしている証拠です。

歯周病にまでなると、歯茎から膿が出たり、嫌なニオイを発生させる原因になります。

最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうなどの問題も潜んでいるのです。

また、今回取り上げる歯茎の黒ずみにも、いくつかの原因があります。

歯茎の黒ずみは、非常に目立ちますし、見た目の印象も悪くなってしまいますので改善したいものですよね。

ではなぜ、歯茎が黒くなってしまうのでしょうか。

次に、その原因について詳しく解説していきます。

歯茎の黒ずみの原因は?①

まずは、歯茎の黒ずみで多く見られる原因をご紹介していきます。

虫歯治療の際、歯に金属の被せものをしたり詰めものを使用しているケースは多いです。

実は、これらの金属が溶け出して、歯茎の黒ずみの原因となることがあります。

また、被せもの以外では、セラミックや差し歯なども同様です。

セラミックや差し歯の内側に金属が使用されている場合、これも黒ずみの原因になってしまいます。

被せものやセラミックを使用している人、全てが黒ずむとは限りませんが、長く使用していくとどうしても黒ずみやすくなります。

このような状態のことは、「メタルタトゥー」とも呼ばれています。

他にも、飲食や喫煙などが原因で歯茎が黒ずむことがあります。

コーヒーや緑茶などを頻繁に摂取することで、歯茎にその色素が沈着しやすくなるのです。

また、タバコにはニコチンやタールなどの成分が含まれており、これらが歯茎の細胞を刺激して色素を定着しやすくしてしまうといわれています。

さらに、タバコに含まれるニコチンは歯茎の血管を収縮させ、血液を悪くする作用があるともいいます。

血液は、栄養素や酸素を送り届ける重要な役割があるため、これが妨げられると歯茎の抵抗力が弱まり、歯周病を進行しやすくさせるといわれているのです。

また、これらは歯茎だけでなく、歯までも色素沈着させてしまうことになりますので、摂りすぎには十分注意しましょう。

歯茎の黒ずみの原因は?②

続いて、上記以外での歯茎の黒ずみの原因を見ていきましょう。

歯茎の病気で歯周病がありますが、実は歯周病が進行すると歯茎が黒く見えることがあります。

これは、歯茎の奥深くで炎症を起こし、出血を起こしているサインです。

歯茎に詰まった汚れと血液が混じり合うことで、歯茎が黒く見えてしまうのです。

もし歯茎が腫れあがっているのなら、歯周病の可能性が高いです。

このような状態の場合、歯周病がかなり進行している状態であるかもしれません。

早めに歯医者に行き、治療をしてもらうことをおすすめします。

他の原因として、歯の神経が死んでしまっていることが考えられます。

歯を強く打ちつけたりすると、歯の神経が死んでしまうことがあります。

歯の神経が死んでしまうと、歯の内部にまで変色を起こし、歯茎だけでなく歯も黒く見えます。

こうなると、歯茎の黒ずみを改善することは難しくなります。

ただし、黒ずんだ歯を治療する方法はいくつかあり、被せものをしたり、ホワイトニング、マニキュアなどがあります。

いずれも黒ずみで悩んでいる方は、まずは状態を把握するためにかかりつけの歯医者に見てもらうようにしてください。

歯茎の黒ずみには歯茎のホワイトニング?

歯茎の黒ずみで悩んでいる男性は、歯茎のホワイトニングがおすすめです。

歯のホワイトニングは一般的ですが、歯茎のホワイトニングとは一体どのようなものなのでしょうか。

歯茎のホワイトニングは、歯茎にピーリング効果のあるホワイトニング剤を塗布し、黒ずみを剥がし取るというものです。

古く黒ずんだ歯茎を剥がし取ることで、新しい歯茎を再生させ、ピンク色の歯茎に戻すといった仕組みとなっています。

歯茎ホワイトニングを行われる人は、女性の割り合いが多いですが、もちろん男性の方もいらっしゃいます。

また、ホワイトニングをした歯をより一層きれいに見せるために、歯茎ホワイトニングを行う人もいるようです。

歯茎ホワイトニングの費用ですが、大体の目安としては、5,000円から10,000円が相場といったところでしょうか。

歯医者の実績や費用などを事前に確認して、ご自分の納得いくところを探してみてください。

また、歯茎クリーニングは一度で大きな改善が見られる人もいれば、数回で効果を実感する人などさまざまです。

そして、歯茎の黒ずみの度合いによって、回数は変化するでしょう。

それなりに費用はかかりますが、悩みの原因をすぐにでも解消したい人は、検討してみる価値はあると思いますよ。

詰めものやセラミックが原因の黒ずみ対策法

歯茎ホワイトニングは、タバコやコーヒーなどの着色汚れを落とすのには有効な方法です。

しかし、被せものやセラミックなどの金属によって歯茎が変色してしまっている場合は、歯茎クリーニングで改善することはできないとされています。

金属が原因で歯茎が黒ずんでしまうのなら、金属製でないものへと変えることが有効な方法といえるでしょう。

例えば、セラミックならオールセラミックという金属を一切使用していないものを使用する方法があります。

オールセラミックなら、金属による歯茎の黒ずみが起こる心配もありませんので、安心です。

また、詰めものに関しては、プラスティックレジンという素材を使う方法があります。

この他、詰めものやセラミックに限らず、差し歯なども金属製でないものへと変えることで改善が期待できるでしょう。

毎日のケアで黒ずみを予防しよう

ここまで、歯茎の黒ずみの原因とその対策についてご紹介してきました。

歯茎の黒ずみの多くは、セラミックや詰めものの金属による黒ずみと、タバコやコーヒーなどの着色によるものです。

タバコやコーヒーなどが原因の場合、それらを控えることが一番かもしれませんが、人によっては難しいという方もいらっしゃると思います。

そこで、黒ずみの予防として行っていただきたいことは、毎日のケアをしっかりとすることです。

例えば、コーヒーや緑茶を飲んだあとは、すぐに歯を磨いたりするだけでも、歯茎の黒ずみを抑えることに繋がります。

こうした歯茎ケアは黒ずみだけでなく、歯肉炎や歯周病、虫歯などの予防にも繋がります。

歯だけでなく、歯茎は見た目の印象を大きく左右する部分でもあります。

いつまでもきれいで健康的な歯と歯茎でいるためには、毎日のケアをしっかりと行っていきましょう。

歯茎の黒ずみは改善できる

歯茎の黒ずみに悩まれている男性は、意外にも多いのではないでしょうか。

ここまでご紹介したように、歯茎の黒ずみの多くは、金属によるものとタバコやコーヒーなどの着色によるものと分かりました。

これらの原因が分かれば、どのように対処するべきなのか、きっとお分かりになったと思います。

また、黒ずみを防ぐためだけでなく、健康な歯を歯茎のためにもしっかりとケアすることを忘れないでくださいね。

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