歯磨き粉は何を基準に選ぶ?市販でおすすめの商品は?

歯磨き 2020.03.06
歯磨きをするときに使う歯磨き粉は、市販のものだけでもたくさんありますよね。 「いつも同じものを使っている」という方や、「違うものも使いたいけれどどれがいいかわからない」という方もいらっしゃるようです。 当記事では、歯磨き粉に含まれる基本成分について解説していきます。 歯磨き粉に含まれる成分を理解して選んでみましょう。 また、市販で売られてるおすすめの歯磨き粉やデンタルリンスをご紹介します。

市販の歯磨き粉はどんな成分が含まれている?!

市販の歯磨き粉を手に取るとき、あなたは何を基準に選んでいますか。

歯磨き粉のデザインや表示価格、それとも慣れ親しんだものが多いでしょうか。

今回、歯磨き粉の選び方としてはじめにお伝えしたいことは、歯磨きに含まれる成分についてです。

歯磨き粉と一口に言っても、商品によって含まれている成分が違います。

自分に合った歯磨き粉を選ぶためにも、歯磨き粉に含まれる基本的な成分について理解しておきましょう。

●研磨剤

・リン酸水素カルシウム
・水酸化アルミニウム
・無水ケイ酸など

研磨剤はステインと呼ばれる着色汚れを落とす効果が期待できます。

コーヒーや緑茶をよく飲む方は、着色汚れが気になりますよね。

ただし、研磨剤の歯磨き粉を毎日使用すると歯のエナメル質を傷付けてしまう可能性があるため、適度に使用することをおすすめします。

研磨剤が含まれない歯磨き粉をメインで使い、研磨剤配合の歯磨き粉は補助的に使うといいですね。

研磨剤・発泡剤を使っていないおすすめの歯磨き粉

引き続き、市販の歯磨き粉に含まれている成分について見ていきましょう。

●発泡剤

・ラウリル酸ナトリウム

発泡剤は歯磨き粉の泡立ちをよくして、着色汚れやプラークを落とす手助けをしてくれます。

泡立つことで隅々まで歯磨き粉が行きわたるメリットもありますが、泡立ったことで満足してしまう可能性も考えられます。

十分に磨けていないのにもかかわらず、歯磨きを終わらせてしまう傾向があるのです。

短時間で歯磨きを済ませてしまうと磨き残しが多くなり、口臭や虫歯といった口腔トラブルになるリスクになりかねません。

できれば発泡剤が配合されていない歯磨き粉、または低発砲剤の歯磨き粉をおすすめします。

それでは、数ある市販の歯磨き粉の中から、研磨剤と発泡剤を使っていないおすすめの歯磨き粉をご紹介します。

▼コンクール:ジェルコートF

コンクールから販売されているジェルコートFは、ジェル状の歯磨き粉です。

毎日の歯磨きはもちろん、フッ化ナトリウムにより高い殺菌力があるため、歯磨き後のフッ素コートとしてもお使いいただけます。

▼トゥービー・ホワイト:デンタルペースト プレミアム

メタン酸ナトリウムという成分によって歯の着色汚れを落とし、ゼオライト配合により歯石の沈着を防止してくれる歯磨き粉です。

沈着した汚れを除去し、汚れが付きにくい歯へと導いてくれます。

まだまだ気になる歯磨き粉の成分

市販の歯磨き粉の成分表示を見てみると、日常で見かけない成分がずらりと記載されていますよね。

これまでお話しした研磨剤や発泡剤のほかにも、たくさんの成分が歯磨き粉に配合されています。

●湿潤剤

・ソルビトール
・グリセリン
・プロピレングリコールなど

歯磨き粉の乾燥を防ぐ成分です。

●粘結剤

・カルボキシルメチルセルロースナトリウム
・アルギン酸ナトリウムなど

研磨剤と液体成分の分離を防ぎ、粘り気や泡立ちを調節する成分です。

●香味料

・サッカリンナトリウム
・メントール
・ミントなど

歯磨き粉に爽快感や消臭効果を持たせる成分です。

●保存剤

・パラベン類
・安息香酸ナトリウムなど

歯磨き粉の変質を防ぐ成分です。

カタカナばかりで分からなかった歯磨きの成分も、意味が分かると安心感が得られるでしょう。

歯磨きに含まれる成分表示は、製品に含まれる分量が多い順に記載されています。

(ただし1%以下の成分と着色剤は順不同)

