電動歯ブラシは飛行機内に手荷物として持ち込み可能?

電動歯ブラシ 2019.06.10

飛行機で海外に行く際は、長時間のフライトの場合もあるでしょう。

そんなとき、飛行機内で歯を磨きたいという方もいらっしゃると思います。

歯ブラシは飛行機内に持ち込み可能ですが、「電動歯ブラシ」は気を付けなければならない点があります。

今回は、飛行機で海外に行く際の、電動歯ブラシにまつわるお話と、手荷物検査の受け方や注意点をご紹介します。

電動歯ブラシは飛行機に手荷物として持ち込み可能?

飛行機で海外に行く際は、持ち物に気を遣わなくてはならない点が多いですよね。

また、飛行機内に持ち込む手荷物によって、飛行機内で快適に過ごせるかどうか左右されます。

飛行機内を快適に過ごすためのアイテムとして「歯ブラシ」もその一つではないでしょうか。

しかし、「歯ブラシ」は飛行機に手荷物として持ち込み可能ですが、「電動歯ブラシ」は持ち込み可能なのでしょうか?

実は、飛行機には「リチウムイオンバッテリー」への規制が設けられています。

リチウムイオンバッテリーはスマートフォンや大抵の電子機器に内蔵されています。

「リチウムイオンバッテリー」に課せられている規制は、以下の通りです。

・電子機器にリチウムイオンバッテリーが既に内蔵されているタイプ

・リチウムイオン電池(バッテリー)においては、ワット時定格量を160Wh以下とすること

多くの電動歯ブラシの場合、上記の規制を満たすことはほとんどありません。

そのため、電動歯ブラシは飛行機内に手荷物として持ち込み可能と言えます。

また、お使いの電動歯ブラシの電池が、テレビリモコンなどの電池と同じ、アルカリ電池でしたら問題ありません。

電動歯ブラシは飛行機内で使えるの?

飛行機内で電動歯ブラシを使うことはできます。

もちろん、飛行機の座席にコンセントはありませんので、事前に充電しておきましょう。

また、マナーも守るようにしましょう。

電動歯ブラシは使用中の音が大きい場合があります。

大きな音は他のお客さんに迷惑がかかってしまいます。

電動歯ブラシを飛行機内に持ち込みが可能でも、自分の席で電動歯ブラシを使用するのは控えるようにしてください。

トイレで使用したり、飛行機の後方などの空いているスペースで使用したりするようにしましょう。

また、飛行機内のトイレを利用して電動歯ブラシを使用する際は、長時間使用するのは避けましょう。

飛行機内のトイレの個数は限られているため、トイレを利用して電動歯ブラシを使用する場合は、消灯時間などの混まない時間帯がおすすめです。

飛行機に乗る際に手荷物に入れる「液体物」の持ち込み方法

電動歯ブラシは飛行機内に手荷物として持ち込み可能だということはお分かりいただけたと思います。

種類にもよりますが、歯磨き粉が必要なタイプの電動歯ブラシもあります。

では、歯磨き粉は飛行機内に手荷物として持ち込むことはできるのでしょうか。

ここでは、国際線の場合をご説明します。

飛行機を利用する際は、歯磨き粉は「液体物」として扱われます。

液体というと、水のようなものを思い浮かべるかもしれませんが、歯磨き粉のように粘度の高いものも液体物として扱われます。

飛行機への液体物は、持ち込み方法に大きく分けて3つのルールがあります。

・「液体物」の容量
・使用する容器の容量
・容器は袋に入れる

液体物を飛行機内に持ち込むには、このように細かい決まりを守る必要があります。

次項では、これらの決まりを詳しく解説していきます。

そのままの容器では持ち込めない?手荷物に入れる場合はルールがある

歯磨き粉が必要なタイプの電動歯ブラシをお使いの方のために、飛行機内に手荷物として持っていく「液体物」の持ち込み方法を解説していきます。

まず、液体物の容量についてです。

飛行機内に手荷物として持ち込みできる液体物の量は、一つの液体物につき100mlまでと決められています。

「100ml=100g」として換算して問題ありません。

そのため、歯磨き粉のように粘度が高い液体物も重さで量ることができます。

次に、「使用する容器の容量」についてです。

液体物を入れるための容器は、100ml以内の容器を使用しなければなりません。

そのため、飛行機内に持ち込みたい歯磨き粉が100ml以内でも、歯磨き粉が入っている元々の容器が100ml以上ですと飛行機内に手荷物として持ち込むことができません。

