歯茎のマッサージを指ですると良いって本当!?その効果とは

歯茎ケア 2019.04.09

虫歯や歯周病にならないようにするためには、毎日の歯磨きを正しい方法で行なうことや定期的に歯科医院に通い、クリーニングや歯石の除去をしてもらうことが効果的とされています。

しかし、忙しくて定期的に歯科医院に通う時間がとれないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それでも予防をしたいという方のために、自宅で簡単にできる、指を使った歯茎のマッサージについてご紹介していきます。

指で歯茎をマッサージ!虫歯や歯周病の予防につながる?!

口内トラブルには、虫歯や歯周病などがあります。

歯周病とは、歯肉や歯槽骨などの歯を支えている土台となっている箇所の病気の総称です。

歯肉炎や歯槽膿漏などもそれに含まれています。

虫歯の原因として、歯周病や唾液の不足が関わっていると言われています。

唾液には、口内を掃除する働きがありますので、唾液の量が減ってしまうと、口臭や虫歯につながるとされています。

その唾液の不足を防ぐためには、歯茎の血行を促すことがポイントとなります。

肩こりなども血行が悪くなることにより起こりますが、それをマッサージによって緩和するのと同様に、歯茎もマッサージをすることで血行を促し、歯茎の働きを活性化させることができるのです。

そこで効果があるとされているのが、指を使って行なう歯茎のマッサージです。

歯茎には毛細血管が多く通っているので、少しの刺激を与えるようなマッサージを行なうことで、血行が良くなる効果が期待できます。

それでは、歯茎のマッサージはいつ、どのように行なえば良いのでしょうか。

歯茎マッサージ、おすすめのタイミングは?

指を使って行なう歯茎のマッサージを生活習慣にとり入れるとしたら、続けやすくするためには、バスタイムに行なうことをおすすめします。

入浴中であれば口や指を洗い流しやすいので、清潔に行なうことができ、体もリラックスしながらできます。

次に、指を使った歯茎マッサージのやり方をご紹介します。

指で行なうマッサージですので、特に道具は要りませんが、必ず口の中と手を清潔な状態にしましょう。

爪が伸びていると歯茎や口内を傷つけてしまう恐れがありますので、爪は短くしておくことが大切です。

まず、下の奥歯の方から前に向かい、歯の付け根から歯茎を人さし指の腹で円を描くようにして軽い力でなでていきます。

そのようにして、歯の外側と内側の両側をマッサージします。

下の歯茎の後は、同様に上の歯茎もマッサージしましょう。

前歯の歯茎の際は、唇を上下にめくり、唇の付け根の方まで指を入れて行ないます。

そして、頬と上あご、下あごとの境部分も上下しっかり行ないましょう。

この歯茎のマッサージは、1回数分を1日1~2回行なうことがおすすめです。

指を使った歯茎マッサージ!口臭予防も期待できる?!

毎日きちんと歯磨きをしていても、口臭が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それは、口臭の原因となる歯周病菌というのは、歯だけではなく、歯茎や舌にも生息しているので、歯を磨いただけでは足りないことが考えられます。

そのため、歯を磨くだけではなく、歯茎や舌も磨くことが必要になります。

舌には意外にも細菌が多くついていると言われています(舌の磨き方については、次章でご紹介します)。

そして、指を使った歯茎のマッサージを行なうことで、血管を刺激し、血液中の赤血球を活性化させて大量の酸素を歯肉へ送れるようにします。

そのようにして歯茎の血行を良くすることにより、歯磨きだけを行なう場合よりも虫歯や歯周病予防・口臭の予防につながりやすくなります。

次章では、歯磨きから歯茎マッサージまでの細かいポイントについてお話ししていきます。

口臭予防向け!指での歯茎マッサージと併せた方法

先ほど、口臭の予防をするためには、舌も磨くことが必要だというお話をしましたが、舌磨きだけではなく、歯磨き・舌磨き・歯茎マッサージまでの各ポイントを一通りご紹介しましょう。

