4歳になったのに自分で歯磨きしない!どうすればいいの?

歯磨き 2019.11.18

3歳から4歳ごろは、自立心が芽生えて、いろいろなことを一人でやってみたくなる子供が多いですね。

しかし、歯磨きが苦手で、一人磨きを教えたのに歯磨きしない子供もいるようです。

「どうして歯磨きが嫌いなの?」「どうやって歯磨きを教えるといい?」「どこで歯磨きするといい?」などの疑問にお答えします。

もう4歳!一人磨きを教えたのに歯磨きしないのはナゼ?

4歳くらいになると、一人で歯磨きできるようになる子供もいますが、嫌がって歯磨きしない子供もいます。

親が磨き続けていると、いつまでたっても歯磨きの習慣がつきません。

幼稚園や保育園で、歯磨き指導が行われることもあり、歯磨きのやり方だけはなんとなく知っている子供が多いと思います。

しかし、「歯ブラシを口に入れて手を動かす」というところまでは分かっていても、歯のすみずみまで磨くということはできないでしょう。

子供にとって、単調で細かい作業を集中して行うことは難しいです。

大人よりも唾液の量が多く、それが溜まると息苦しく感じるのかもしれませんね。

▲歯磨きしようと言うと逃げる

▲親が歯磨きしても口を開けていられない

▲一人で歯を磨くと磨き残しが多い

▲一人で磨くけれど仕上げ磨きを嫌がる

など様々なケースがありますが、歯磨きが楽しい時間だと感じるのは親子ともに難しいようです。

子育てに真剣に取り組もうとしているママさんほど、子供への歯磨き指導に不安感を感じるでしょう。

歯磨きしない子供に歯磨きの重要性を教える方法

4歳を過ぎると、乳歯が生えそろい、色々な食べ物を食べるようになります。

虫歯にかかる可能性も高くなりますから、歯磨きの大切さを教えたいですよね。

成長するごとに、親が話すことをしっかり理解できるようになりますので、繰り返し教えてみてください。

絵本や動画、アプリなどを活用するのもおすすめです。

そうしたコンテンツを使えば、歯磨きの大切さ、正しい歯磨き方法、虫歯になりやすい食べ物など、言葉で言い聞かせるよりも記憶に残りやすいでしょう。

親が見て、「効果的な仕上げ磨き」「歯磨きを楽しい時間にする方法」などが学べる動画もあります。

また、それぞれの地域で歯磨き教室なども開催されています。

遊び感覚で覚えられるようなイベントに参加するのもおすすめですよ。

楽しい気分になってくれると、歯磨きしない子でも苦手意識が徐々に消えてくれるかもしれません。

ほとんどの子供用歯ブラシには、キャラクターのイラストがプリントされているので、好きなキャラクターを選ばせて、歯磨きへの関心を高めてみましょう。

なにをやっても歯磨きしない!?仕上げ磨きはしっかりと

絵本を読んだり、動画を見せたりしても歯磨きしない子供もいると思います。

楽しくないことをなんでも嫌がる時期がありますし、歯磨きの時間をつらいと感じた経験があり、苦手意識が高くなっていることも考えられます。

歯磨きについて怒ったり、無理やり押さえつけたりすると、ますます歯磨きが嫌いになってしまうかもしれません。

4歳くらいで一人磨きをしなくなってしまっても、仕上げ磨きを徹底的に行えば大丈夫です。

仕上げ磨きの際には、イライラして口の中の痛い部分に歯ブラシが当たったり、強く磨きすぎたりすることもあるようです。

前歯の上の歯茎や、喉の奥は、当たると不快感を感じる部分ですので、なるべく優しく磨いてあげましょう。

無理して短時間で磨こうとせずに、子供の気持ちを考えて休憩を入れるのもおすすめです。

口の中に溜まった唾液を出してあげて、焦らずにゆったりとした気持ちで仕上げ磨きをしてください。

4歳の子供に教えたい!歯磨きのポイント

4歳くらいなら、今まで歯磨きについて教えたことがあるかもしれませんが、もう一度「効果的な歯磨き」について親子で確認してみましょう。

まず、歯磨きのタイミングと回数ですが、朝と寝る前の2回がおすすめです。

