汗を止めるバンドには本当に効果はあるのか?使用上の注意点

2018.09.28

夏は、外にいるだけで汗をかいてしまいますよね。

汗をかきやすい方は、汗で髪の毛がシャワーを浴びたかのように濡れてしまったり、衣類に汗染みができたりなど、不快な思いをしている方も多いと思います。

実は、汗を止める作用があるバンド商品があります。

このバンドには、実際に汗を止める効果があるのでしょうか。

また、使用上の注意点についても解説していきます。

汗を止めるバンドは舞妓さんのテクニックを利用している

特に暑い夏の時期になると、汗が大量に吹き出て髪の毛や衣類が濡れてしまうという方もいらっしゃるかと思います。

こうなると、見た目にも清潔さが欠けてしまいますし、気持ちのよいものではないでしょう。

また、ニオイも気になりますよね。

そこで、汗を止めるバンドを活用する方法について考えてみましょう。

実は、バンドで汗を止めるという方法は、京都の舞妓さんが実践しているテクニックを利用したものなのです。

京都の舞妓さんを見ると分かると思いますが、厚い着物におしろいで顔を白塗りした独特の化粧というたたずまいです。

しかし、しっかりとした化粧と厚い着物を着ているのにも関わらず、汗でメイクがよれている舞妓さんは見たことがないと思いませんか?

実はこれは、舞妓さんが着ている着物の帯やさらしの巻き方に秘密があります。

人間には、汗を抑えるツボがいくつもあり、その1つに胸のあたりにある屋翳(おくえい)というツボがあります。

このツボを圧迫するように、帯を強く巻いたりさらしを巻くことで、汗をかかないようにしているのです。

つまり、汗を止めるバンドは効果が大きいものであると期待ができるでしょう。

汗が止まるのは「半側発汗」が関係していた!そのメカニズムとは

先ほど、胸あたりにあるツボを押えることで、汗を止める作用があるとお伝えしました。

この働きのことを「半側発汗」といいます。

これは、私たちの身体に備わっている反射機能を利用したものです。

では、この半側発汗のメカニズムについて解説していきましょう。

半側発汗とは、ある特定の部分に汗をかかなくする代わりに、その反対側の部分が汗をかきやすくなる現象です。

つまり、汗を止めるためにバンドなどで屋翳(おくえい)を押さえた場合、上半身の汗を止める作用がありますが、一方で下半身に汗をかきやすくなります。

上半身と下半身を分けるラインは、おへそにあるといわれており、上半身のツボを圧迫することで、顔だけでなく手汗や脇汗にも効果があることが分かっています。

このように、ツボをバンドなどで抑える方法は、人間の神経を上手く利用した方法なのです。

バンドを利用して汗を止める方法

では、実際にバンドを利用して汗を止める方法についてご紹介していきましょう。

先ほどお伝えしたように、汗を止めるツボは、胸のあたりにある屋翳(おくえい)というツボです。

このツボは、胸の5センチ程上のあたりに存在しています。

この位置にバンドが当たるように、痛みを感じないほどの強さで巻いていきます。

下着を着用する場合は、下着の下にバンドが来るようにして、肌に直接バンドを巻くようにしてください。

また、バンドには複数のサイズがありますので、ご自分の体系に合ったものを使用しましょう。

汗止めバンドは、汗をかきたくない商談やプレゼン、発表会や稽古でも活躍してくれるでしょう。

もし、バンドがない場合でも、一時的に汗を止めたい場合応急処置として、そのツボを強く押したり、つねることでも効果が得られます。

ぜひ、試してみてくださいね。

汗を止めるバンドを利用するときの注意点

汗を止めるバンドを使用するにあたり、いくつか注意点がありますのでお伝えしておきます。

まず、汗止めバンドを利用するときは、きつく締めつけすぎないように注意しましょう。

きつく締めつけすぎると、息苦しさを感じたり、皮膚に跡が残ったり、炎症を起こしてしまう恐れもあります。

もし、痛みやかゆみなど、皮膚に異常を感じた際はすぐにバンドを外してください。

さらに、アトピー性湿疹やかぶれなど、もともと肌トラブルがある場合、バンドをすることによってその症状が悪化してしまう恐れもあります。

そのような場合は、しっかりと治してから使用しましょう。

また、長時間の使用は避けてください。

このバンドで汗を止めるという方法は、身体の発汗を無理やり止めている状態ですので、長時間の使用や毎日連続して使用することは身体によいことではありません。

また、激しい運動を行うときや、気温が高い中一日中外で活動するようなときも、汗を止めるバンドは使用しないほうがよいでしょう。

通常私たちは、運動や気温が暑いとき汗をかくことで、身体内にこもった熱を放出しています。

つまり、体温が急上昇するようなときは、汗をかくことで身体を守っているのです。

汗止めバンドを利用することで、うまく汗がかけない状態になると、身体の中で熱がこもった状態になり危険です。

以上の注意点を守りながら、必要なときだけうまく利用していきましょう。

汗止めバンドでおすすめの商品は?

実際、汗を止めるバンドを利用したいと考えた際、どのようなものを選ぶとよいのでしょうか。

特に男性の場合、Tシャツ1枚で出掛けるという方も多いと思いますから、なるべく目立たないタイプのバンドを選びたいものです。

ここでおすすめの汗止めバンドは「汗止め帯(指圧バンド)」です。

汗止め帯は、身体の左右のツボにあたる位置に丸い突起物がついており、汗を止めるツボを刺激して発汗を抑えます。

また、サイズ展開がXS~Xlまでと幅広く取り揃えており、自分のサイズに合ったものを装着できます。

さらに、種類はノーマルタイプとレースタイプがあります。

ノーマルタイプの色味はベージュですので、男性でもそこまで気になることなくつけることができると思います。

購入場所としては、ホームセンターやドラッグストアにも置いてあることもありますが、インターネットでも販売していますので、手軽に購入することができるでしょう。

参考価格は¥ 2,260程度です。

汗の量をより抑える方法!

ここまで、汗を止めるバンドの効果とその注意点について解説してきました。

汗止めバンドには、実際に汗を抑える効果はありそうです。

しかし、完全に汗を止めることは困難でしょう。

そこで最後に、汗をより抑えるために、汗止めバンドと併用して使用したいアイテムをご紹介していきます。

それは、汗止めバンド+制汗剤の組み合わせです。

制汗剤はその名の通り、汗を抑えてくれる薬剤のことです。

制汗剤といっても様々なタイプがありますが、おすすめはロールオンタイプやクリームタイプなどがおすすめです。

これらの制汗剤を、汗を止める作用があるバンドと併用して使用すれば、さらに汗を抑える効果を得ることができるでしょう。

「脇汗が気になる」という方は、脇汗パッドを一緒に使用することもおすすめです。

汗対策をしているという安心感から、汗の発汗量が減るというケースもあります。

できることから汗を対策して、暑い夏を乗り切りましょう。

汗止めバンドを利用して汗を抑える

汗止めバンドは、京都の舞妓さんのテクニックを利用した方法であり、身体の発汗神経を上手く利用した方法といえます。

ただし、汗止めバンドを使用しても完全に汗を止めることは難しいです。

もし、徹底的に汗対策をしたいという方は、制汗剤や汗脇パッドなどを併用して汗を抑えてみましょう。

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