歯石が取れた!正しい歯磨きの仕方であなたの口臭が改善!
虫歯予防 2019.04.18歯磨きで取れるの?口臭の主な原因の歯石とは?
歯石とは歯垢や食べカスなどが歯の表面で固まり、一定期間が経ちそれらが固まったもののことを指します。
歯石を放置してしまうとキツイ口臭や歯周病につながります。
その前段階である歯垢は、どんなに口の中を清潔にしていても1日でかなり歯の表面に付着します。
したがって毎日3回は間隔を空けてこまめに歯磨きをしないといけないのですが、忙しい現代人にとっては中々そうはいかないのでサボった分それらが歯石になります。
一般的には歯石になると歯科の専門家に依頼するしかないと言われてますが、歯石になる前、歯垢の段階であれば正しい歯磨きの仕方で徐々に取り除けます。
歯垢が取れたり、取れなかったりするのは各々の歯磨きの仕方が異なるからなのです。
歯垢が取れた!or取れなかった?間違った歯磨きの仕方
では、次に間違った歯磨きの仕方を紹介します。
1.ゴシゴシ磨く
これよくやっている人いますよね。
特に男の人は力任せにゴシゴシやる人が多いです。
この磨いてる音だけは一丁前な歯磨きの仕方、実はこれはNGです。
歯は雑巾で床を強く拭き汚れが取れたりするのとは違い、脱力しながら小刻みに歯ブラシを動かし汚れを取る必要があります。
ゴシゴシ磨いても取れるのは食べカスくらいです。
また、歯の表面のエナメル質が薄くなり、虫歯などになりやすくなってしまいます。
2.歯の表面だけ磨く
歯は表面だけではありません。
むしろ、裏側の方が歯石の前段階、歯垢などの汚れが溜まりやすいのです。
また歯並びの関係などで裏側は汚れが取りにくい場所も多いので注意が必要です。
表面ばかりを磨いていると、気づいたら裏側では細菌の繁殖が始まってるかもしれません。
3.食後にすぐ磨く
これはみなさんやりがちではないでしょうか?
なんとこれもNGな歯磨きの仕方なのです。
歯はかなり繊細なため食後は少し柔らかい状態になってます。
その状態で磨いてしまうと歯に傷をつけてしまう恐れがあります。
少なくとも食後から30分から40分ほど、時間を開けて歯を磨くようにしましょう。
歯垢がごっそり取れた!適切な歯磨きの仕方
前項では歯石を形成する前の歯垢が取れたり、取れなかったりする間違った歯磨きの仕方を紹介しましたがそれらを踏まえ、次は適切な歯磨きの仕方を紹介します。
1.優しく丁寧に磨く
前述したようにゴシゴシ磨くのはNGなので優しく丁寧に磨きましょう。
歯の部分部分でしっかりと時間をかけて磨くことが大事です
前歯を磨いたり、奥歯を磨いたり歯ブラシが色んなとこに顔を出す磨き方ではなく、前歯なら前歯、奥歯なら奥歯と部位ごとにやるクセをつけていきましょう。
2.デンタルフロスも使う
歯磨きは歯ブラシで歯を磨くことだけを指しているのではありません。
デンタルフロスを使って歯と歯の間を磨くことも含めて歯磨きなのです。
特に歯間は歯垢などが溜まりやすく、普段の歯ブラシを使った歯磨きでもないがしろにしがちです。
また、デンタルフロスを使い歯間を綺麗にすることで口の中で唾液が通りやすくなり、自然と唾液が口の中を掃除してくれるので一石二鳥です。
3.起きた後と寝る前に磨く
前項では食後はすぐに歯を磨くことはNGとありましたが、ベストな時間はいつなのでしょうか?
それは起きた後と寝る前なのです。
唾液は口の中を勝手にお掃除してくれますが、寝ている間は分泌量が減ります。
歯垢はそのタイミングを計るかのように増殖しようとします。
この時間に磨くことがベストと言えるのです。
また、この時間なら忙しい人にとっても磨くことに集中できるのでどちらのことを考慮しても、この時間に磨くことは大事であることが分かります。
歯石が取れたら歯はツルツル?
歯石が取れたら歯はツルツルになるのでしょうか?
もちろんなります。
歯垢などの汚れが取り除かれザラザラした状態からツルツルした状態に変わっていきます。
また、しっかり磨くことによって汚れの膜を除去し、歯垢などをつきにくくすることができます。
歯垢を抑えれば歯石を予防することができますから、歯周病などを予防することにもなります。
歯がツルツルだととても気持ちの良いもので、一定の時間が経ってまた歯の表面に歯垢が溜まると、ツルツルの状態に人間の心理的に戻したくなります。
そうすると好循環が生まれ、結果的に歯磨きをこまめにするようになり歯も綺麗になります。
ツルツルになるだけでここまでの利点があるとは思いもよらないですね。
歯石除去のメリットとは?
歯石が取れたらツルツルになるだけではない、様々なメリットがあります。
1.口内環境を整える
歯石は言ってしまえば細菌のようなものですからしっかりと除去することによって口内環境を整えることできます。
口内環境が整うと口臭の改善にもなります。
自分の口臭の心配が無くなるので、人とも自信を持ってコミュニケーションが取れるようになります。
2.歯周病予防になる
歯の周りの細菌や歯周ポケットの汚れを正しい歯磨きの仕方で取ることで歯周病の予防になります
歯周病に悩んでいる人は現在かなり多いので、これは大きなメリットですね。
歯科医院にいってしまうと高額な医療費が掛かってしまうので自分で歯磨きをして予防することで費用を安くすることができます。
3.歯磨きの時間が短縮される。
これもメリットの一つです。
前項でお伝えした通り、歯石を一度取ってしまえば汚れはつきにくくなります。
そうすると毎日の歯磨きの時間が短縮され、歯の裏側だったり、歯間だったりを程瑛に時間をかけて磨く必要が無くなり、他のことがスムーズになります。
もちろん歯石を除去した後もこまめに歯磨きをする必要はあります。
歯並びが悪い人は歯磨きだけじゃ無理なの?歯石除去で歯医者さん?
歯並びが悪い人は磨きにくい場所であったり、歯垢などの汚れが溜まりやすい場所も自然と増えてきます。
そのような場所は一般的な歯磨きの仕方では汚れを落とすことは不可能になってくるので、歯科医院の受診をおすすめします。
歯の矯正が一番早い手段なのですが、費用のこともありみんながみんな矯正できるとは限りません。
歯石除去であれば5000円前後で済ますことができますし、磨けていない場所なども分かります。
また、歯石除去をしてもらうと歯石が取れた感覚もしっかり残り、すっきりしますよ。
三ヶ月に一回くらいのペースで歯科医院に通えば、簡単に歯の病気になることはないでしょう。
歯科医院を受診するのも一つの手なのではないでしょうか?
歯磨きで一生続く歯に!
ここまで読んでみていかがでしたか?
自分は歯なんかに関心がないという人はここにはいないと思うので、上に挙げた正しい磨き方を実践していただければ幸いです。
歯は身体的側面だけでなく、気持ちやモチベーションなどの精神的側面にも作用をもたらします。
自分の歯は取り替えができないものなので大事にしていきたいですね。