歯磨きに「ワンタフトブラシ+歯ブラシ」をおすすめする理由

歯ブラシ 2020.02.13
「ワンタフトブラシ」をご存知ですか? 歯ブラシのヘッド部分を極端に小さくしたようなブラシのことで、毛束は1本です。 この毛束が歯の隙間にスッと入り込むので、歯ブラシで磨き残した部分をきれいにできます。 また、歯並びがデコボコしている人や、矯正中の人にも使いやすいのでおすすめです。 ワンタフトブラシ+歯ブラシで歯を磨けば、磨き残しは大いに減ることでしょう。

歯ブラシとは違う!歯磨きにおすすめのワンタフトブラシの特徴

1本の歯ブラシで歯磨きをすると、きちんと磨いていても、磨き残しができてしまいます。

例えば、歯と歯の間や歯と歯茎の境目、歯周ポケット、歯の隙間、歯の奥など、口の中は1本の歯ブラシでは届きにくい部分がたくさんあります。

また、ブリッジや矯正器具を付けていると、どうしても歯ブラシが届きにくくなります。

そこをカバーしてくれるのが、ワンタフトブラシです。

通常の歯ブラシの5分の1ほどのヘッドなので、口の中の狭い部分でもスムーズに動かすことができます。

そして、毛先が細いためピンポイントで磨くことができるので、磨き残しを減らしやすいです。

1本だけ離れている「孤立歯(こりつは)」、出っ歯など歯槽骨から出ている「挺出歯(ていしゅつは)」、デコボコした歯並びの「叢生部(そうせいぶ)」を効果的に磨く専用歯ブラシとも言われています。

通常の歯ブラシで磨きにくさを感じている人は、ぜひ試してみてください。

また、ワンタフトブラシは、歯ブラシよりもヘッドがかなり小さくできているので、お子さんの仕上げ磨きにもおすすめです。

お子さんの小さな口の中でも無理なく入り、小回りもきくので効率良く歯垢を落とすことができます。

特に前歯の裏側など、子ども用歯ブラシでも届きにくい箇所にもぴったりはまり、汚れをかき出せます。

歯磨きにおすすめのワンタフトブラシの種類と選び方

ワンタフトブラシには、山型と平型の2つのブラシの形があります。

山型のワンタフトブラシは、狭い隙間に入りやすいので、歯ブラシでは落としきれない、歯と歯の間や歯と歯茎の境目など、特に三角形の隙間を磨くのに適しています。

もう一方の平型のワンタフトブラシは、歯周ポケットの奥の汚れをかき出すのに向いています。

特に毛先の長い平型のワンタフトブラシは、歯周ポケットに深く入り込めるので、歯茎トラブルを抱えている人にはおすすめです。

したがって、デコボコした歯の隙間やブリッジ、矯正器具の隙間を磨くのなら「山型」、歯周ポケットを磨くには「平型」が良いでしょう。

毛の形状や毛先の長さの他に、持ち手もストレートのものやカーブしているものがあるので、磨く場所に合わせて、自分が使いやすいものを見つけてください。

毛の硬さについては、歯や歯茎を傷つけにくい「やわらかめ」か「ふつう」がおすすめです。

特に歯周ポケットはデリケートなので、歯周ポケットを磨くときは「やわらかめ」しましょう。

歯ブラシもワンタフトブラシも素材が大切

引き続き、ワンタフトブラシの選び方について見ていきましょう。

選ぶときのポイントとしては、毛先を見たときにカットの仕方が均等であるかどうかチェックしてください。

カットが歪んでいると、均等に磨けないので汚れが落ちにくくなります。

また、毛が密集しているかどうかも大きなポイントです。

毛が密集していると、毛細管現象が発生して、汚れを吸い上げるので、より歯垢が落としやすくなります。

これは歯ブラシにも言えますが、素材はナイロン製のものよりも、PBT(ポリブチレンテレフタレート)のほうがおすすめです。

通常のワンタフトブラシは、すぐに毛先が広がってしまいますが、PBTは耐久性が高く、素材にコシがありヘタりにくいので、ナイロン製の4倍以上長持ちすると言われています。

また、水はけが良いという特徴があるので、使用したあと早く乾き、衛生面も心配いりません。

このように使い勝手が良いため、ワンタフトブラシは通常の歯ブラシよりも少々お値段が高くなります。

何本かまとめてお買い得になっているものも多く販売されているので、使い方に合わせて選んでください。

ワンタフトブラシ+歯ブラシで磨き残しなし!