歯のプラークがつくられるには、24時間以上の時間がかかるので、朝晩磨くだけでも虫歯予防の効果は期待できます。

歯がしっかり生えそろってきたら、夜はデンタルフロスも使って隙間のカスを落とすといいでしょう。

4歳を過ぎた子供に教えたい歯磨きのポイントは、以下の通りです。

上手くできなくても気にしないで、根気強く教えましょう。

●歯に歯ブラシが当たるシャカシャカ音が聞こえるか

口にくわえているだけ、なめているだけでは意味がないので、きちんと歯に当たっているか意識させるようにしましょう。

歯ブラシを細かく動かすように指導することも必要です。

●磨きにくいところまで磨く

奥歯の隙間、頬の側、全体の歯の裏側などを磨くことが大切です。

難しいことですが、歯の裏側などを磨く習慣を付けられれば虫歯のリスクが低くなります。

●時間をかけて磨く

一部分を10回以上磨くことを教えると、全体を磨き終わるまでには時間がかかるはずです。

最初のうちは、磨いている様子を見守ってあげるといいでしょう。

カウントダウンをしてあげると、モチベーションがアップする子もいるようです。

歯磨きの場所はどこがいい?

歯磨きをする場所は、家の中のどこがいいのでしょうか。

おすすめなのは、洗面所の鏡の前です。

口の中に溜まった唾液を、すぐに吐き出すことができますし、鏡で歯の状態を親子一緒に確認することができます。

歯磨きしていると、歯磨き粉や唾液が少し飛び散ることもあります。

洗面所で歯磨きをする習慣がつけば、他の場所を清潔に保てるのではないでしょうか。

折りたたみスツールなどを洗面所に置き、それに乗ってもらって鏡の前で歯磨きするのが理想的な状態です。

とはいえ、「飽きる」という大きな問題がありますし、洗面所が暑かったり寒かったりして、必要な時間まで歯磨きしないこともあると思います。

飽きるという点をクリアするために、「音楽や動画を流す」という方法がありますし、洗面所に冷暖房器具を置いて室温コントロールすることもできます。

しかし、寝る前に疲れて機嫌が悪く、洗面所に来てくれないこともあると思いますので、そういう時はリビングや寝室で磨いてあげましょう。

4歳くらいの子供なら、親のあたたかい膝の上で仕上げ磨きをしてもらう心地よさを覚えていて、膝枕をおねだりすることもありますよね。

4歳児が自分で歯磨きしなくても焦らないで!

歯磨きをしない4歳児には、辛抱強く接して、歯磨きの大切さを教えていきましょう。

歯磨きの方法には、

・斜めに歯ブラシを入れる
・歯の一本一本を丁寧に磨く
・磨きにくい部分や隙間まで磨く

など、細かい注意点がありますが、4歳~6歳で完璧に磨けるようになる子はいないでしょう。

いちいち細かく口を出すと、一人で磨く意欲が無くなってしまうかもしれません。

まずは、歯磨きタイムをつらい時間にしないこと、そして、毎日歯磨きをすることが重要です。

6歳くらいになると、乳歯と永久歯が両方あり、歯の凸凹や隙間が増えて磨きにくくなります。

それまでに少しずつ、時間をかけて丁寧に歯磨きすることを教えていきましょう。

また、歯医者さんに見てもらって、アドバイスしてもらうのもおすすめです。

虫歯がなくても歯医者さんに定期的に通うことで、歯をキレイにする意識が高まるでしょう。

磨き残しを調べてもらったり、フッ素を塗ってもらったりして、虫歯を防ぐことができます。

「歯磨きしない」と悩んだ時も歯医者さんに行くのがおすすめ

自分の子供に、同い年のお友達とちがうところがあると不安を感じますよね。

しかし、4歳から6歳くらいなら、「自分で歯磨きしない」ということで、そこまで深刻に悩まなくても大丈夫でしょう。

虫歯になりにくいオヤツを選び、親が仕上げ磨きをしていれば、子供の歯を守ることができます。

心配なら、歯医者さんに行って歯の様子を調べてもらい、相談するのもおすすめです。

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