最後に、100ml以内の容器に入れて準備した液体物は、容器ごと透明の袋に入れる必要があります。

液体物を100mlの容器に入れたら、その容器単体で飛行機内に持ち込むことはできません。

液体物を入れた容器は、容量1L以下の透明のチャック付き袋(目安として20cm×20cm以下)に入れましょう。

そこで、注意しなければならない点は、マチ付きタイプの袋ですと容量が1L以上になってしまうため、使用できないという点です。

また、飛行機内に手荷物として持ち込む、容量1L以下の透明のチャック付き袋は、一人につき一袋のみですので注意しましょう。

生活雑貨店に行けば、飛行機内持ち込み用として、チャック付きの透明の袋と容器がセットになったものが売られています。

一つずつ容器を準備するのが大変な方は、そちらを利用するのもおすすめです。

電動歯ブラシと歯磨き粉をカバンに入れたら保安検査場に行こう!

飛行機を利用して海外に行く場合は、保安検査場という場所で、手荷物検査を必ず受けます。

手荷物検査で検査する対象物は、以下の2つです。

・機内持ち込み荷物(大きめのリュックなど)
・身の回りの品(小物が入ったハンドバッグなど)

これらの中にある、「金属」と「液体物」を検査し、その他に危険な物がないか、以下の2つの方法で検査していきます。

・金属探知機のゲートを通る
・X線検査機に荷物を通す

保安検査場に入ると、持っている荷物が入れられるカゴが積み上げられていますので、そこに荷物を入れます。

また、身に着けている金属(アクセサリーやベルト)も外して、別のカゴに入れます。

荷物を入れたカゴはX線検査機に自動的に運びこまれていきます。

荷物や金属製品をカゴに入れる際に、液体物の有無を保安検査員に申告します。

自分から申告しなくても保安検査員に質問されますが、保安検査場は混雑している場合が多いですので、できるだけスムーズに検査を受けられるようにしましょう。

液体物の申告とともに、100ml以下の容器が入っている容量1L以下の透明のチャック付き袋を見せます。

このときに、使用している袋が1L以下でなかったり、明らかに容量を超えた容器を使用したりしている場合は、破棄されてしまいます。

飛行機内で歯磨き粉を使って電動歯ブラシを使用するためにも、準備の段階で液体物の持ち込み方法を間違えないように注意しましょう。

飛行機内に持ち込みできる口内ケア用品は電動歯ブラシ以外にもある!

ここまで、飛行機内で電動歯ブラシを使用するために必要なお話をしてきました。

しかし、電動歯ブラシ以外にも口内ケアできる用品はあります。

電動歯ブラシ以外に口内ケアできる用品としておすすめなのは、マウスウォッシュです。

マウスウォッシュでしたら、個包装になっているものもあり、1袋で100ml超える物はほとんどないので、1回分として使用でき、とても管理がしやすいです。

さらに、マウスウォッシュでしたら、口をすすぐだけですから飛行機内のトイレで使用しても迷惑になりません。

ただし、飛行機内に手荷物としてマウスウォッシュを持ち込みたい場合は、「液体物」ですので透明のチャック付き袋にいれて持ち込みましょう。

飛行機内で歯を清潔にするために、電動歯ブラシ以外の方法でも良いという方は、ぜひマウスウォッシュの使用も検討してみてください。

決まりを守って飛行機内で電動歯ブラシを使おう!

電動歯ブラシは飛行機内に手荷物として持ち込めます。

しかし、飛行機内で電動歯ブラシを使用する際は、電動歯ブラシから発せられる音によって他の人の迷惑にならないように気を付けましょう。

また、歯磨き粉を飛行機内に手荷物として持ち込む際は、「液体物」に定められている決まりを守りましょう。

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