ワンタフトブラシが得意とするのは、歯垢がたまりやすい場所に入り込んで汚れをかき出すことです。

それでは、歯垢が溜まりやすい場所を見てみましょう。

・奥歯の裏側
・歯周ポケット
・歯並びが悪い場所
・矯正器具のまわり
・上の前歯の裏

磨き残しがある場所を重点的に磨くようにしましょう

磨き方のポイントとしては、歯磨きとは違い、細かい部分をピンポイントで磨くようにしてください。

基本は、歯と歯茎の間をやさしく撫でるように磨きます。

歯と歯の間は円を描くようにして、歯と歯茎の境目は、境目に沿ってなぞるように動かします。

ブリッジや歯の隙間も、重なっている部分に沿うようにして磨いていきましょう。

矯正器具まわりは、特に汚れが溜まりやすいので、隙間にワンタフトブラシを差し込んで、細かく振動させるようにすると、歯垢を効果的に取り除けます。

このように通常の歯ブラシでは届きにくい場所も、ワンタフトブラシなら、無理なく歯垢を落とすことができるのでおすすめです。

ワンタフトブラシにおすすめの歯磨き粉

ワンタフトブラシを使うときには、歯磨き粉選びにも注意してください。

通常の泡が多く出る歯磨き粉ではなく、「発泡剤無配合」の歯磨き粉がおすすめです。

これは、歯ブラシを使った歯磨きでも同じことが言えますが、泡が多く出る歯磨き粉ですと、どこまで磨いたのか分かりにくくなってしまいます。

特に、歯並びがデコボコしている箇所や矯正器具を付けている場合は、泡に隠れて細かい部分を磨き残してしまう可能性があります。

その点、発泡剤無配合の歯磨き粉でしたら、泡が出ないのでどこまで磨いたのかわかりやすく、しっかり磨けます。

また、発泡剤無配合の歯磨き粉は、歯の表面を削る研磨剤が配合されていないものも多いので、歯にやさしいのもうれしいですね。

【おすすめの発泡剤無配合歯磨き粉】

《コンクール ジェルコートF》

・発泡剤、研磨剤無配合
・フッ素高配合
・爽やかなミント味
・内容量 90g
・参考価格 税込み1,100円

《ねんどのハミガキ》

・発泡剤、研磨剤無配合
・強い吸着力を持つクレイ(天然粘土)素材
・クレイの結晶が歯をコーティング
・爽やかな香りのペパーミント味
・内容量 100g
・参考価格 税込み1,155円

おすすめのワンタフトブラシ

最後におすすめのワンタフトブラシをご紹介しましょう。

【ライオン イーエックス ワンタフト】

歯ブラシや歯磨き粉でお馴染みのライオンには、3種類のワンタフトブラシがあります。

いずれも、内側に5度傾斜したネックで、内側が磨きやすくなっています。

『イーエックス ワンタフトS』

・山型毛先
・特におすすめの部位 歯と歯茎の境目、インプラント、ブリッジ

『イーエックス ワンタフトM』

・山型毛先
・特におすすめの部位 歯と歯の間、叢生部、孤立歯、奥歯

『イーエックス ワンタフトシステマ』

・平型毛先
・特におすすめの部位 歯周ポケット、歯の根元、ブラケット周辺

参考価格 すべて税込み300円

【オーラルケア プラウト】

歯垢の付き方や状況によって使い分けることができる、3種類の山型ワンタフトブラシです。

毛が密になっているので、汚れの吸い上げが良く、ヘタりにくいPBT素材を使用しています。

『プラウト ソフト』

・清掃が上手くできない歯間部向け

『プラウト ミディアムソフト』

・歯垢が溜まりやすい、または粘度が高い部位向け

『プラウト ミディアム』

・奥歯の噛み合わせで溝が深い部位向け

参考価格 すべて税込み369円

大人も子どももワンタフトブラシで仕上げ磨きを

歯ブラシ1本の歯磨きは、どうしても磨き残しができてしまいます。

磨き残しに気付かないまま放置していると、口臭や虫歯の原因になってしまうので、ワンタフトブラシを使って、しっかり歯磨きをしましょう。

大人の歯磨きも、子どもの歯磨きも仕上げ磨きにワンタフトブラシを使えば、磨き残しを減らすことができます。

歯の健康を維持するために、ぜひワンタフトブラシを使ってみてください。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

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