歯磨き粉でエナメル質は再生できる?おすすめの歯磨き粉は?

歯磨き粉 2020.03.27
歯の表面を覆っているエナメル質は、歯の健康のために欠かせないものです。 このエナメル質が健康で丈夫であることが、虫歯のできにくい歯にするための重要なポイントと言えます。 もし、エナメル質が傷ついたり柔らかくなってしまった場合、再生することはできるのでしょうか。 おすすめなのは、歯磨き粉などを使ってエナメル質の再生を促す方法です。 今回は、歯のエナメル質の再生方法や、おすすめの歯磨き粉などをご紹介していきましょう。

歯のエナメル質とはどんなもの?

まずは、「エナメル質」を含む歯の構造について見ていきましょう。

歯の深層部には「歯髄」があり、その上を「象牙質」が覆っています。

さらにその上の、歯の表面をコーティングしているのがエナメル質です。

エナメル質は歯を守る役割があり、虫歯予防や黄ばみなどを防ぐ効果が期待できます。

ここで、歯が虫歯になってしまうメカニズムを見ていきましょう。

口内は基本的に「中性」ですが、食べ物を摂取することで、食べ物に含まれる糖分に菌が反応し、酸化をし始めます。

これにより口内が「酸性」に偏ると、歯の表面のエナメル質が柔らかくなります。

通常であれば、食後30分程すると酸性から中性に自然と戻ります。

しかし、酸性の状態が長く続いた場合、エナメル質が溶けてしまい、その場所が虫歯となってしまうのです。

一般的に、エナメル質はやわらかくなる「脱灰」と再生しようとする「再石灰化」を繰り返すものです。

私たちが食事を取り続ける限り、エナメル質の修復と再生は避けられないことであり、虫歯になるリスクを常に抱えていることになります。

冒頭で、「歯磨き粉を使ってエナメル質の再生を促す」ことをおすすめしましたが、これについて次項で詳しくご紹介していきましょう。

歯磨き粉でエナメル質は再生できるの?

歯のエナメル質は、口内の酸化によりやわらかくなり、溶けてしまうことがあるとお話ししました。

やわらかくなったエナメル質は再生できるのでしょうか。

以下で、おすすめのエナメル質の再生方法をご紹介していきます。

●歯磨き粉を使って歯磨きする

エナメル質の再生には、歯磨き粉を使って歯磨きをすることが有用です。

歯の表面をコーティングできるような効果がある歯磨き粉が特におすすめです。

歯磨きの後には、デンタルフロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュなどを併用して使いましょう。

口内を酸性から中性に戻すことが期待できます。

●ガムを噛む

唾液には歯を再生させる効果が期待できます。

具体的には、消化作用・粘膜保護・再石灰化などに働きかけます。

そのため、唾液の量を増やすために食後はガムを噛みましょう。

おすすめなのは、虫歯菌を抑える効果が期待できる「キシリトールガム」です。

唾液量を増やすだけでなく、噛んだあともすっきりと清涼感を感じる点もメリットと言えるでしょう。

食後は30分後に!エナメル質を守るにはフッ素入り歯磨き粉がおすすめ

先ほど、エナメル質の再生には歯磨き粉を使った歯磨きが良いとご紹介しました。

食後30分ほどすると、口内の酸化は落ち着いてきます。

エナメル質がまだ柔らかいうちに歯磨きをすると、エナメル質が傷ついてしまうため、30分後を目安に歯磨きを行いましょう。

そして、歯磨き粉は「フッ素入り」のものを使うことをおすすめします。

フッ素入りの歯磨き粉には、以下のようなメリットがあげられます。

●再石灰化の促進

エナメル質が柔らかくなったとき、再生しようとする働きの手助けをします。

これにより、初期虫歯も治ると言われています。

●歯を丈夫にする

フッ素とエナメル質の成分が結びつくことで、より歯を丈夫にする効果が期待できます。

この状態は「フルオロアパタイト」と言い、柔らかくなりにくい強い歯に近づけることができます。

●虫歯菌の抑制

フッ素には、酸を出す虫歯菌を抑える効果も期待できます。

そのため、歯磨き粉を選ぶならフッ素の入った歯磨き粉を選ぶようにしましょう。

ただ、フッ素は小さな子供にはあまり向かない成分なので、与えないように十分注意してください。

「だらだら食い」は避けた方が良い!?

