歯磨き効果を高めるフロス!歯ブラシとの順番はどちらが先?

デンタルフロス 2020.05.08
毎日歯磨きを行っている人はほとんどのことと思います。 虫歯リスクを少なくするためにも、毎日の歯磨きはとても大切です。 しかし歯ブラシだけの歯磨きでは、歯の汚れをすべて取り除くのは難しいといわれています。 歯磨きの効果を高めたいなら、歯ブラシと一緒にフロスを使うことをおすすめします。 そこで今回はこのフロスについてお話をしていきます。 歯ブラシとの順番についてもお話ししますので、参考にしてくださいね。

歯磨きの必要性とは?

毎日誰もが歯磨きを1回は行うことでしょう。

なぜ毎日の歯磨きが必要かというと、一番の目的ともいえるのが「プラーク(歯垢)を落とすこと」といわれています。

プラークとは生きた細菌の塊のことをいいます。

これが歯についたままだと虫歯になってしまうことがあるので、毎日の歯磨きでしっかり取り除くことが重要です。

しかし、プラークは歯と同じ乳白色をしていることもあり、注意して磨かないと磨き残ししてしまうことが多々あります。

「うがいするだけでも取り除けるのでは?」と思う人もいますが、プラークは水に溶けにくく、歯の表面にしっかりとついているため、うがいするだけでは取り除くことができません。

毎日の歯磨きをしっかりと行い、プラークをしっかり取り除くことで、虫歯になるリスクを減らすことができます。

ただし、歯ブラシだけの歯磨きでは、プラークをすべて取り除くことが難しいとされています。

ここで活躍するのがフロスです。

歯ブラシとフロスで順番に磨くことで、磨き残しが少ないきれいな歯にしやすくなります。

このフロスについては、次の項でお話ししていきます。

歯ブラシと順番に磨くことで歯磨きの効果が高まるフロスとは?

歯ブラシで歯を磨いている人は多いと思いますが、歯ブラシだけではどうしてもすべてのプラークを磨ききることは難しいといわれています。

歯ブラシだけで磨いた歯をチェックすると、歯の外側はきれいに磨けていても、歯と歯の間などにプラークが残っていることが多いのです。

なぜなら、歯と歯の間などの狭い箇所は歯ブラシの毛先が届きにくいといわれているからです。

磨くことができないと、そこにはプラークがついたままになってしまいますから、いずれ虫歯になってしまうかもしれません。

これを防ぐためにも、フロスで歯を磨くことが重要なのです。

フロスは、フィラメントと呼ばれる細い繊維を束ねて糸状にしたもののことで、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間などのプラークをかき出すことができます。

歯ブラシでは落としきれなったプラークも、フロスを順番に併用することで取り除くことができるので、歯磨きの効果を高めることにもつながります。

フロスは大きく2種類ある!

歯ブラシと順番に使うことで歯磨きの効果を高めてくれるフロスには、大きく2種類あります。

〈ホルダータイプ〉

ホルダータイプは、ホルダーにフロスが取りつけてあるので、使いたいときにすぐに使用することができます。

手間がかからないので、初めてフロスを使用する人におすすめのタイプです。

このホルダータイプにも種類があり、下記のとおりです。

○F字型:前歯を磨くのに使いやすい

○Y字型:前歯だけでなく奥歯も磨きやすい

〈ロールタイプ〉

ロールタイプは、使いたい長さでフロスをカットし、指に巻きつけて使用します。

初めて使う場合は少し扱いにくいかもしれませんが、慣れれば簡単に磨くことができます。

また、ホルダータイプよりも経済的なのも魅力の1つです。

そしてロールタイプにも種類があり、繊維がワックスでコーティングされている「ワックスタイプ」と、コーティングされていない「ノンワックスタイプ」です。

それぞれの特徴は下記のとおりです。

●ワックスタイプ:歯と歯の間に入れやすい、フロスが切れたりバラバラになったりしにくい

●ノンワックスタイプ:繊維が広がり歯の表面にフィットしやすい、汚れを落とす効果が高い

扱いやすいのはワックスタイプなので、まずはワックスタイプのフロスから使用し、慣れてきたら汚れの除去効果の高いノンワックスタイプに替えてみると良いでしょう。

歯ブラシとフロス!効率の良い歯磨きの順番は?

