歯磨きが嫌にならないコツ!赤ちゃん時期の歯磨きのやり方

歯磨き 2019.12.06

赤ちゃんの歯磨きはいつから始めていますか?

実は、健康を守る意味でも、歯磨きはとても大切な作業です。

しかし、赤ちゃんは歯磨きを嫌がることも多く、歯磨きに悩むお母さんは多いようです。

ここでは、赤ちゃんの歯磨きのやり方や、嫌がらないコツなどをお伝えしていきます。

赤ちゃんはいつから歯磨きを行う?

今回は、赤ちゃんの歯磨きに関する疑問や、やり方などをご紹介していきます。

まずは、いつから歯磨きを行うのかについてお伝えしていきましょう。

●赤ちゃんの歯磨きの開始時期

基本的に、赤ちゃんの歯磨きは歯が生えてきた段階で行うとよいといわれています。

赤ちゃんには個人差がありますが、およそ6ヶ月前後で下の前歯が生え始め、1歳頃になると上下の前歯2本くらいまで生えることが多いようです。

乳歯には、一見汚れが付着していないように見えますが、母乳や粉ミルクなどの汚れが付着しており、たとえ1本でも歯磨きは必要です。

また、歯が生えてきた段階で歯磨きをすることは、赤ちゃんに歯磨きを慣れさせる意味でも大切な作業になります。

「子供の歯はいずれ永久歯に生え変わるから」と歯磨きをしないでいると、乳歯が虫歯になってしまう可能性もあります。

虫歯になってしまうと、痛みが出るだけでなく早い段階で乳歯が抜け落ちてしまう恐れもあり、将来の歯並びに影響するかもしれません。

そのため、赤ちゃんの歯磨きを開始する時期は、歯が生え始めたらと考えておきましょう。

初めての歯磨きは慣れることが大切!ガーゼ磨きのやり方は?

乳児時期の歯磨きは、そこまで神経質になる心配はありません。

なぜなら、赤ちゃんは大人と比べて唾液の分泌量が多く、浄化作用が高いためです。

まずは、段階を踏み、赤ちゃんが歯磨きに慣れることを意識してください。

そのためにも、最初は硬い歯ブラシではなく、柔らかいガーゼを使用して歯磨きを行ってみましょう。

やり方は、以下の順で行います。

①赤ちゃんを膝の上に寝かせる

このとき、赤ちゃんがリラックスするように、笑顔で話しかけたり、優しく手や顔に触れたりしましょう。

②ぬるま湯でガーゼを濡らし、指に巻きつける

冷たい水でガーゼを濡らすと、赤ちゃんがびっくりして嫌がることがあります。

なるべくぬるま湯で行いましょう。

③歯表面についた汚れをやさしく拭き取る

赤ちゃんの口内はデリケートで傷つきやすいです。

ガーゼを使うときはゴシゴシとこするのではなく、優しく拭き取るようにしましょう。

ガーゼ磨きに慣れれば、歯ブラシへの移行もスムーズに行えることが多いです。

寝かせての歯磨きを嫌がってしまうのであれば、抱っこの体勢でもかまいません。

やりやすい体勢で歯磨きにチャレンジしてみてください。

赤ちゃんの歯磨きのタイミングや回数

続いては、歯磨きのタイミングや回数をお伝えしていきます。

●タイミング

特に赤ちゃんの歯磨きは、歯磨きに慣れることが大切ですので、無理やり行うようなやり方は避けてください。

タイミングとしては、赤ちゃんの機嫌がよいときです。

赤ちゃんのご機嫌を見計らって、歯磨きを行ってみましょう。

●回数

先述したように、赤ちゃんは大人と比べて唾液の量が多いため、虫歯になりにくいといわれています。

そのため、最初のうちなら歯磨きは1日に1回でよいでしょう。

歯磨きにだんだんと慣れてきたら、回数を増やしていけば大丈夫です。

あまり神経質にならないことも大切です。

●できれば夜がおすすめ

赤ちゃんは、1日1回歯磨きできれば十分です。

ただ、寝ている間は唾液の量が減り細菌が増殖しやすくなりますから、できるだけ就寝前に歯磨きを行うことを習慣としましょう。

赤ちゃんが歯ブラシを使い始めるタイミングはいつから?やり方は?