●ていねいに歯を磨く

歯間や歯と歯肉の境部分、奥歯までとていねいに磨いていきましょう。

ポイントとしては、強い力を入れないことです。

ブラシの毛先を前後左右にと細かく動かしていきましょう。

食べかすやゴミが取りきれない場合は、デンタルフロスや歯間ブラシも併用すると良いです。

●舌を磨く

口臭予防にも必要な舌磨きです。

歯だけではなく、舌にも食べかすがついているものです。

舌専用のブラシを使って、舌を傷つけないように軽い力で食べかすをこすり落としましょう。

また、舌の表面には舌苔と呼ばれる細菌でできた苔状のかたまりができることがあり、これが口臭の原因となりますので、こまめに取り除くことを習慣にすると良いでしょう。

●指を使った歯茎マッサージ

歯茎のマッサージの仕方については先述した通りですが、力を入れすぎないようにていねいに行ないましょう。

これらをセットとして毎日続けるとさらに効果が期待できるでしょう。

歯茎のツボ押しで小顔に!?その理由

これまで、指を使った歯茎のマッサージをすることにより、虫歯や歯周病、口臭の予防につながるというお話をしてきました。

しかし、歯茎のマッサージによって期待できる効果はそれだけではありません。

女性には特に嬉しい、「小顔効果やアンチエイジング」の効果も期待できると言われています。

それはどうしてなのでしょうか。

歯茎には、目や内臓・関節などと全身に関わるツボがあり、全身の経路が集まっているのです。

そのため、まんべんなく歯の根元から歯茎をマッサージすることにより、全身に適度な刺激を与えることができます。

そうすることによって、「健康増進・体力増強・リラクゼーション」などの効果まで期待できると言われています。

さらには、肩や首のコリの解消にもつながるともされています。

また、歯茎に刺激を与えることで、顔や口周りのリンパの流れが活性化され、顔のむくみやほほのたるみ、口角の下がりなどが解消できると言われています。

そのため、アンチエイジングの効果が期待できるとされているのです。

小顔やアンチエイジングにつながる歯茎のマッサージの仕方は、基本的には虫歯や歯周病予防のためのマッサージの章でお伝えしたやり方と似ていますが、一通り次章でご紹介します。

指での歯茎マッサージで口内エステ!

それでは、歯茎のマッサージにより小顔効果やアンチエイジングの効果を試したいという方のために、歯茎マッサージによる口内エステのやり方をご紹介します。

1.上側の歯茎をマッサージする

片手で唇を上げておき、人さし指の腹を使って、歯茎や歯肉をくるくるとやさしい軽めの力でマッサージしていきます。

前歯の中央から両側の糸切り歯の所までマッサージしていきましょう。

2.上側の奥歯の歯茎をマッサージする

糸切り歯から奥歯までの歯茎や歯肉をくるくるとマッサージしていきます。

左右、両側行ないましょう。

3.口の内側を奥から手前にのばす

ほうれい線を奥から押し上げるように内側の皮膚をのばしましょう。

下の部分を行なう際は、奥から手前にのばしていきます。

4.親指と人さし指で歯肉を挟む

歯肉を指で挟み、気持ちが良い程度の力加減で歯肉を圧迫しましょう。

同じように全ての歯茎・歯肉を刺激していきます。

このように、毎日5分間の歯茎マッサージを習慣にして、小顔やアンチエイジングの効果を実感できるか試してみてはいかがでしょうか。

歯茎のマッサージにより期待できる効果はたくさん!ぜひお試しを

歯茎をマッサージすることで、虫歯や歯周病、口臭予防につながるというお話をしてきました。

さらには、小顔やアンチエイジングの効果まで期待できるとされている歯茎マッサージですから、試してみようと思われた方は多いのではないでしょうか。

ただ、確実に虫歯や歯周病予防につながるということではありませんので、できるだけ、定期的に歯科検診を受けることもおすすめします。

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