ここまでフロスについてお伝えしましたが、「歯ブラシとフロスを使う順番に決まりはあるの?」と疑問に思う人もいることでしょう。

プラークなどの汚れを効率良く除去する、一般的な歯磨きの順番は「歯ブラシ→フロス」です。

普段のお掃除でもそうですが、まずは大きい汚れから取り除いていくほうが効率良くきれいにできますよね。

そのため、歯ブラシからまず使用し、歯についた大きなプラークなどの汚れを除去していきます。

ひと通り磨き終わったら、次は細かい箇所を磨いていきましょう。

ここでフロスが登場し、歯ブラシでは届かなかった歯と歯の隙間などの汚れを落とします。

中にはマウスウォッシュを使うという方もいますが、マウスウォッシュの効果を最大限に出したいなら、最後に使用することをおすすめします。

マウスウォッシュの種類によっては殺菌成分やフッ素などが含まれているものもあります。

もし口の中に汚れが残っている状態で使用してしまうと、その効果は半減してしまいます。

効果を最大限に引き出せるよう、歯ブラシやフロスできれいにした後で、マウスウォッシュを使うようにしましょう。

あまり気にしていなかった人もいるかと思いますが、使う順番によって歯磨きの効果に違いがありますから、歯磨きする順番は大切なポイントです。

中には「フロス→歯ブラシ」の順番が良いという意見も…

歯のプラークなどを効率良く落とす歯磨きの順番は、「歯ブラシ→フロス」とお伝えしました。

しかし近年は、「フロス→歯ブラシ」の順番のほうが、細菌やプラークなどを効率よく落とせるという意見もあります。

まずフロスで磨くと、歯間の細菌やプラーク、食べかすなどの汚れを解きほぐしてくれます。

それから歯ブラシでひと通り磨き、水ですすぎます。

このとき、最初にフロスで解きほぐした細菌などの粒子を、より口腔内から取り除いてくれるそうなのです。

そのため、「フロス→歯ブラシ」のほうが細菌などの除去効果が期待できるという見解もあります。

歯医者さんの中には、この順番で歯磨きをしているそうですから、一度試してみると良いかもしれません。

この順番の場合も、マウスウォッシュは最後に使いましょう。

順番も大切だけど何より大切なのは「継続」

歯磨きする順番によって歯磨き効果が違ってきますから、おさえておきたいポイントといえるでしょう。

しかし何よりも大切なことといえるのが、毎日の「継続」です。

歯ブラシとフロスで毎日歯磨きをしなければ、歯の汚れをきれいに落としきることは難しいといえます。

歯ブラシとフロスの場合、どちらを先に行う場合も、歯のプラークなどの汚れを取り除くことに期待できますから、順番よりも「継続」のほうが重要といえるでしょう。

しかし中には、歯磨きをするたびにフロスでも磨くのが難しい人もいるかと思います。

理想は1日2回フロスを使うことですが、、難しい場合は1回でもかまいません。

その1回は、できれば朝よりも就寝前に磨くことをおすすめします。

1日1回は歯ブラシとフロスで歯を磨こう!

毎日の歯磨きを歯ブラシだけでしている人は多いと思いますが、それだけでは虫歯の原因となるプラークを落としきることは難しいです。

歯磨きの効果を高めたいなら、フロスを一緒に使用すると良いでしょう。

大きく2種類のフロスがあるので、初めて使用する人はホルダータイプからはじめてみましょう。

歯磨きの順番も大切ですが、何よりも「継続」することが大切ですので、最低でも1日1回就寝前にフロスで磨くことをおすすめします。

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