ガーゼ磨きに慣れてきたら、歯ブラシを使って歯磨きにチャレンジしてみましょう。

ここでは、歯ブラシを使い始めるタイミングとやり方についてお伝えしていきます。

●歯ブラシを使い始めるタイミング

歯ブラシを使い始めるタイミングとしては、上下の前歯4本が生え揃った頃を目安としてください。

歯茎を傷つけにくい、ゴム製の歯ブラシを使用してもよいかもしれません。

●やり方

歯ブラシを使って歯磨きをする際は、ガーゼ磨きと同様、赤ちゃんの機嫌がよいタイミングで行います。

歯ブラシを持つ手は鉛筆を握るようにし、優しい力加減で磨いていきます。

ブラシを当てる角度は歯と直角が目安です。

歯茎を傷つけないように、歯ブラシを持っていないほうの手の指で歯茎を保護しながら磨くとよいでしょう。

また、赤ちゃんはうがいができません。

そのため、仕上げは濡れたガーゼで汚れを拭き取って完了となります。

歯ブラシの選び方や歯磨きのやり方で注意する点は?

続いて、歯ブラシの選び方や、歯磨きのやり方で注意する点をお伝えしていきます。

●力加減に注意

赤ちゃんの歯を磨く際は、先述したように力加減に注意してください。

強い力で磨くようなやり方ですと、歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。

また、赤ちゃんには、上唇の裏側と前歯の歯肉の間にヒダがついています。

歯磨きを行う際は、このヒダも傷つけないよう、注意が必要です。

●歯ブラシの選び方

赤ちゃんの口内はデリケートですので、なるべく刺激の少ない歯ブラシを選ぶことをおすすめします。

そのためにも、できるだけ毛先が柔らかく細いものを選んでください。

また、1本1本しっかりと磨けるように、毛の表面はフラットなものがおすすめです。

自分で握れるようになったら、握りやすい形状を選ぶこともポイントになります。

●歯磨き粉の使用について

赤ちゃんのうちはうがいができないため、歯磨き粉を使用する必要はありません。

しかし中には、赤ちゃん用の泡立たないジェルタイプの歯磨き粉もあります。

このような歯磨き粉は誤飲しても問題ありません。

気になる方は使用してみるとよいでしょう。

子供が歯磨きを嫌がる!どんなやり方で克服する?

赤ちゃんの中には、歯磨きを嫌がってしまう子もいます。

理由は、違和感や痛み、口を開けるのが嫌、体勢が安心できないなどさまざまあるようです。

一度歯磨きを嫌がってしまうと、歯磨きがスムーズに行えずお互いストレスを感じてしまう原因にもなります。

赤ちゃんに歯磨きを好きになってもらうために、どのようなやり方があるでしょうか。

ここでは、歯磨き嫌いの赤ちゃんに向けて、2つの方法をご紹介していきます。

●歯ブラシをおもちゃにする

歯磨き嫌いな赤ちゃんには、歯ブラシが嫌なものではないと認識させましょう。

そこで、適度な硬さがあるシリコン製の歯ブラシをおもちゃとして与えてあげる、という方法も1つの手です。

特に、持ち手がリング状になっているものなど、赤ちゃんが握りやすい形状のものを選んであげると、より遊び道具として利用してくれる確率がアップします。

●好きな音楽をかける

赤ちゃんは音楽が好きな子も多く、好きな音楽をかければ歌に反応してご機嫌になることも多いです。

「歯磨き=楽しい時間」と認識させれば、歯磨きタイムもすんなりできるかもしれません。

近年は、スマートフォンなどでも歯磨き関連のアプリがたくさんありますから、こういったものを利用するのも1つの方法といえますね。

赤ちゃんは歯ブラシに慣らすことが重要

初めて歯磨きをする赤ちゃんには、歯ブラシが嫌なものでないと認識させることが大切です。

ガーゼ磨きをしたり、シリコン製の歯ブラシをおもちゃとして与えたりして、歯ブラシに慣れさせていきましょう。

また、歯磨きを行う際は、力加減に注意し赤ちゃんのご機嫌がよいタイミングで行いましょう。

さまざまな工夫をすることで、よい歯磨きの習慣へと繋がってくるはずです。

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