歯磨き後のゆすぎ!ゆすぐのはいつからはじめたらいいの?
歯磨き粉 2019.03.22いつから歯磨き?まずはゆすぐ必要のない方法で!
いつから子どもの歯磨きを始めますか?
「歯が生え始めると歯磨きしないと!」
とみなさん思うかと思いますが、生え始めたばかりの頃は歯ブラシを使っての歯磨きはまだ、必要ありません。
生え始めのお口の中は柔らかく、歯ブラシを使ってこすると痛みのほうが大きいのです。
まして、赤ちゃんはこちらの思い通りにお口を開けてくれません。
歯磨きしたくても、嫌がってさせてくれなくなってしまいます。
無理に口を開けさせて、痛い思いをさせるとかわいそうです。
食べるものも、種類も量も少ないので、ガーゼなど柔らかい布などで出てきた歯を拭いてあげるだけで充分です。
拭くだけなので、ゆすぐ必要もありません。
気になるようでしたら、歯を拭いてあげた後、お水や白湯を飲ませてあげるのも良いでしょう。
寝る前や食後に、「お口を開けて歯磨きをする!」という習慣をつけるために、毎日同じくらいの時間にお掃除するようにしましょう。
子どもは嫌がるかもしれませんが、まずは慣れることが大切です。
早めにゆすぐ練習を!
歯が生えたての頃はゆすぎが必要なお掃除をしないのですが、歯磨きを歯ブラシを使って行う頃にはゆすぐ必要があります。
それまでにゆすげるように練習をしておきましょう。
では、いつから練習をはじめればいいのでしょうか?
練習を始める時期の目安は、コップを使って飲み物を飲めるようになったらです。
コップが使えるようになったら、ゆすぐ練習開始です。
子どもはマネをするのが得意なので、大人がゆすいでいるところを見せてあげましょう。
きっと、自然にゆすぎたがるはずです。
まずは、口に入れた物を吐き出す練習から始めましょう。
普段は吐き出すと怒られるのに、うがいは吐き出していいのですから、子どもは喜んで練習してくれるでしょう。
お水を含んで練習しなければならないので、お風呂でするようにしましょう。
濡れても気にならないので、ストレスなく大きな心で見守ることができますね。
いつから使う?歯ブラシを使って歯磨き!
歯ブラシを使って歯磨きを始めるのは、だいたい上下合わせて4本くらい乳歯が生えた頃です。
あくまでも「いつから歯磨きを始めるか?」という目安ですので、お子様の状態、乳歯の本数などをしっかりみながら始めてください。
上下で4本くらい乳歯が出てくるのは、約1歳頃です。
歯の生える時期は個人差に幅がありますので、正確に1歳というわけではありません。
上下で4本くらいと、歯の本数で見ていただいたほうがいいでしょう。
1歳くらいになるとゆすぐ練習もかなりしやすくなると思います。
ある程度乳歯が生えてくると、離乳食の種類や回数や量、飲み物の種類や量も増えていることでしょう。
お口の中に入ってくるものが増えてくるのです。
汚れもつきやすくなるので、拭き掃除だけでは汚れを取りきることは難しいです。
歯ブラシを使ってしっかり磨いてあげましょう。
また、子ども本人に歯ブラシを持たせるのもいいでしょう。
噛んでしまって磨けてはいませんが、これも習慣付けです。
子どもが持った後に、大人が仕上げ磨きをしてあげてください。
できれば、子ども用と仕上げ磨き用、歯ブラシ2本使い分けてください。
子どもが噛んでしまった歯ブラシは、毛先が広がってしまって狙いが定まらずうまく汚れが落とせません。
分けて使うほうが効率よく歯磨きできるでしょう。
いつからゆすぐ?歯磨き粉を使ったらゆすぎましょう!
いよいよ、歯磨き粉を使っての歯磨きが始まるとゆすぎが必要です。
歯磨きをしている体勢によっては飲み込んでしまうこともあるでしょう。
多少飲み込んでしまうのは仕方のないことです。
練習してもなかなかゆすぐことができないお子様もいらっしゃいます。
そのため、焦る必要はありません。
気長に練習してみましょう。
ゆすぐことが出来なければ、うがい不要の歯磨き粉もあります。
お子様の状態に合わせて、歯磨き粉も選んでください。
歯磨き粉の中には歯を強くする成分が配合されているものがあるので、虫歯予防には効果的です。
ただ、他にもさまざまな成分が配合されているので、しっかりと配合されている成分を確認してから必要な歯磨き粉を選んであげることが大切です。
歯磨き粉を付ける量は歯ブラシの先にほんの少しです。
毛の部分全体にべったりたくさんの量は付けないようにしてください。
うがい不要の歯磨き粉でない限り、歯磨き粉を使い始めるとうがいは必要です。
「いつから歯磨き粉を使っていいの?」
「ゆすぎが上手にできるようになったら!」
と言えるでしょう。
あまりゆすぎすぎないほうが良い?
歯磨き粉の中にフッ素の成分が入っていると、あまりゆすいでしまわないほうがいいのです。
フッ素は、虫歯予防の成分です。
食後のお口の中が酸性になって歯のカルシウムやリンが溶け出すのを防いで、歯を強くしてくれるのです。
歯磨き後、何回もゆすぐと、その成分がすぐにお口の中からなくなってしまいます。
フッ素の成分を残すために、あまりゆすぎきらないほうがいいのです。
お口の中に、多少歯磨き粉の味が残るくらいのゆすぎで大丈夫です。
子ども用のフッ素配合の歯磨き粉なら、子どもが飲み込んでしまっても身体に害のない量で作られているので安心です。
いつからフッ素配合の歯磨き粉を使うかは、お父さんお母さんの判断になりますが、フッ素の他にどんな成分が配合されているのかもしっかり確認してから使うようにしましょう。
フッ素をお口に残すということは、その他の成分もお口に残ることになります。
「お口に残していいのか?」「不要なものは入ってないか?」このようなことを知っておくことは大切です。
ゆすぐ練習はできたら褒める!
子どもにできないことを練習させるのはなかなか大変です。
まして、失敗して洋服やお部屋を汚してしまうと、お母さんも仕事が増えてストレスです。
でも、怒らないでください。
イライラしないでください。
そのイライラや怒りは、子どもにも移ってしまいます。
練習を嫌がるようになってしまいます。
どんなことでも楽しく!
これが1番です。
「歯磨きの後はゆすぐ!」
少しでも上手にできたら大袈裟なくらい褒めてあげましょう。
何かお子様の好きなキャラクターのシールやスタンプを使うのもいいでしょう。
ご褒美作戦です!
1回ゆすげたらシール1枚、スタンプ1つ。
喜んでゆすぐ練習をしてくれるようになれば、作戦成功です。
いつから始めるのか決まりはないので、子どもの状態を見ながらお母さんがいいと思う頃から始めてみてください。
初めては何でも練習!
子どもにとってはあらゆることが初めてのことばかり。
すること全てが初めてで、練習です。
歯磨きもうがいも大切な習慣。
始まりからつまずいてしまうと先が大変です。
歯磨きが大好きな子は少ないでしょう。
好きじゃなくても、嫌いにならないように「しっかり食べたら磨く!」が習慣になるために、自然にできるようにがんばりましょう!