子供用歯磨き粉の選び方!ジェルタイプのおすすめをご紹介!
歯磨き 2020.06.18子供はいつから歯磨き粉を使えば良い?
子供がだいたい生後6か月ごろになると歯が生えはじめるので、このころから歯磨きをはじめるママやパパも多いでしょう。
はじめのうちはガーゼや綿棒などで磨き、慣れてきたら歯ブラシで磨くようになるかと思います。
大人の歯磨きでは、歯ブラシと同じくらい歯磨き粉がマストアイテムといえますが、では子供はいつから歯磨き粉を使用すれば良いのでしょうか。
一般的な目安としては、「子供が1人でうがいをできるようになったら」が、歯磨き粉を使用しはじめるタイミングです。
歯磨き粉を使って歯磨きをすれば、うがいが欠かせませんよね。
もしまだうがいができないときに歯磨き粉を使ってしまえば、子供がうっかり飲み込んでしまう恐れもあります。
そうならないよう、だいたい2歳ごろからうがいの練習をはじめ、1人でもできるようになったら歯磨き粉を使いはじめましょう。
では歯磨き粉を使いはじめるとき、ママやパパが使っているチューブタイプやジェルタイプなどの歯磨き粉を使用しても良いのでしょうか。
もしくは子供用に別の歯磨き粉を用意したほうが良いのでしょうか。
次の項でお話しします。
歯磨き粉は子供用とママ・パパ用で分けるべき?
歯磨き粉には種類があるので、チューブタイプの歯磨き粉を使っているママやパパもいれば、ジェルタイプの歯磨き粉を使っている人もいるでしょう。
では、子供が1人でうがいをできるようになり、歯磨き粉を使いはじめようとするとき、ママやパパが使っている歯磨き粉を使用しても良いのでしょうか。
結論から言うと、ママやパパが使っているものではなく、子供用の歯磨き粉を用意したほうが良いでしょう。
なぜなら、多くの子供は大人の歯磨き粉が苦手だからです。
大人用の歯磨き粉は、フレーバーがミントのものが多いですよね。
すっきりとして爽快感もあるので大人には好まれますが、ミント特有のスースーとした感じが子供は苦手なようです。
一度歯磨き粉に苦手意識がついてしまうと、歯磨きそのものを嫌がってしまう恐れがあります。
そうならないよう、子供が好きな果物などのフレーバーがついた歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。
子供用の歯磨き粉には、子供が好みそうなフレーバーが多種あるので、歯磨き粉を使いはじめるときはこちらから使用すると良いかもしれません。
よく「甘いフレーバーは糖分が入っているから虫歯リスクが高まる」と思っている人も多いですが、甘いフレーバーだからといって糖分が含まれているわけではありません。
フレーバーや香りなどが違うだけで同じ成分が配合されていれば、フレーバーがミントでも果物でも同じ効果が期待できるでしょう。
ジェルタイプなどの子供用歯磨き粉の選び方!ポイントは成分
ここでは子供用の歯磨き粉の選び方についてお伝えしていきましょう。
チューブタイプやジェルタイプなど歯磨き粉の種類はさまざまですが、中でも特に成分に注目して選ぶと良いでしょう。
●虫歯予防成分が配合
フッ素やキシリトールなど、虫歯予防に効果が期待できる成分が配合されている歯磨き粉がおすすめです。
近年の歯磨き粉にはほとんど含まれているそうですが、含まれていない歯磨き粉も中にはあるようなので、必ず成分はチェックしておきましょう。
特にフッ素は虫歯予防だけでなく、乳歯を強化する働きも期待できるので、歯磨き粉に含まれていると良いですね。
ただし成分のところには、「フッ素」と書かれてはいません。
「モノフルオロリン酸ナトリウム」や「フッ化ナトリウム」などと表記されていると思いますので、確認してみてください。
またフッ素の濃度が濃すぎるのも子供の歯には良くないと聞きますので、フッ素濃度が500ppm以下のものを選ぶようにしましょう。
●添加物無配合
1人でうがいができるようになっても、誤って歯磨き粉を飲み込んでしまう恐れもあります。
そのため、香料や着色料などの添加物が入っていない、安全性の高い歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。
研磨剤や発泡剤もポイント!おすすめはジェルタイプ
●研磨剤無配合
研磨剤には、歯に着いた歯垢や着色などの汚れをきれいに落とす働きがあります。
大人の歯磨き粉には研磨剤が配合されていることが多いですが、子供の乳歯は永久歯よりもやわらかいので、研磨剤が配合されているもので磨くと、傷つけてしまう恐れがあります。
そのため、できれば研磨剤は無配合のものを選ぶようにしたいですね。
●発泡剤無配合
一般的な歯磨き粉を使って磨きはじめると、口の中が徐々に泡だらけになりますよね。
これは発泡剤が歯磨き粉に含まれているからです。
泡が全体に広がりすっきりとした爽快感を感じますが、これを子供が嫌がることもあります。
また、泡が広がることによって、磨き残しがあることに気づかないまま歯磨きを終えることもあります。
磨き残しは虫歯などのトラブルにつながりますから、子供用の歯磨き粉は発泡剤も無配合のものを選ぶと良いでしょう。
歯磨き粉の中でもジェルタイプのものは、研磨剤や発泡剤が無配合のものが多いのでおすすめです。
おすすめの子供用ジェルタイプ歯磨き粉をご紹介!