食事を摂取すると、食べ物に含まれる糖分に反応して菌の酸化が始まることは先述した通りです。

食事をすることは生きる上で避けられないことなので、せめて時間を決めて食事を取ると良いでしょう。

ご飯やおやつを時間を決めずにだらだらと食べていると、口内は常に酸性の状態です。

そうなると、エナメル質の再石灰化がなかなか行われず、虫歯になるリスクが自然と上がってしまいます。

エナメル質がずっとやわらかいままでは、歯にとって良い環境ではありませんよね。

そのため、食事は「1日3回と15時のおやつ」にして、時間も決めてしまうことをおすすめします。

よくダイエットなどでダラダラ食いをすすめることがありますが、虫歯予防の観点から見るとあまり良いことではありません。

食事の間隔があかないと、フッ素の歯磨き粉を使って歯磨きをするタイミングも難しくなってしまいます。

ダラダラ食いは、できるだけ避けるようにしましょう。

おすすめ!エナメル質を守るポイントをご紹介!

歯のエナメル質の再生を促進させるためには、フッ素入りの歯磨き粉を使うことや、ガムを噛むことが有用だとお話ししました。

そのほかにも、頭に入れておくことをおすすめするポイントがあります。

すぐに取り入れることのできるものもあるので、ぜひ参考にしてください。

●食事での摂取

歯は「ミネラル」が主な成分です。

ミネラルの生成には「カルシウム」がかかせない成分なので、小魚などを多く取ることで丈夫な歯に近づけることができるでしょう。

ただ、カルシウムは体に摂取されにくい成分の1つなので、吸収をサポートする「ビタミンD」の食材と一緒に取るように心掛けます。

ビタミンDは、きのこ類などで摂取するのがおすすめです。

●歯ぎしりは注意する

歯ぎしりやかみしめをする体質の人もいるでしょう。

歯ぎしりやかみしめは歯のエナメル質に強いダメージを与えることが多く、だんだんすり減ってしまいます。

マウスピースを活用したり、歯科医院に相談するなど、対策をする必要があります。

試してみよう!おすすめの歯磨き粉「アパガードプレミオ」

エナメル質の再生には、フッ素入りの歯磨き粉で歯磨きすることが有用だとお話ししました。

ここで、おすすめの歯磨き粉をご紹介していきましょう。

【サンギ:アパガード プレミオ】

歯のエナメル質を再生する効果が期待できる、チューブタイプの歯磨き粉です。

歯とほぼ同じ成分である「薬用ハイドロキシアパタイト」を配合しています。

これにより、エナメル質の再石灰化や、初期虫歯の改善をすることに繋がります。

エナメル質の修復効果としては、歯磨き後に歯の裏側などを舌でなぞってみると、つるつると滑らかな舌触りに変化するようです。

これは、エナメル質の細かな傷が再生したことによる現象です。

また、こちらの歯磨き粉には歯を白く見せる「ホワイトニング」の効果も期待できます。

歯が黄ばむのは、「歯の表面の汚れ」「エナメル質の傷」「口内の酸化」が原因だと考えられます。

アパガードプレミオにはこれらを取り除く効果があるため、歯を白くすることが期待できるのです。

歯磨き粉選びに悩んで切る人に、おすすめの歯磨き粉です。

歯の健康にためには丈夫なエナメル質が重要!

私たちが虫歯になるのは、口内が酸性になることで、エナメル質が柔らかくなり、溶けて虫歯菌がついてしまうことが原因です。

そのため、エナメル質を強くして虫歯ができにくい環境を作ることが重要です。

柔らかくなったエナメル質を再生するには、フッ素入りの歯磨き粉で歯を磨いたり、ガムを噛んで唾液の分泌量を増やすことが有用です。

食事を取る時間をある程度決めておくことで、口内を酸性にする時間を減らすことにも繋がるため、虫歯予防におすすめですよ。

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