電動歯ブラシに歯磨き粉は必要?おすすめの歯磨き粉をご紹介
電動歯ブラシ 2020.03.21電動歯ブラシに歯磨き粉は必要なの?
「電動歯ブラシで歯を磨くときに歯磨き粉って使うの?」
電動歯ブラシを使いはじめるとき、多くの方がこの疑問にぶち当たるかと思います。
これはメーカーによって分かれるところですが、歯磨き粉を使わなくても歯垢などの汚れを落とすことは可能とするものが多いようです。
そのため、電動歯ブラシで歯磨きする場合、歯磨き粉は不要と思うかもしれません。
しかしながら、歯磨き粉なしの歯磨きでは、虫歯予防や歯の黄ばみの除去などが難しくなるそうです。
口の健康を守ることを考えるなら、歯磨き粉は使用したほうが良いといえるでしょう。
だからといって、どの歯磨き粉を使っても良いわけではありません。
後ほど電動歯ブラシにおすすめの歯磨き粉をご紹介しますが、次の項からは、電動歯ブラシ用の歯磨き粉を選ぶときのポイントについてお伝えします。
電動歯ブラシ用の歯磨き粉を選ぶときのポイント
口の健康を守ることを意識するなら、電動歯ブラシで歯を磨く場合も歯磨き粉の使用をおすすめします。
その際は、歯磨き粉の選び方に注意しなければなりません。
ここから選び方のポイントをお伝えしますので、参考にしてみてください。
●発泡剤が配合されているかどうか
歯磨き粉をつけて歯を磨くと、磨いていくうちに泡がブクブクと出てきますよね。
これは歯磨き粉に発泡剤が含まれていることで起こります。
泡が多くなると、口の中が泡だらけになり、磨き残しが発生しやすくなります。
電動歯ブラシでしっかりと磨き切るためには、発泡剤が配合されていないものをおすすめします。
●研磨剤が配合されているかどうか
歯の着色汚れや黄ばみなどは、歯磨き粉に含まれる研磨剤によってきれいに磨くことができるといわれています。
きれいな白い歯をキープするには大切な成分ですが、電動歯ブラシにはおすすめできません。
電動歯ブラシは手磨きよりも振動数が多いので、研磨剤の効果がききすぎてしまい、反対に歯を傷つけてしまう恐れがあるのです。
そのため、研磨剤が含まれていない歯磨き粉を選ぶこともポイントです。
●飛び散りにくいものであるか
一般的に使用されている歯磨き粉は、ペーストタイプのものでしょう。
しかしこのタイプの歯磨き粉は、電動歯ブラシには向いていません。
なぜなら、電動歯ブラシのスイッチを入れたときに歯磨き粉が飛び散ってしまう恐れがあるからです。
口の中で飛び散るならまだしも、周囲の壁などに飛び散ってしまうと、ベタベタして掃除が大変です。
そういったトラブルを避けるためにも、ジェルもしくは液体タイプの歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
目的にあった歯磨き粉を選ぶのもおすすめ!