選び方についてお伝えしたところで、ここからはおすすめの子供用歯磨き粉ご紹介していきます。
今回は研磨剤や発泡剤が無配合であることが多い、ジェルタイプの歯磨き粉をご紹介していきましょう。
【ライオン歯科材:Check-Up gelチェックアップ ジェル】
ソフトジェルタイプなので、低発泡ではありますが、子供の口のすみずみまで歯磨き粉が広がります。
研磨剤は無配合なので、小さい子供にも心配なく使用することができるでしょう。
虫歯予防効果が期待できるフッ素も配合されており、ジェル特有の形状によってよりフッ素を口の中に長く残すことができるようになったそうです。
フッ素が口の中に長く残せると、それだけ虫歯になりにくく乳歯を強くする効果が高まります。
フレーバーは全部で5種類ありますが、フレーバーによってフッ素濃度が異なります。
歯磨き粉を使いはじめた子供には500ppm以下のフッ素濃度がおすすめなので、5フレーバーの中でも最もフッ素濃度が薄い「バナナフレーバー(フッ素濃度500ppm)」を選ぶと良いでしょう。
ちなみにこのバナナフレーバーは、誤って飲み込んでしまっても問題ない成分でつくられていますので、歯磨き粉デビューの子供にもご利用いただけます。
おすすめのジェルタイプ歯磨き粉!安全なものを選ぼう
引き続き、ジェルタイプのおすすめの子供用歯磨き粉をご紹介していきます。
【PIGEON(ピジョン):ジェル状歯みがき】
歯が生えはじめたころから使えるジェルタイプの歯磨き粉で、歯磨きデビューの子供も安全に使用できる成分でつくられていることが特徴です。
食品に使われる成分、そして虫歯予防効果に期待できるフッ素からできています。
また、虫歯ができてしまう原因の酸をつくりにくくするキシリトールも配合されているので、より子供の歯の健康を守ってくれるでしょう。
研磨剤・発泡剤・着色料・防腐剤などはすべて無配合です。
フレーバーは子供が好きそうな、ぶどう、いちご、そしてキシリトール(自然な甘さ)の3つがあります。
【PIGEON(ピジョン):ジェル状歯みがき ぷちキッズ】
こちらは1歳6か月ごろの子供の乳歯のことを考えてつくられたジェルタイプの歯磨き粉で、こちらもフッ素と食品原料成分でつくられています。
無着色で防腐剤も含まれていないため、小さな子供にもやさしい成分にこだわってつくられていることがわかります。
研磨剤は含まれていますが低配合なので、子供の乳歯を傷つけにくいでしょう。
フレーバーは上記と同じ、ぶどう、いちご、キシリトール(自然な甘さ)の3つから選べます。
歯磨き粉を使いはじめるときは子供にあった歯磨き粉を選ぼう
子供が歯磨き粉を使う一般的なタイミングは、「1人でうがいをできるようになったら」です。
うがいをできるようになったら、子供が使いやすい歯磨き粉を選んであげましょう。
大人用はミント味が多く、スースーとした爽快感などを子供は嫌がることが多いので、はじめは子供用の歯磨き粉を用意することをおすすめします。
お話しした選び方のポイントやおすすめのジェルタイプ歯磨き粉を参考に、子供にあったものを選んでみてくださいね。