気になる成分があれば、チェックしてみてください。

続いて、おすすめの歯磨き粉をご紹介していきます。

口臭で悩む方におすすめな市販の歯磨き粉

歯磨き粉に含まれる基本成分についてお話ししてきました。

記載されている成分を見ると不安になりますが、成分の意味が分かるとまた違った歯磨き粉の選び方ができるはずです。

基本成分を押さえつつ、自分に合った歯磨き粉を選んでいきましょう。

ここからは、使用する目的に合わせた歯磨き粉をご紹介します。

まずは、口臭でお悩みの方におすすめの歯磨き粉を見ていきましょう。

▼第一三共ヘルスケア:ブレスラボ ダブルミント

口臭予防に効果的な成分を5種類配合している歯磨き粉です。

毎日の口臭ケアにおすすめですよ。

清涼感が持続するため、磨いたあとはとても爽快です。

▼わかもと製薬:アバンビーズ レギュラーミント味

生きた乳酸菌配合の歯磨き粉です。

乳酸菌は胃腸の環境を整えるため、口臭の原因を抑制する効果が期待できます。

価格は、市販品のなかでもリーズナブルです。

虫歯が気になる方におすすめな歯磨き粉

続いては、虫歯予防に特化した市販の歯磨き粉をご紹介します。

虫歯予防には、フッ素配合の歯磨き粉がおすすめです。

フッ素は虫歯予防だけでなく、歯質の強化やエナメル質の修復など、口腔ケアに嬉しい効果がたくさんあります。

950ppm以上のフッ素濃度であれば虫歯予防に効果的な歯磨き粉といわれていますので、チェックしてみてください。

ただし、子供にフッ素配合の歯磨き粉を使う場合はフッ素濃度や量に注意が必要です。

子供用のフッ素歯磨き粉を選び、年齢に合わせて正しく使いましょう。

こちらでは、大人向けの商品をご紹介します。

▼シュミテクト:やさしくホワイトニングEX

1450ppmの高濃度フッ素配合の歯磨き粉です。

虫歯予防だけでなく、ホワイトニング効果も期待できます。

冷たいものが歯にしみるという方もお使いいただけますよ。

▼ライオン:クリニカ アドバンテージNEXT STAGE ハミガキ

1450ppmの高濃度フッ素配合で、歯の根元までコーティングします。

歯垢を取り除きフッ素コートで細菌を増やさないケアが行えることでしょう。

市販のデンタルリンスでオーラルケアを高めよう!

歯磨き粉に加え、デンタルリンスを活用するとオーラルケア効果が高まります。

市販のものでも効果的ですので、就寝前や起床後のタイミングで使ってみましょう。

▼ジョンソン・エンド・ジョンソン:リステリン マウスウォッシュ トータルケアゼロ

歯垢や口臭、ネバつきや着色汚れに効果的です。

こちらはノンアルコールですが、ほかの商品よりも刺激を感じるという方もいらっしゃるようです。

▼サンスター:GUM デンタルリンス ナイトケア

就寝前にすすぐことで、菌の増殖を防いでくれます。

翌朝のスッキリ感をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

こちらもノンアルコールです。

▼ライオン:システマ ハグキプラス

ノンアルコールの低刺激タイプのデンタルリンスです。

歯茎に衰えを感じてきた方におすすめします。

毎日使用するのであればノンアルコールのデンタルリンスがいいでしょう。

自分に合ったオーラルケアを!

歯磨き粉に含まれる成分を理解し、使用する目的が明確だと、自分にあった歯磨き粉を選ぶことができます。

メーカーやパッケージだけでなく、成分内容もチェックしてみましょう。

また、デンタルリンスも一緒に活用することで、口臭や虫歯といった口腔トラブルを予防することができますよ。

1人1人、口腔環境は違いますので、自分自身に合ったものを選んでいきましょうね。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事