ほかにも電動歯ブラシ用の歯磨き粉を選ぶポイントがあります。
それは、目的にあった成分が入っている歯磨き粉を選ぶことです。
歯の悩みは、年齢はもちろんのこと、食生活や生活習慣などから生まれるので、人によって違ってくるでしょう。
代表的な悩み別に、おすすめの歯磨き粉をご紹介します。
〈虫歯予防〉
虫歯予防には、抗菌・抗酸化作用が期待できるといわれる「フッ素」が含まれている歯磨き粉がおすすめです。
ただし、子供に使用する場合はフッ素濃度に注意する必要があります。
〈知覚過敏〉
歯の表面はエナメル質で覆われているのですが、何らかの原因でエナメル質がはがれてしまい、歯の内部の象牙質が出てきてしまうことにより、知覚過敏が起こるといわれています。
知覚過敏が気になる方でしたら、「硝酸カリウム」などといった、歯のコーティング成分が配合された歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
〈着色汚れ〉
歯の着色汚れや黄ばみには、ホワイトニング成分が含まれた歯磨き粉を選びましょう。
例えば「ポリリン酸ナトリウム」などであれば、電動歯ブラシにも使用可能な成分です。
以上のように、目的に合った成分が含まれている歯磨き粉を選び、大切な歯をケアしてあげましょう。
次の項からは、電動歯ブラシにおすすめの歯磨き粉をご紹介していきます。
電動歯ブラシにおすすめの歯磨き粉をご紹介
先ほど、電動歯ブラシにおすすめなのはジェルタイプもしくは液体タイプとお伝えしましたので、タイプごとにおすすめの歯磨き粉をご紹介していきましょう。
ここでは、ジェルタイプをご紹介します。
【サンスター:薬用ガム(G・U・M) 電動ハブラシ用デンタルジェル(65g)】
電動歯ブラシにも使用できるジェルタイプの歯磨き粉で、みずみずしい感触が特徴的です。
歯のすみずみまでジェルが入っていくので、ブラシでは届きにくい箇所にもジェルが行き渡ります。
低刺激で清涼感も弱めです。
【ウエルテック:コンクール ジェルコートF 90g】
ジェルタイプの歯磨き粉で、ブラッシングの効果を最大限に引き出してくれます。
発泡剤や研磨剤が無配合の歯磨き粉であることも、特徴の1つです。
歯面を傷つけにくく、余計な泡も立ちませんので、長時間のブラッシングにおすすめです。
液体タイプならこちらがおすすめ!
ジェルタイプの次は、液体タイプのおすすめの歯磨き粉をご紹介します。
【サンスター:バトラーデンタルリキッドジェル】
発泡剤・研磨剤が無配合の液体歯磨き粉です。
ノズルが細長いので、細い電動歯ブラシにも乗せやすいのが特徴といえるでしょう。
口の中やのどの粘膜に菌の繁殖を抑える働きが期待できる、CPCが含まれているのも嬉しいポイントです。
【ライオン:クリニカ アドバンテージ デンタルリンス】
口に含みすすいだ後でブラッシングをする、液体タイプの歯磨き粉です。
虫歯や口臭予防に効果が期待できるキシリトール成分が配合されています。
この液体歯磨き粉は2種類あり、アルコールが配合されたタイプと、ノンアルコールタイプの2つです。
すっきりとした使用感を味わいたい場合はアルコールタイプ、口内が敏感な方は低刺激のノンアルコールタイプがおすすめです。
電動歯ブラシに歯磨き粉を使用する際の注意点
おすすめの歯磨き粉をご紹介したところで、電動歯ブラシに歯磨き粉を使うときの注意点についてお話しします。
●歯磨き粉の量に注意すること
お伝えしましたように、電動歯ブラシは手磨きと比較すると振動数が多いです、
また、パワーも強くなるでしょう。
そのため、発泡剤が含まれていない歯磨き粉であっても、量が多すぎてしまえば、口の中が泡や唾液でいっぱいになってしまい、かえって歯磨きがしにくくなる恐れがあります。
小指の爪程度の少量をつけて、電動歯ブラシで歯を磨きましょう。
●磨き方に注意すること
電動歯ブラシは、手磨きのようにゴシゴシと磨かなくてOKです。
研磨剤が入っていない歯磨き粉を使用しても、電動歯ブラシを強く押し当てたり力を入れて磨いたりすれば、歯や歯肉を傷つけてしまうことも考えられます。
あまり力を入れず、ブラシを歯にやさしく当てながら、ゆっくりと動かすようにしましょう。
●スイッチを入れるタイミングに注意すること
電動歯ブラシのスイッチは、口の中に入れてから入れます。
口に入れる前から入れてしまうと、歯磨き粉が飛び散ってしまう恐れがありますのでご注意ください。
選び方に注意して電動歯ブラシに歯磨き粉を使おう!
虫歯予防などのためには、電動歯ブラシに歯磨き粉を使用したほうが良いといえます。
しかしこのとき、選び方には注意しなければなりません。
発泡剤や研磨剤などが配合されていないもの、そして目的にあった成分が配合されているものを選びましょう。
ペーストタイプよりも、ジェルタイプもしくは液体タイプがおすすめですので、こちらも参考にしてくださいね。